リタイア暮らしは風の吹くまま

古希を迎えて働く奥さんからリタイア。人生の新ステージで
目指すは悠々自適で遊びたくさんの極楽とんぼ的シニア暮らし

ウーバーは病みつきになるマッチングアプリ

2024年02月29日 | 日々の風の吹くまま
2月28日(水曜日)。🌧。きのうの午後に予報通りにべた雪が降り始めて、夜にはルーフデッキに2センチくらい積もったけど、寝る頃には雨交じりになって、けさ起きてみたら普通の雨でデッキの雪はほぼ消滅。今夜はArts Clubの『Father Tartuffe』 のオープニングで、ウーバーで行くつもりだったから、こういう天気だと呼んでもすぐには来れないかなとちょっと気をもんだけど、最短の冬で助かったぁ。

開演の前に6時からレセプションがあるので、ウーバーを呼ぶタイミングを計る必要があって、ときどきグーグルで家からグランヴィルアイランド劇場までの所要時間をチェック。ラッシュアワーとか交通止めとかその時その時の道路の状況に基づく時間が表示されるのでいたって便利。午後の早いうちは40分だったのが、3時半には最速で50分になっていたから、まあ1時間見ておけばいいかな。事前にピックアップの時間を予約する手もあるけど、それだと料金が割増しになるから、行く先を入力して「流して」いる車を表示されるリストから選ぶわけだけど、料金と到着までの時間が表示されるので選り取り見取りと言う感じ。地下2階の駐車場に降りて車を出すのにかかる時間や、行き先で駐車場に止めてから劇場まで歩く時間が省けるのはなおいい。雨が降っている日はもっといい。

我が家の住所はHOMEとして登録してあるし、劇場やレストランその他の需要の多い行き先はデータベースがあるから名前を入力するだけで住所は不要だし、頻繁に利用するところはリストの上の方に表示されるので、指先でチョンっとやるだけでWhere to?(どこまで?)に入力されるから実に簡単。帰り道なんか携帯のGPSで外出中なのがわかるから一番上にHOMEが出て来るところが心憎い。料金や待ち時間を見て車を選んで依頼を確認するとドライバーに連絡が行って、OKだと車とドライバーの写真と名前とナンバープレートの情報と一緒に待ち合わせの場所(客が立っているあたり)を知らせて来て、到着まで何分かという情報と一緒に表示される地図で車の位置が刻々ときがわかるようになっているのはおもしろい。スマホやGPSのIT技術を目いっぱい活用している感じで、いろんな面でタクシーの何倍も便利だし、タクシーよりも快適だし、何よりも自分で運転するストレスから解放されるから、つい病みつきになってしまう。大したもんだと思うな。

☆☆ウーバーが5分で来るので・・・☆☆

お金のことでだけはけんかをしたことがないよね

2024年02月28日 | 日々の風の吹くまま
2月27日(火曜日)。🌤☁❄。降雪警報が出ているのに、起きてみたら信じられないような青空。リビングいっぱいに日が入るおかげで、外は0度なのにヒーターはオフ。雪が降るなんて冗談じゃないのかな。通過中の寒気団と南から入って来る雨雲が鉢合わせをして雪が降るわけだけど、雨雲のタイミングが遅ければ雪が積もり、早ければべちゃ雪になって、普通の雨になるまで道路交通は大混乱。予報によると、午後に雪交じりの雨(またはその逆)で始まり、夜に入って雪、夜中過ぎに気温が急上昇して雨交じりになり、水曜日の朝までには本格的な雨。何とか外れないで欲しいなあ。

今日は午前11時から午後1時の間に洗濯室の乾燥機と排気口の清掃があって在宅していなければならないので、早く来た場合に備えて「10時45分までに戻ります」というメモをドアに貼ってウォーキング。空気は冷たいけどきのうほどの風はないので速足でモールへ。歩きながらカレシにアナタのパスワードを使って個人年金の明細をダウンロードしたよと言ったら、「あ、そう。で、オレの虎の子、いくらあるの」だって。我が家では共働きを始めてからずっと銀行の預金口座を2人の共同名義(自動相続権付き)にして、収入も支出もすべてひとつの財布に統一して来たんだけど、個人年金(RRIF)や非課税預金口座(TFSA)は法的に単独名義制なので、銀行のサイトにログインするには各自がユーザーIDとパスワードを設定するしくみになっていて、ワタシが自分のパスワードでログインすると表示されるのは共同名義の口座と家族カードのあるクレジットカード(3枚全部)と共同名義の投資口座とワタシ名義のRRIFとTFSAだけ。

つまり、ワタシのパスワードで表示される投資口座の総額にはカレシのRRIFとTFSAの残高が含まれていないわけで、家計の全体像を把握することができない。でも、そこはそれ一緒になったその日から銀行口座を共同名義にして来た2人のこと、互いにパスワードを教え合っているから単独名義の口座を「のぞき見」するのは簡単至極。もっとも、カレシは職業柄プライベートでも金勘定をするのは嫌だと家計の管理をワタシに丸投げして来たので、ワタシのアカウントはおろか自分のアカウントにさえログインしたことがないんじゃないかと思う。のんきと言えばのんき、ずぼらと言えばずぼら。もしかしたら、物心ついた時からママが家計を管理していたのを見て育ったせいかもしれないな。初めから今どきの若い共働き夫婦のようにどっちが何をどれだけ負担するかでもめる下地がなかったわけで、だから未だにお金を巡るけんかをしたことがないのかもしれない。何しろ人生ってのは流動的なものだから、生活費の分担を決めるとか、家事の分担と比率させるとかやり始めたら、ライフスタイルが変わるたびに喧嘩する羽目になるんじゃないかな。

そこで、「オレの虎の子はいくらあるの」というカレシの質問に答えてRRIFとTFSAの合計額を教えたら、「へえ、思ったりよりあるな」。そうねえ。ぶっちゃけるとワタシ個人の虎の子はカレシの3倍あるんだけど、年金収入では、2つの国の年金(CPPとOAS)はほぼ同額でもカレシは潤沢な公務員年金(PSP)があるのでワタシの2倍以上。個人年金は2人とも毎年一括して共同名義の投資口座に入れているけど、ワタシのはカレシのほぼ4倍。でも、トニーが運用して稼いでくれた投資益の明細書は2人の連名。そこから引き出したお金は、ワタシのRRIFの額だけど共同名義の当座預金に移したから2人のmad money(遊び資金)として2人とも自由に使っていいお金。ね、年を取るほどに家計の管理が複雑になって来るのよ。ところで、私たち夫婦の金融資産が総額でいくらあるのか聞きたくない?

