京男雑記帳

洛中で生まれ育った京男が地元視点で見た日常風景や話を雑記的に掲載

孤食の悦楽

2019年04月02日 05時45分31秒 | 
これは少し前の話、鳳泉に一人で行った。
ここに行く時、父親と一緒だったりする。
私は、もともと一人で食事をするのが好きなのかもしれない。
父親と楽しく会話しながら食事をするなんて昔なら絶対しないことです。
食事が不味くなること間違いないからだ。


↑鳳泉「やきめし(小)」小サイズがあるのが嬉しい。

最近は、食べ物で父親の脳を活性化するということだからいっしょに食事をするけど。
昔では、考えられないことだ。
母親ともそうだった。
私の場合、味を覚えるという習慣があるので、人と食事をするのが苦手なんです。
人と会話をするより、食べ物と会話をしたいのですよ。
風変わりでしょ。
で、味を覚えたり、どうやって作るのかシュミレーションしたり、そしてその味を越えるためにどうするのか考えながら、食べる。
だから会話が邪魔なんです。
しかも、デートの場合、費用が倍かかる。
一人で食べにいけば、2回食事ができるでしょ。


↑やきめしなんて食べるのは珍しいかも。

最近は、ちょっと状態が違う。
ここ十年で2回入院した影響で胃が小さくなったと思う。
入院すると断食状態ですからね。
写真は撮るけど、食べないのです。(笑)


↑カシワシイタケ、これは蒸し物なんです。シイタケが主役なんて珍しいでしょ。

時々、こうやって一人で食べるととても気分がいい。
父親といっしょだと気分が悪い。
写真を撮っても綺麗に撮れないのです。
食べ物とチャンと会話できない。だから撮影が難しい。
そういえば先日、お通夜で本人さんと話したな。
「はじめさん、忙しいのに来てくれてありがとう。世間が鬱陶しくなっていましたんや。ここらでおさらばできて、清々しています。脚が悪かったけど、いまはなんともない。ゆっくり故郷へ帰ります。ごきげんよう!」と声が聞こえてきた。ちょっとびっくりした。
やっぱり棺桶の隙間から覗いたはったんや。
十分にやり尽くし、順番を違えなかったら、適当に逝ってもいいと思います。
それでしまいじゃないのですから。


↑2019年4月1日午後のベランダ桜


↑私の家の周辺の桜は、なんか元気がないように感じる。適切に剪定していないのと土の手入れが悪いのが原因かも。

なんかまとまりのない内容になってしまいました。
たまには一人静かに食事もいいものだ。
そう思いました。

和菓子
クリエーター情報なし
河出書房新社

↑京男の和菓子本が新装版になりました。初版を出版した2013年1月26日時の記事新装版が出版した2018年1月19日の記事をご覧ください。
(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)(色のかわっている部分をクリックすると表示されます)

Twitter→@kyo_otoko
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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おはようございます (すー)
2019-04-03 04:37:26
料理を作るのがお好きな方は、そんな考え方の方が多いかも、私の知り合いの料理人も・・・静かに味わうと! たぶん、お料理と話しているのでしょうね。
返信する
>すーさん、おはようございます (京男)
2019-04-03 06:34:36
味を覚える作業は、一人でないとできません。
香り、音、なんかもそうかも。
職業意識なのでしかたないかも。
返信する

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