航海するというのは、必ずどこかの大陸や島に向けて船を進めるものである。つまり船の場合、進む目的地があるのである。海の真ん中で彷徨っている船はいない。
教育の場合、どんな教育をするのかという教育哲学、教育思想、教育論がなければならない。船でいうならば、めざすべき大陸や島、進むべき道とかであろう。
目指す教育論は、一人ではなかなか考えられない。取りあえず文科省や教育委員会から出された教育方法が考えられる。しかし、これも「つめ込み教育」から「放任教育」の線上を行ったり来たりしていて定まることがない。
私は、先行実践に学ぶことがよいと思う。先人の教育実践家には、今でも十分に通じる教育論と実践がある。例えば、東井義雄、長岡文雄、、大村はま、斎藤喜博などであろう。
しかし、残念なことに今の教師の多くは、この人たちの名前すら知らないのである。本を読んで知るということもない。また本を読む時間もない。ほんとうに残念である。
心ある教師が少しずつでもよいから伝えていかなければならない。
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①totoroの小道
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