ゼイキンの季節が来た

2024年02月28日 | 日々の風の吹くまま
2月26日(月曜日)。🌤☀。ちょっと肌に刺すような風があるけど、朝からいい天気。でも、「冬型天気注意報」みたいな何ともヘンな注意報が出ているなあ。明日の夕方までにはべた雪か雪交じりの雨になって、もしかしたら積雪によって夕方のラッシュ時が混乱する可能性ありって。でも、雪が消えかけていた山はまたかなり白くなっているから、あっちの方にさらに雪が降るんだったら言うことなしだけどなあ。

所得税申告の準備をする季節になって、税控除用の領収書を保管しておくファイルフォルダに郵送されて来る書類を放り込んでいるうちにフォルダが膨らんで来たので、カレンダーにフラグが付いていない今日のうちにちょっと整理しておいた方が良さそう。申告そのものは昔勤めていた会計事務所にやってもらっているので、ワタシがおひとり様稼業からリタイアして決算書類を作らなくてもよくなった今は書類さえ完備すれば後はお任せで楽なんだけど、それでも、所得の方は年金の支給明細の他に個人年金や(個人名義や共同名義の)投資益や利子所得の明細書、控除の方はカレシの処方薬や歯科治療、寄付、旅行(医療)保険などの領収書の類といった書類がごちゃごちゃとあって、所得税の申告は個人単位なので、ワタシのもの、カレシのもの、会計士が裁量で振り分ける連名のものに分類しなければならないからますます厄介。

思えば、共働きを始めてからフリーになるまで、所得税の申告は家計を管理してたワタシの仕事で、毎年自分のとカレシの申告書を作って、カレシは自分の分にちゃちゃっとサインするだけ。当時は州税の監査官だったので、税金の話はうんざりだというわけ。まあ、あの頃は2人とも所得は給料と少額の利子くらいのもので、控除と言っても申告書に印刷されているものだけだったから、電卓をポンポンと叩いて数字を出して手書きで記入して、それぞれが申告書にサインして、別々の封筒に入れて、追加納税があれば小切手を同封して、切手を貼ってポストに入れておしまい。そのうちに確認のレターが来て、還付があれば小切手が送られてきたものだった。追加納税にしても還付にしても大した金額じゃなかったし、いたって気楽な時代だったな。

それが様変わりしたのはカレシに押しまくられてフリーランスに「転職」してから。その頃はまだ珍しかった会計ソフトを導入して帳簿を付けていたけど、減価償却する機材がマック(日本語環境)が1台とPCが2台(日本語環境と英語環境)があり、プリンタにファクス機にコピー機にオフィス家具ありで、おまけに想像もしなかった仕事量でひたすらキーを叩く毎日では毎月の貸借対照表と損益計算書を作るのが精いっぱい。所得税申告用の事業所得の計算なんてやってられないと古巣の会計事務所に頼んだ次第だけど、出来上がって来た申告書は40ページを超えるぶ厚いものだったのでびっくり仰天。所得の数字もびっくりものだったけど、納税額は勤めていた頃の年収以上だったからびっくりどころか唖然、茫然。まあ、それほど猛烈にブラックなおひとり様稼業だったってことだけど、あのとき絶好のタイミングで当時のグローバリゼーションの時代の波に乗ってがんばったから今の暮らしがあるわけで、でもそう思ってもやっぱりゼイキンはねえ・・・。




山には雪・・・冬遠からじ?

アイデンティティとは自分という人間を知って受け入れること

2024年02月27日 | 日々の風の吹くまま
2月25日(日曜日)。☁🌥。目覚めは9時ちょっと前。寝るのが遅いから、だいたい8時間眠っている勘定だけど、いいのかな、こんなによく眠っちゃって。元々2人とも夜型で、旧居時代には、カレシがリタイアしてから何年もワタシの仕事のタイミングに合わせてほぼ日本時間で暮らしていたときがあって、就寝は午前4時、起床は正午。冬なんか起きて4時間もすれば日が暮れてしまって、あんまり健康的とは言えない生活だったな。それがマンションに住み替えた日から就寝11時、起床7時になって、マンションの規則で午後10時から午前6時まではQuiet Time(「お静かに」タイム)なのもあってそのまま。少しずつ遅くなり出したのはコロナの辺りからで、今は午前12時半前後に就寝、8時半前後に起床というパターンで落ち着いた感じ。ときどきは夜中にトイレに起きることがあるけど、2人とも朝の目覚めはけっこういいから、このままでいいか。

日曜日の朝はオードリーちゃんをお風呂に入れてから、掃除とウォーキング。思ったより空気が乾燥しているようで、週中に霧吹きをしても金曜日には葉が丸くなって来るので、日曜日の朝にお風呂と言うことになった次第。ボウルに水を入れて逆さまにぽちゃんと入れてから掃除にかかって、モップかけが終わったところで即行でウォーキング。帰って来て、思いついてバルコニーに出して乾かしていた牛の脛の骨を持って来て、オードリーちゃんの新居作り。ミニチュア工房にあったプラスチックのキャップがちょうどよく骨の中に納まったので、カレシのバーミキュライトをほんのちょっぴり失敬して底にパラパラ。お風呂から上げて水を切ったオードリーちゃんをそっと入れたら、エアプランツと乾いた牛の骨という取り合わせが何となくワイルドな感じで、なかなかイケてるじゃないの。オードリーちゃんも葉っぱを広げてうれしそう。



今日の芝居(ファレン・ティモテオのヒット作『Made In Italy』)は午後2時開演のマチネ。きのう、おとといと夜公演をやっていて、明日は次の巡演地サレーに移動するので、ニューウェストミンスターでの最終日はマチネというわけ。セットそのものはたくさんの額縁に覆われた壁というシンプルなものだけど、その額縁が照明とビジュアルを兼ねているので配線とコントロールの設定が大変。舞台の真ん中に巨大なダイニングテーブルがでんっと置いてあって、第2幕ではテレビのタレントサーチ番組のステージにもなる。イタリアの田舎から移民して母国の価値観そのもので生きて来た父親サルヴァトーレと移民2世で自分のアイデンティに悩む息子フランチェスコの葛藤を描いた独り芝居で、前回2回はティモテオの自作自演で観たけど、今回はその時に代役だった若いダニエル・クラリがイタリア料理のコースになぞらえて語られる物語を熱演。父親役の場面ではまだティモテオの極上のエキストラバージンオリーブ油のような味わいに欠けているきらいはあったけど、歌声は張りがあってよかったな。

