エジプト、有志連合に軍事作戦への支援要請(読売新聞) - goo ニュース
先日のブログでは、”憎しみは暴力を正当化しない”とする記事を書いたのですが、本日は、”暴力は力の行使を正当化する”をテーマとしたいと思います。
テロリストやISILの目を背けたくなるような暴力行為は、当然のリアクションとして、各国が軍事行動を決意する根拠となりました。シャルリー・エブド社に対するテロを受けて、フランス政府は空母を派遣しましたし、21人の国民を殺害されたエジプトも、ISILへの空爆を開始しております。何故ならば、通常、暴力に対抗するには、それに優る力を用いるしかないからです。そもそも、話し合いで解決するならば、暴力を振るう側がその方法を選択したはずです。フランスやデンマークで起きたテロ事件は、有無も言わさない銃弾による殺害という残酷なものでした。そしてそれは同時に、暴力による表現の自由の抹殺をも意味したのです。犯人達は警察によって射殺されましたが、死刑廃止国であるだけに批判の声が上がるかと思いきや、非難する声はほとんど聞かれませんでした。
憎しみは暴力を正当化しない一方で、如何なる理由があれ、暴力を振るいますと、それを抑止するための力の行使を正当化します。個別的であれ、集団的であれ、国際法において自衛権が認められているのも、暴力への力による対抗こそ、国家に備わる正当な権利であると共に、国際社会に正義を実現する手段であると認識しているからです。それ故に、挑発という行為もあるのですが、暴力を振るう側は、この因果関係を理解しているのか、疑問に思うところなのです。
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憎しみは暴力を正当化しない一方で、如何なる理由があれ、暴力を振るいますと、それを抑止するための力の行使を正当化します。個別的であれ、集団的であれ、国際法において自衛権が認められているのも、暴力への力による対抗こそ、国家に備わる正当な権利であると共に、国際社会に正義を実現する手段であると認識しているからです。それ故に、挑発という行為もあるのですが、暴力を振るう側は、この因果関係を理解しているのか、疑問に思うところなのです。
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