松明 ~光明を指し示して~

暗闇を照らし赤々と燃える。が、自身が燃え上がっては長くはもたない。火を消すことなく新しい松明へと引き継がれねばならない。

ああ!昆虫採集~3トンボ採り~ぐるぐる指回し捕獲法は有効か~

2012-08-26 18:44:19 | Weblog



 トンボの捕獲法で、なるほどと思われることが書かれていたので、少し長文になるが紹介します。
 日本昆虫協会の奥本大二郎さん著『昆虫を採る愉しみ』によると


・・・・・もちろん網がなくても、トンボは採れる。その場合は、かぶっている帽子を捕虫網の代わりにして、とまっているトンボを狙えばいい。それでは、帽子がないときはどうすべきか。もちろん、素手で翅をつかめばいいわけだが、そのとき、ちょっとしたこつがある。
 手で採るとき、ついつい私たちはおっかなびっくり、そーっとつまもうとしがちだが、これは逆効果。モタモタしていると、意外と逃げられやすいものである。
 正しいやり方は、スピード勝負。横からパッと手でかすめて採るようにするのが極意である。そのとき手でグシャッとつかんではいけない。トンボをすくうような感じで、手のひら全体でフワッと包み込むようにするとうまくいく。
 それからトンボといえば、だれもが知っているのが、指をくるくる回してトンボの目を回すという手法である。しかし、あれは本当に効果があるのだろうか?ただのおまじないなのか、理屈あっての捕獲法なのか。大人になった今でも、疑問に思っている人も多いのではないだろうか。
 そこで、この方法の正しい使い方をご紹介しよう。コツは、ぐるぐる描く円を徐々にすぼめていくいくこと。つまり、指をくるくる回すのはトンボの目を回させるためではなく、怪しまれずに、徐々にトンボに手を近づけていくための手段なのである。円を少しずつ小さくしながらトンボの翅に近づけていって、最後にそのまま指で翅をピタリとつかむ。こうすれば、トンボを驚かせずに採れるというわけだ。一度、実験してはいかがだろう。
 


 今はトンボの季節である。これからは、赤トンボも出てくる頃である。子どもたちにもこれらの捕獲法を教えてやろう。 




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1 コメント

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一度だけ (totoro)
2012-09-03 12:05:31
一度御在所岳の山頂に行ったとき、赤とんぼの大群がいました。岩に止まっているトンボに、指でくるくるしたら、目を回して(ように見えました)すとんと下に落ちました。そのとき、指でぐるぐるは本当だったんだと思ったことがあります。
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