緊急入院した伯父の許に駆けつけず、そのままタレントサーチに「フランク・マーティン」というありきたりの英語名前で出て『明日に架ける橋』を歌い出し、途中で感極まってイタリア語で歌い出し、歌い終えて「ぼくの名前はフランチェスコ・マンティーニです」と言ってステージを去り、息子と断絶して以来(毎週金曜日の午後6時半にドアのチャイムが鳴るのを待ちつつ)ひとり暮らしだったパパが「どんな物語にも終わりがないとダメなんだ。でないと新しい物語を始められないじゃないか」と客席に語り掛けるところで、ああ、涙が出て来ちゃった。総人口のほぼ4分の1が外国生まれというカナダでは、移民1世、2世の多くが直面するアイデンティの問いは、家族観、世代間の軋轢にも発展しがちな大きな課題。ワタシもいったんは確立していた自分のアイデンティティを「外圧」に揺るがされて苦しんだ時があるから、何度観ても深いところまで共感できるんだと思う。いつか機会があったらぜびまた観たいね、うん。

やっとのことで今日だけは家事もさぼってのんびり

2024年02月26日 | 日々の風の吹くまま
2月24日(土曜日)。☁🌧☁。よく寝たなあ。ワークショップ用の脚本の草稿と格闘しているうちに、あっという間に1週間が過ぎてしまって、、ああ、もう土曜日かぁとため息。今日こそはのんびりと遊ぶぞぉと張り切ってみたけど、カレンダーを見たらのんびりできるのは今日だけという感じだから、家事と名の付くものはランチと晩ご飯のしたく以外はなぁ~んにもやらないっ。

ほんとに、明日の午後は坂の下のアンヴィル劇場でArts Clubの地方公演3作目『Made In Italy』を見に行くし(3度目)、火曜日は洗濯室の乾燥機と排気口の清掃があるし、水曜日はグランヴィルアイランド劇場で先住民のストーリーに脚色した『Father Tartuffe』のオープニングでレセプションがあるし、翌木曜日(2月最後の日!)はワークショップ2回目だし、週明けの月曜日(もう3月!)はArts Clubの来シーズンのラインアップの発表パーティがあるし、木曜日はArts Clubのファンドレイジングのディナーパーティがあるし(ワークショップは欠席)で、またまた忙しい2週間。さらに3月後半にはArts Clubの演劇アーティストの奨学基金の奨学金申込書がどさっと来るから、木曜日ごとのワークショップの脚本読みと月末のスタンリー劇場でオープニング(今シーズン何作目だっけ?)の合間を縫って全部に目を通して、4月第1週に予定の選考委員会までに候補者リスト作り。はあ、弥生3月はライオンのようにやって来て、そのまま怒涛の如く駆け抜けて行くみたい。

カレンダーにはカラフルなフラグがペタペタ貼ってあるけど、同時にフラグを貼っていない食事洗濯掃除に家計の管理といった家事があるんだよなぁ。カレシと一緒になってから49年、共働きでやって来たけど、家事と家計管理はずっとワタシの仕事で、今どきのカップルを悩ませているらしい分担なんて話し合ったことがない。異国で万一1人ぼっちになってもやって行ける基盤を固めるというのがワタシ個人の基本方針で、1人暮らしなら当然家事は全部自分でやるんだからと、そうしただけの話。カレシと2人でも必ずしも家事の量が2倍になるわけじゃないから、料理は毎日、掃除と洗濯は週一、家計管理は適宜でうまくやって来れたってこと。

小町横丁には家事や家計の分担でもめたり、不平不満を抱えているカップルがたくさんいるようだけど、学校の給食当番や掃除当番じゃあるまいし、人間の生活条件や日常はいつも流動的なんだから、初めから細かく分担を決めようというのが間違いのもと。ワタシはおひとり様稼業になってからはワンオペの家事と同時に仕事もワンオペ営業で1日24時間じゃとっても足りなかったけど、それができたのは便利なものが溢れていない時代にフルタイムで共働きしながら、家事も育児もワンオペで3人の息子を育て上げたカレシママというお手本があったから。そのママの息子であるカレシは生まれつき不器用な上に注意力散漫だから家事はからきしダメ。まあそれでも、マンションに住み替えてからは何の風の吹き回しか、自発的に朝ご飯のセットや2つあるバスルームの掃除をするようになって、最近はゴミ出しや嵩張る買い物のときに手を貸してくれるようになったのは進歩と言えるな。ま、今日はどっぷりクロスワードにでも浸って過ごそうっと。

徹底的にのんびりするつもりだったけど

2024年02月24日 | 日々の風の吹くまま
2月23日(金曜日)。🌤☁。今日も起床9時。日の出が7時ちょっと過ぎと早くなったので、この時間にはもうかなり日が高くなっていて、リビングはぽかぽか。でも、週末(ってつまり明日とあさって)は雨になって、最低気温もぐんと下がるので、もしかしたら月曜日の夜にはべた雪が降るかもなんて言っている。ちらちらする程度ならいいけど、雪を降らせるんだったら、山の方でやってくれないかなあ。必要とされているんだから、降らせ甲斐があるってもんじゃない?

今日は徹底的にのんびりしようと思っていたら、ワークショップの講師のシドニーから全員宛のメール。最終日を除いた6回を3ラウンドに分けて、さらに(実際にはゆうべ欠席が2人いたので)8人のメンバーを各ラウンドの前半と後半の2つのブロックに分けてディスカッションをするので、脚本なりメモなり構想案なりを最高10ページにまとめて、添付した予定表に従って自分のラウンドの前の金曜日までに全員宛てに送るようにと言う指示。よく見たらワタシはネイサンとトフとペイジというプロと一緒のブロックで、29日の第1ラウンド前半に入っていて、提出期限は金曜日がきのうの今日なので月曜日となっているじゃないの。ひゃっ、タイヘン。

ということで、また草稿のファイルを開いて、まずはきのう入れ忘れたページ番号を入力してから、メインステージと奥のひな壇でやり取りがある場とか、回想が多いのでひとつの場でも2つの異なる時空間があるとか、さらには時空間を超えて対話する場があるとか、とかくややこしいので、実話の劇化にあたって研究会がまとめて出版した資料集のページをめくりながら、場面を切り替える時のト書きを今一度点検。食い違いがないのを確かめてから改めてPDF形式のファイルを作って、とこれだけで結局午後いっぱいかかってしまった。あぁ~あ、肩がこっちゃったぁ。でも、ひとつのことに没頭すると言うのは意外と精神的なリラックス効果があるみたい。ワークショップの仲間全員にファイルを送って、第1ラウンドは第1幕第1場から5場まで、場の構成やト書きについてフィードバックをお願いしまぁ~す。

夜になっておとといのドロシーからのメールに返信。ワタシが日本語訳して東京の先生に送った作品がマニトバ州ウィニペグで29日に開演するということで、日本での状況として東京の先生が秋から病気だったこと、今は回復中で体力が戻ったら送った原稿を読んで、上演に適した劇団に紹介してくださることになっていると報告。見通しが明るくなって来たから、早くコロナの後遺症を振り払ってEvereadyのエナジャイザーうさぎみたいに前進、前進で行こうねと書いて、うるう年のうるう日の開演は幸先がいいと言っていたので、ワタシも今年は星占いも干支も華々しい年になると言っているので、幸運という追い風を動機づけのエネルギーにしてがんばりまぁ~す。英語訳と再編成に取り組んでいた作品も、きのうからArts Clubのワークショップでプロに交じって完成に向けての勉強が始まったのよと報告。厳寒の地でウィンターペグとあだ名されるウィニペグではマイナス10度とかマイナス20度という予報らしいので、気を付けて行ってらっしゃい。公演が大成功になるようにと、Break a leg!と演劇界のおまじないの挨拶。明日こそはのぉ~んびりしようっと。はあ・・・。

ワークショップが始まってみたら周りはプロばかり

2024年02月23日 | 日々の風の吹くまま
2月22日(木曜日)。🌧☁⛅🌤。ぐっすり眠って起床9時。今日は超忙しいってのにのんきな話だけど、きっと脳みそがくたびれてるんだろうな。とにかく、朝ご飯が済んだらオフィスに直行して、コンピューターを立ち上げて、脚本草稿のファイルをオープン。きのうやっとThe Endまで行ったので、今日はほんとにト書きを中心に最後の最後の見直し。と言いながら、このセリフはこうした方がいいかなとか、あ、スペルが間違ってるとか。やり出したら終わりがないから困ったもんだ。

いつもの時間にウォーキングに行って来て、またちょっと手を入れて、ランチを食べて、後はとにかく必死で、2時頃にやっと草稿第1版が完成。後は印刷するだけにしておいて、とりあえず買い物。薬局に行ってカレシの処方薬のうちのベータブロッカーだけでももらってこようと思っていたら、さてと言うところでスーパーの薬局から電話があって、カレシが「女房が今買い物に行くところなのでよろしく」と言っているところを見るとシャサヴァン先生が新しい処方箋を送ってくれたんだ。勇んで買い物に行って、まずは奥の薬局へ直行。土曜日に処方箋が届いていたベータブロッカーときのう処方箋を送ってくれたらしい2種類を一緒の袋に入れてくれていたので大感激の大感謝。

切らした牛乳やジュースや何やら重たい液体ものをたくさん買い込んで超特急で帰って来て、草稿を印刷しながら晩ご飯の算段。初日だから内容までは見ないだろうけど、申込書に草稿があると書いちゃった手前、見せるものがないとね。雨も上がって、何やらおもしろい雲がふわふわと浮かんで来て、マティニを片手に写真を撮りまくって、しばしのひと息。はあ・・・。






建設クレーンの数がすごい

午後6時、ワークショップがオープン。ズームの教室に集まったのは男女3人ずつ6人と講師のシドニーとアシスタントのアシュリー。男性組はネイサンは劇作家協会の作品を登録しているし、トフも雑誌のライターを生業として来たプロで、もう1人のアルフレードはメキシコとカナダの映画学校の卒業生(ダークなコメディを書きたいそうな)。女性組はペイジが役者で劇作に進みたい人、ミケイラは青少年の演劇に関わっている人。女性組にはもう1人いるんだけど、この人も役者で今夜は出演している芝居のオープニングで欠席。つまり、ワタシ以外はみぃ~んな現役プロじゃないの。うはっ、刺激的過ぎてアドレナリンがばんばん出て来そう。まあ、相手が誰でも物怖じしないのが劇場ねずみのワタシだから、がんばろぉ。明日はドロシーにメールを書いて報告しなくちゃ。

何かと寄り道があったけど、いざ前進

2024年02月22日 | 日々の風の吹くまま
2月21日(水曜日)。🌧☁🌧。カレシに突かれて目を覚ましたら、もう8時半。ぐっすり眠ってしまったなあ。きのうは脚本草稿の仕上げにがんぱったから、脳みそが疲れていたのかな。今日もぱっとしない天気だけど、今日はホームストレッチ。雨なんか降りたいだけ降ってくれていいからね。

雨がしょぼつく中をウォーキングに行って帰って来たら、Arts Clubの教育部門でコーディネータをしているミケンジ―からメール。明日のワークショップ第1回は予定通りに午後6時から8時まで。ズームのリンクが貼ってあって、持って来るものリストには飲み水、ペンと紙、そして「みなさんのパーソナリティとすばらしいアイデア」。何だか楽しいクラスになりそうだな。腕まくりして草稿を仕上げて印刷しておかなくちゃ。あ、授業に使うラップトップを立ち上げて、バッテリやアップデートをチェックしておかなくちゃ。よし、きのう冷蔵庫に入れておいた鶏がらボーンブロスを小分けして冷凍して、ランチが済んだら、後は晩ご飯の自宅まで草稿の仕上げに猛進と行こう。

ランチが終わってメールをチェックしたら、あは、日本語訳した戯曲の作者のドロシーからメール。開いてみると、「クリスマスメールをもらったのに返事をしないでごめんなさい、コロナの後遺症でずっと具合が悪かったの」という内容。うはあ。でも、だいぶ回復して、来週はウィニペグで作品が上演されるのでオープニングに行って来ると書いてあっって、ほっ。来月はバンクーバーで青少年向けに書いたミュージカル作品が上演されることになっているし、忙しくなることで回復が早まればそれに越したことはないね。明日メールを書いて送ろうっと。ドロシーのメールで横道に逸れたついでに、Arts Clubのアリシアに、来シーズンのサブスクリプション更新の確認メールが来ていないし、クレジットカードにも請求が上がって来ていないんだけど、更新のページが機能しているようなのでこっちからやった方がいい?とメールしたら、「こっちのシステムの不具合だから、更新のボタンをクリックしちゃダメ。すぐにチェックして確認するから、メールが行ったら知らせてね」。はぁい。アリシアの魔法の杖のおかげで1時間もかからずに今度は更新の確認メールが飛んで来て、銀行のサイトでクレジットカードをチェックしたら、あ、来てるっ。さっそく来たよぉ~とメールして、今日のやることはおしまい。

では、脚本草稿の仕上げに猛進。残り時間は今日の午後、夜、そして明日の午後。残すは第2幕の後半。わき目もふらずに行こうじゃないの。外はかなりの雨。よぉし・・・。

舞台の上では右と左が反対でややこしい

2024年02月21日 | 日々の風の吹くまま
2月20日(火曜日)。🌧☁。雨の連休明け。今日はマンションの受電設備の清掃と点検で朝の9時から夕方5時まで停電する日だったんだけど、隣の医療ビルのテナントにオーナーからの通知が行ってなかったと言うことで作業をする市の電気事業部にキャンセルされたので、すべて平常通り。どこかに遊びに出かけるつもりだったから、雨の今日はキャンセルされて上々。普通に朝ご飯を食べて、ウォーキングに行って来て、朝に出来上がっていた鶏がらのボーンブロスを漉して冷蔵庫に入れる処理をして、ランチの時間・・・。


久しぶりに揚げたヒレカツに台湾キャベツと大根おろしとゆず醤油を添えて・・・

今日のランチは残り物のヒレカツとキャベツで「とんかつドッグ」

ランチが終わったら、今日こそはと脚本の草稿の見直しとワークショップ用のファイルの仕上げに没頭。ズームでのワークショップはあさっての夜だから、もう待ったなし。おとといの夜にメロドラマ過ぎてピッチが緩んだ感じだった最後の2場の扱いに悩んだ挙句にメロドラマっぽい場をカットして何とかTHE ENDに到達して、きのうの夜にやっと頭からの見直しを始めて、今日は英語の演劇用語を調べまくりながらのト書きの手直し。カナダの舞台には多すぎる登場人物の数をバッサリと減らして、脇役を古代ギリシャ劇のコロスに倣った仮面姿のアンサンブルにまとめて、おまけに主要人物を引き立たせるために舞台の奥を一段高くしたので、場ごとの主要人物とアンサンブルの配置や多過ぎる脇役を数人のアンサンブルに割り振るのがひと仕事。でも、舞台風景をイメージしながらやっているとすごい勉強になるから、髪の毛のむしり甲斐もあると言うもの。

それで今日は登場人物や舞台装置の設定、(実話がベースなので)歴史的な背景の説明を加えて脚本としての体裁を整えてから、頭に戻ってト書きの手直し。日本から持って来た原作の脚本には誰が舞台のどっちから登場してどっちに退場するといった説明がないので、ここはワタシの独壇場なんだけど、調べてみたら日本の舞台と欧米の舞台ではかなりの違いがあって、いやぁ、タイヘンだぁ。付け焼き刃ながら、upstageは日本の舞台の「奥」でupstage right、upstage、upstage leftに3分、downstageは「面」で同様にdownstage right、downstage、downstage leftに3分。さらにこっちの舞台では奥と面の間に単にstageと呼ぶ領域があって、stage right、centre stage、stage leftに3分されているので全部で9区画と言う感じ。ただし、舞台の役者から見ての右、中、左なので、観客席から見るとcentre rightは舞台の左側でleftが右側ということになるからややこしい。

さらに、日本では観客席から見て右側が「上手」で上座、左側が「下手」で下座となっているけど、欧米の舞台では左側(right)が上座で右側(left)は下座と全く逆。なぜかと言うと、欧米の言語は横書きの文章を左から右へ読むので、状況の把握も脳内で自然に左から右へ流れるからなんだそうで、その視点から考えると、本来縦書きの日本語は文章を右から左へ読むから、日本の舞台では右側が上座と言うことになるんだろうとナットク。でも、欧米の戯曲の日本語訳版を上演するとしたら、上座と下座の逆転をどう扱うんだろうな。翻訳の段階で逆転させておいたら、大事な場面が自然に日本語の思考の流れに乗れて、観客席で見ている人の共鳴や理解を得られやすくなるのかな。だとしたら、日本の戯曲の英語訳版を舞台に乗せる場合もそうだろうな。でも、そのあたりはもう演出家の裁量の領域じゃないかと思う。やれやれ、勉強することが雪崩のように押し寄せて来て、草稿の仕上げはまったなしなのにもう・・・。


頭の中はこんな感じ・・・?

高齢者の医療と介護の問題はどこでも同じだね

2024年02月21日 | 日々の風の吹くまま
2月19日(月曜日)。☀🌥☁🌧。三連休の最終日。何だかますます静かと言う感じ。目が覚めたらもう9時で、ぐっすり眠ったという気分。きのうはかなり良く働いたから疲れていたのかな。それとも、脚本草稿が仕上がったもので安心して気が抜けたのかな。でもまあ、よく眠れるのにこしたことはないよね。

ウォーキングから帰って来て、きのう冷蔵庫に入れておいたボーンブロスの脂を取って小分けして冷凍。白く固まって板のようになっている脂は厚さが2ミリくらい。端っこに指先を突っ込んでそっと持ち上げると3分の1が割れて取れたので、同じ要領で残りもきれいに除去。温かいうちに浮いている脂をお玉か何かですくい取ろうとすると、せっかくのブロスもお玉に入ってしまうのでもったいないということで冷蔵庫で固める手を思いついたわけだけど、いや、妙案だったな。脂を取ってしまったら、ブロスをジップロックのフリーザーバッグ4袋に小分けして冷凍庫へ。次は鶏がらのボーンブロスの番・・・。



午後早めにミニショッピング。月曜日は、週末のうちに売り切れてまだ入荷していないというものがよくあるし、野菜類なんかもちょっとン?な状態になっていたりするので、買い出しはしない日。今日は牛乳とバナナとカレシご所望のホワイトマッシュルーム(しなびていなければ)。カレシのスタチンとPPIの処方が90日分残っているので、土曜日にシャサヴァン先生がファックスしてくれたはずのメトプロロールと一緒に出してもらうつもりで薬局で注文。ところが、「スラニナ先生のライセンスが無効になっているので出せません」。あらら。スラニナ先生はアルバータ州に移ってしまって、今はエドモントンで開業しているのでもうこっちには来ないんです。「ああ、それでBC州のライセンスをキャンセルしたんですね」。まあ、どちらも毎日服用しないから90日分と言っても実際は倍以上もつので、その間にライセンスが無効になってしまったというわけか。今は同じクリニックのシャサヴァン先生が家庭医なんですがと言ったら「それではこちらからクリニックにファックスを送って薬を出してもいいかどうか確認しますけど、一応そちらからも問い合わせてみてください」。はぁい。まだ1ヵ月分くらい残っているから、まあ急ぐことはないけど・・・。

買い物から帰って来たら、同じフロアのクリスとエレベーターで一緒。新築の時からエレベーター前の1LDKに住んでいたクリスとカーラは近々部屋を売りに出すことにしていて、すでに引越し先に移って部屋の整理をしているところ。今は壁のペンキ塗りの最中だそうで、「まだ修理するところもあるし」とクリス。双方のお母さんが同時に介護が必要になって、川向こうのデルタに住むカーラの妹がひとりで暮らしている家に2人とも引き取ってカーラと2人で世話をしようと言って来たんだそうな。母親同士は仲がいいそうで、いっそカーラも同居すれば介護しやすくなるということで、家の半地下にある貸し部屋にカーラとクリスが引っ越すと言うことになったらしい。クリスは「ここが好きだから引っ越したくはないけど、カーラと妹でそれが最適だと決めたことなんでね」としょげていたけど、やさしい人だねえ。将来戻って来れるように売らないで賃貸に出したらいいのにと言ったら「年寄り2人のめんどうをみるので手一杯だよ」。エレベーターが止まったので、これで最後と言う日には私たちのところに寄ってちょうだい、さよならの一杯をやりたいからとクリスに言って、じゃあね。親の介護の問題が思ったより身近なものなんだと知った会話だった。

連休中日の日曜日は家事三昧で日が暮れて

2024年02月19日 | 日々の風の吹くまま
2月18日(日曜日)。🌥☁。連休中日の日曜日。天気は下り坂の気配。ゆうべからことことやっていたスロークッカーのボーンブロスはちょうど起きた頃にタイマーがアップ。蓋を持ち上げると、うふ、とってもいい匂い。骨を転がしたらとろとろになった骨髄が出て来て、すごくリッチな匂いがふわり。ググったところでは、骨髄にはビタミンA、ビタミンB2とB12、ビタミンEの他にオメガ3とオメガ6、ミネラルやカルシウム、鉄分、セレン、亜鉛、さらにはコラーゲン、グルコサミンやコンドロイチンと栄養分のオンパレードらしいからすごい。だからと言ってがぶ飲みすればいいってもんじゃないと思うけど。

日曜日はもちろん掃除の日。まずは葉っぱがちょぴりカールし始めていたオードリーちゃんをお風呂に入れて、いつもの手順でダスターをかけて、箒で掃いて、掃除機をかけて、モップかけ。右手の中指が痛むので、けっこう重い掃除機の操作に苦労して、さらにはモップを握るのにも苦労して、イテイテと言いながらも11時過ぎには完了。けっこう汗だくになったけど、そのままウォーキングシューズを履いて、カーディガンジャケットを羽織ってウォーキングに行ったら、連休のモールは閑散としていて静かなもの。修理中のエスカレーターはまだ修理中だし、2階にある空きオフィスの内装工事も休み。人がいるのを見たことがないインテリアデザイナーのオフィスは賃料の不払いのようで、督促の通知らしい紙がべたべた。そのうちに強制的に立ち退きってことになるのかな。このフロアは医療や福祉関係のオフィスや保育園が主なテナントだから、マンションの売り出しで買い手にアピールするインテリアを演出するステージングと言うビジネスには不向きだったのかもしれないな。

ウォーキングから帰って来ればすぐにランチの時間。今日は鶏がらのボーンブロスと茹でたもも肉(ゆで汁はスープに追加)と野菜の熱々チキンスープ。定番のニンジン、セロリ、玉ねぎ、タイムに今日はアスパラガスとファヒータ用に切ってある赤、黄色、グリーンの冷凍ピーマン。その時に冷蔵庫にある野菜を放り込むから、同じスープにはならないのがいいところ。スープができ上る前にオードリーちゃんをお風呂から上げて、水気を切って元の貝殻にちょん。ランチの後はボーンブロスを漉して大きな容器に入れる作業。冷ましてひと晩冷蔵庫に入れておくと脂が表面に浮いて白く固まるのですくい取りやすい。脂は骨と骨髄だけだからそんなに出ないし、栄養があってヘルシーと言う話だけど、脂の味そのものがねえ。骨髄が抜けた骨はおもしろい形になって、将来オードリーちゃんが大きくなって貝殻に収まらなくなったときに使えそうなので、よく洗ってバルコニーで乾燥。何でも突飛な再利用を思いつくのがワタシのくせ・・・。




ランチの後はシャワーで汗を流して洗濯。バルコニーの棚に骨を並べたついでにごちゃごちゃとあるプランターをのぞいてみたら、あら、何やら緑色の葉がちらほらと3本伸びているのがある。クロッカスかな。それともミニ水仙かな。チューリップにしては小さいな。去年は何を植えてあったのかまったく思い出せないから、春のサプライズだな。空気はまだちょっと冷たいし、朝方の気温は1度とか2度だけど、日中は10度くらいまで上がるから、このまま育ってくれるかな。カレシの行き当たりばったり式の園芸はいつもサプライズが満載。はて、どんな花が咲くのか楽しみ。乾いた洗濯物をたたんでしまうまで、静かな、静かな日曜日は家事に時間を取られっぱなしで、脚本草稿の最後の2場の仕上げに取りかかったのは晩ご飯の後。ワークショップが始まるのは木曜日。はあ、忙しいこっちゃ・・・。

意味不明の三連休初日の土曜日

2024年02月18日 | 日々の風の吹くまま
2月17日(土曜日)。🌥☁🌥。静かな、静かな連休初日。バンクーバー島と本土の間を往来するフェリーはきのうの夕方がピークだったそうだから、出かける人たちは早々と仕事を切り上げて出かけちゃったと言うことかな。昔、勤めていた頃には三連休前の金曜日の朝い出勤してみんな開口一番に「今日は何時以降帰っていいんですかぁ」。気の利く人が人事部に行って聞いてくれるから、昼休みの前にはもう「3時以降に帰ってよろしい」(給料はちゃんともらえる)というニュースがオフィス中に伝わっていて、3時を過ぎると残っているのは役職者や仕事の手を離せない人ばかり。今も連休前の金曜日は午後のラッシュが始まるのが早いのは未だにそういうのんきな慣習が残っているってことかな。

今日はカレシの電話診療の予約が10時20分に入っていて、10時からのレッスンがキャンセルになったのでのんびり。シャサヴァン先生からの電話が10時5分過ぎに来て、βブロッカー(メトプロロール)の処方箋をもらうだけなので、「診療」は3分もかからずにおしまい。処方箋は行きつけのスーパーの薬局にファックスされるので、次の買い物のときにもらえばいいから便利。早く終わったのですぐにウォーキングに行って来て、ワタシは朝の直射日光がエアプランツのオードリーちゃんを直撃しないようにする「衝立」を作ることを思いついて、即行でミニチュア工房に行って工作。使い残しのクリスマスカードに四角い窓を開けて、半透明のビニールシートを貼りつけて、切り抜いた紙で内側を補強して、強力な透明テープを枠全体に貼っただけの簡単なものだけど、寝る前にオードリーちゃんの前に立てておけば朝日が当たっても大丈夫。真夏はブラインドを下ろして寝るので不要だから、その間にミニチュアの材料で見栄えのするものを作ってあげようかな。



午後はきのう案内メールが来ていたマンション管理組合の年次総会の書類を管理会社の専用サイトからダウンロードして一読。議決が必要な案件は高層棟と低層棟の間にある中庭を囲むフェンスの改修で、今あるものをもっと高くして敷地内への不法侵入を防ごうと言うもの。セキュリティの改善が目的だから否決されることはないだろうな。年次総会の一番の関心事はもちろん管理費が含まれる運営予算で、去年は10%近く上がったけど、今年は5.9%アップして約1億3千万円で、月々の管理費も5.9%アップ。管理費は単位面積あたりの基本レートに各戸の専有面積をかけて算定するので、一覧表によると一番小さい部屋なら月額2万5千円ほどだけど、上から4番目の広さの我が家は予想していた10万円の大台にあと一歩の金額。それでも、公的年金の合計の17%くらいで、水道ガス給湯ごみ収集の料金を含めての金額だからまあまあというところかな。(賃貸なら家賃が低めのニューウェストミンスターでもあまり広くない3LDKが35万円以上しているらしい。)年次総会は3月5日だけど、去年と同様に代理委任状ですましちゃおうか。

夜は牛の脛のボーンブロスの仕込み。ヴィクターの店から買って来たごっつい骨の輪切りを2個とにんじん、セロリ、玉ねぎ、にんにく、ベイリーフ、りんご酢少々で、今回はスロークッカーで夜通しことこと。牛のボーンブロスで作るフレンチオニオンスープは病みつきになるほどおいしいんだけど、ブロス自体が栄養豊富ということで最近スーパーフードとしてセレブの間で殊の外もてはやされているらしい。ググって見ると、美肌効果があるとか、ダイエット効果があるとか、関節痛を緩和するとか、整腸作用があるとか、視力の維持にも効果があるとか、英語版ではmay(かもしれない)で始まる効能がずらり。へえ。でもまあ、ボーンブロスで作ったおいしいスープで身も心もほかほかした気分になれる「シアワセ効果」は100%保証だから最高・・・。

三連休の前の金曜日で・・・

2024年02月17日 | 日々の風の吹くまま
2月16日(金曜日)。☀🌥。今日は普通に目が覚めた。やれやれ。きのうの買い出しで重いショッピングトロリーを引っ張ったせいか、6時半ごろに股関節と膝が痛くて目が覚めたけど、すぐに寝てしまって起きた時にはもうどうってことはなかったのであっさりと忘却の彼方。ワタシだって高齢者だからいろいろと一人前に故障が起きるんだよね。すっかり忘れてたけど、この週末は月曜日が年末年始のホリデイシーズンの後は3月末か4月の復活祭まで連休がないのは何たらかんたらという、いかにも左巻きな発想でできた「ファミリーディ」の三連休。あちこちで「家族揃って楽しむ」というこじつけっぽいイベントがあるみたいだけど、我が家は平日も週末も連休も関係ないの。

のんびりと朝ご飯を食べながら、きのう買い出しに行ったスーパーでのドラマをカレシに話して聞かせて大笑い。車輪付きのレジかごがいっぱいになって並んだら、前の前の客(若いカップル?)がカードで払うのがうまく行かないようで、スタッフ2人がかりで四苦八苦。挙句にワタシの前で品物をレジ台に並べて待っていたおじいさんとワタシに「ちょっとかかりそうなので隣のレジに行ってください」。ワタシはさっと隣のレジに移動したけど、おじいさんは品物をレジかごに入れ直して、それをウォーカー代わりにしていたらしいカートに入れてからワタシの後ろに。あっちでワタシの前だったからどうぞお先にと言ったら、ぶっきらぼうに「おかまいなく」。あなたの方が品物が少ないんだから、お先にどうぞと言ったら「いいんだよ、もう」。お先にどうぞ、おかまいなくの押し問答のあげく、じゃあ先に行っていただきますねっと強引におじいさんの後ろに回って、はい、レジが空きますよ、どぉ~ぞ。おじいちゃんは「いいよ。レディファーストだから」。そんなのワタシは信じてないのと言ったら、根負けしたおじいさんが「助かるよ。ありがとうね」とにっこり。それにしても頑固なおじいちゃん、たぶん待ちくたびれてへそを曲げちゃってたんだろうな。

天気がいいのにつられて、ランチの後できのうSave-On-Foodsになかったネギを買いにモールの中の青果屋Kin’sへひとっ走り。めずらしく台湾キャベツがあったのでついでにゲット。ついでのついでに衣料品店に入って、けさウォーキングの帰りに見かけたちょっとすてきなセーターを買おうか買うまいか。ワタシのサイズだったけどセーターじゃなくてカーディガンだったのでアウト。ぶらぶらとモールの端でSave-On-Foodsの上にあるWalmartに行って、カレシのセーターを修理する糸やポストイットなど小さいものをレジかごに入れて、そういえば印刷用紙が少なくなっていたなと500枚のパックを入れて、そのまま食品売り場の野菜のセクションでオクラとコリアンダーとレモンも。ネギを買うだけのはずがトートバッグはずっしりと重くなってしまったけど、最近よく見かけるようになった大根が、Save-On-Foodsのはひょろりと長くて、Kin’sのは太くて長くて、Walmartのは太くて短い超メタボと、3つのスーパーで全然違ったのは新発見。まったく違うところから仕入れているんだろうな。

まあ、田舎っぽいモールでは「衝動買い」もせいぜいこんなもんだけど、たまには普段行かない店を覗いてみるのもいいもんだな。帰って来てメールをチェックしていたら、マンションの管理会社から「20日に予定の停電は延期」というお知らせ。マンションの受電設備の清掃と点検で、朝の9時から夕方5時まで全館が停電することになっていたけど、同じ受電設備に接続している隣の古ぼけた医療ビルのオーナー会社(リッチモンド市にある中国人系の不動産会社らしい)がテナントに十分な事前通知をしていなかったということで。ニューウェストミンスター市の電力事業部にキャンセルされたんだそうな。マンションの管理会社は3ヵ月も前から予告していたのに、いい加減な話。マンションの方はエレベーターや非常灯を非常用発電機に切り替えるだけでいいけど、あっちはクリニックや医療検査所が入っているビルだから、停電したら業務ができないだけじゃなくて、予約を変更される患者がたくさん出るわけで、3ヵ月の事前通知でも大変だろうと思うけどね。まあ、大きなモールかダウンタウンで時間をつぶそうかと話していた私たちはどこへも行かずに普通の生活ができるからいいけど、何だか最近は人間のやることが「ずさん」になったなあという感じがするなあ・・・。

テクノロジーはめんどくさくなるばかり

2024年02月17日 | 日々の風の吹くまま
2月15日(木曜日)。☁⛅🌤☁。寝坊するつもりだったのに8時を過ぎたところで右足に猛烈なこむら返り。ふくらはぎのずっと下の方で、足の指の辺りまでが突っ張った感じで痛いの何のって、飛び起きてそろりそろりと歩き回ったけどなかなか緩んでくれない。収まったかなあと思ってベッドに戻ろうとすればまたカッキィ~ンと突っ張って、いったぁ~いっ。びっこを引きながら歩き回っているうちにカレシが目を覚ましたので、結局そのまま起きてしまった。ああ、もう・・・。

きのうの芝居はちょっと趣向が変わっていておもしろかった。電車で行けるBMOセンターのニューモント劇場は250席ほどの小さいところで、ステージも客席も自在に配置を変えられるように設計されていて、実験的な作品を上演するのにぴったり。観客参加型の独り芝居ということで、『Every Brilliant Thing』の「舞台」は中央に何枚か敷いたエリアラグで、客席はそれを囲むように四方に配置してあって、小道具は小さいテーブルとスツール1脚だけ。重いうつ病で自殺未遂を繰り返す母親のために7歳で書き始めた「すばらしいこと」リストを成長の過程を通じて膨らませて行くというテーマで、開演前に主演者が客席のあちこちを回って番号の付いた「すばらしいこと」の紙きれを配り、芝居が進む中で番号を呼ばれた客が読み上げ、そこから話を紡いで行くと言う趣向。子供や父親、恋人、カウンセラーなどの役を振られた客もいて即興での応答に奮闘。上演時間は1時間ちょっとで、劇場を出たのが9時だったので、駅に向かう途中のおしゃれな酒屋に寄ってプリマスジン3本を仕入れて2人ともご機嫌。

今日はまずArts ClubのVIPアドレス(コンシエルジュ)に問合せメール。月決めの寄付をクレジットカードでの自動支払いにしてあるんだけど、2月分がまだに上がって来ないのはどぉ~して?ほどなくして担当のアリシアから「今年も継続するかどうか確認しないで打ち切りにしてた。ごめんね!」」という返事。あらら。黙っていても継続するもんだと思ってたのよと言ったら、「じゃあ3月分から再開ということにする?」と返って来たので、いや、2月に戻って3月1日に2ヵ月分、4月からはまた平常の月額ってことにしてちょうだい。で、ついでだからと、来月やるつもりだった来シーズンのサブスクリプションの更新をやってしまうことにして、アリシアにスタンリー劇場もグランヴィルアイランド劇場も今シーズンと同じ席を確保しておいてね。

Arts Clubのシーズンは9月から始まるんだけど、サブスクリプションの売り出しはいつも今ごろ。リピーターを優先するので、新シーズンのラインアップを発表する前日までは前シーズンの座席がそのままだから、帰る気がなければ案内メールの「更新」のボタンをクリックして、表示されたフォームの下の「更新」ボタンをクリックするだけで簡単に済んでしまう・・・はずなんだけど、あら、エラーが出てばかりで、「ウェブサイトに不具合が発生しました」って何なのよ、もう。しょうがないからまたアリシアにメールして、代理で更新してちょうだぁ~い。アリシアからは「同じ席で更新完了。他にもエラーの報告があったのでシステムと相談するからスクショ送ってくれる?」ということで、さっそく更新のページにアクセスしたら、あら、何なの、これ?何度やってもちゃんと表示されるじゃないの。さっそくアリシアに報告して、あなた、魔法の杖を持ってるんでしょ?やれやれ、テクノロジーはどんどんめんどうくさくなるばかり・・・。

バレンタインデイ~ロマンスは年令を問わず

2024年02月16日 | 日々の風の吹くまま
2月14日(水曜日)。🌤⛅。バレンタインデイ。朝から青い空と白い雲。これに赤いバラがあったら申し分なしなのかな。でも、49年も一緒(その半分は24時間一緒)に暮らして来たら、バレンタインも色褪せた感じがするもんね。ときめく時も、わくわくする時も、イライラする時も、楽しい時も楽しくない時も、心地のいい時も、気持が沈む時も、はては別れる別れないの修羅場も、せぇ~んぶ経験して来て、普通の夫婦の「あるある」をやり尽くしたよねえって感じかな。

きのうのVancouver Sunに載っていたバレンタインデイのラブストーリーは読んでいてほのぼの。川向こうの郊外のサウスサレーにある高級シニアホームで芽生えたロマンスが実を結んだ90代のラブラブカップルの話。どちらも60年以上連れ添った配偶者と死別して入居したホームでの出会いが去年の6月。それからは食事もお出かけもヨガやエクササイズもいつも一緒で、20年くらい若返ったと言う2人。クリスマス前に92歳の彼氏が90歳の彼女にプロポーズして、来月15日には結婚式を挙げることになったそうな。式に集まる家族は新郎新婦合わせて子供7人、孫21人、ひ孫7人だそうで、どの世代も配偶者や恋人がいそうな年だからすごい数だろうな。新婚旅行はまずラスベガスに行き、そこからサンディエゴに行ってホランドアメリカのクルーズ船でのんびりとバンクーバーに帰って来るんだそうで、「一緒に旅行したいけど、子供たちや孫たちに年寄りがいい年をして同棲していると思われるのが嫌で、きちんと結婚した方がいいねってことになったのさ」と新郎。「だって相思相愛なんだもの」と新婦。写真ではとても90代には見えない2人が仲睦まじく笑い合っていて、うはぁ、当てられちゃうなあ。おもわず、お幸せに!

私たちもあと10年もすれば2人の年代になるけど、果たしてこんなすてきな超高齢カップルになれるのかな。あ、この2人は長い結婚生活の後で配偶者と死別しているんだ。ということは、私たちのどちらかが先に逝って残された方がこのカップルのように新しいパートナーに出会えるのかなって話。どうなんだろうなあ。ワタシは常々ひとりになったらその先はどんなにすばらしい人に出会っても「結婚」はしないつもりだけど、シニアホームだったら掃除洗濯食事という家事労働がないわけで、もしかしたら考えが変わるのかな。一方の人付き合いが億劫なくせに寂しがり屋のカレシはホームで身の回りの世話をしてもらっていれば十分なのか、それともそばで寂しさを紛らわせてくれる人を探すのか。まあ、いずれその「時」が来るのは確かでも、その先がどうなるかは神のみぞ知る・・・

さて、今夜はBMOセンターでArts Clubの『Every Brilliant Thing』のオープニングナイト。開演前のレセプションはないので、普通にマティニと晩ご飯。これまでは年間15万円以上寄付した中核グループ(旧ADC)を対象にシーズン中の公演作品すべてでオープニングナイトのレセプションをやっていたけど、Arts Clubも会場や送迎バスやワインやおつまみを提供するスポンサー企業もインフレで懐が厳しい時なので、今シーズンは回数を限定。芸術系非営利法人のArts Clubでは今シーズンから後援(寄付)者を年間100万円以上のトップレベルから3万円以上5万円以下のレベルまで7段階(上位4レベルが旧ADC)に分けて、レセプションなどのイベントごとに招待する範囲を絞るようになったけど、演劇文化を守るのってほんとにお金のかかる大変な事業なんだよね。ともあれ、ハッピーバレンタイン!