慎重というよりは意固地

『PayPay』というものを勧められる。
スマホで決済ができるというようなものらしく、現金所持を過去へと
葬ろうとせんばかりの加入キャンペーンの勢いであるが、個人的にこの手の
ものは出来る限り調べて納得ずくで利用したいと考えているので、もう少し
調べてから使うようにしたい。（そして多分乗り遅れる）

我ながら認める所であるが、モノに対する執着というか崇拝の気持ちがあり、
いきおい現金を用いた買い物や現金所持についても、一種の信仰に近い
特別な感情を持っている。
本質的には売買は現金に依らずとも、価値のやり取りを行う手続きであること
には変わりがないのであるが、多分満足度において、多少の差があるのだろう。

とは言え、ネットショップでの買い物は日常に溶け込んでいる状態でもある
ので、本当のところは自分でも良く分かっていない。
毎朝の通勤に定期やICカードを用いずに、未だに切符を都度買って電車に
乗っていたりという面もあるから、現金を使うべきと考えているところと
別にそうでなくても構わないというところの二つがあって、キャッシュレスに
踏み込めないということも考え得る。

或いは色々案じても結局のところ取り越し苦労で、実際使ってみたら当の本人も
驚くほどにすんなり馴染めたということもあろう。
とりあえずキャンペーンが終わらない内には調べを済ませておきたい。

個人的好みと言えばそれまで

『ゴールデンカムイ』の単行本を集めようか否かで未だに悩んでいる。
話は今のところ面白いし、絵も好みだ。ただ、掲載誌に対しての信用が
甚だ低く、これまででちゃんと終わりまで満足して揃え切れた他の作品が
ないため、せめて完結してから買おう、と考えているのが現状である。

何となくという程度の、個人的に感じるかの雑誌に関しての傾向であるが、
初速は良いものの中だるみを起こし、徐々に失速していつの間にか終わっている。
もしくは長期スパンの不定期連載に陥るというパターンが定着してしまって
いる印象。
初めのうちはものすごく面白くて、期待をさせるものの、同じ調子を繰り返し、
"何だか飽きてきたな…"と思うものの特にテコ入れもなく、しかし確実に
"それは無いだろう…"というようなマイナス要因を積み重ねていき、終わる感じ。

そんな作品群に比較的高確率で当たってしまったために、かの作品もまた
同じ轍を踏むのではないかと、二の足を踏んでいる状況。

ここ最近何度となく書いているが、よい作品の条件の第一が、きちんと物語を
終わらせられたかどうかだと考える。売れているとか、キャラが魅力的だとか、
アニメ化、実写映画化されたとかそんなものではない。

短くてもいいし、何なら半ば打ち切りエンドであっても良い。
ともかくしっかり物語を畳んでくれることを望んでならない。姉妹誌の方は
短いながらもしっかり畳んでくれた作品が多く、そちらの方が信頼度は高い。

件の作品は取材のための休載も多いので、いっそのこと移籍してくれてもいい。
多分それだけでも買う気がいくらか増す。

されどゲーム

休日の大半を『Red Dead Redemption2』のプレイに費やしてしまう。
ネタバレ覚悟で攻略サイトを見ながら進めていたが、もうそろそろ
ゲームにも慣れてきたので、致命的なネタバレを避けるためにも
攻略サイトは控えていこうと思う。

それにしても、かなり誇張した表現ではあろうが、アメリカ人の業の
深さのようなものがこの作品の諸所に垣間見られる。
主人公の所属するギャング団そのものが、アメリカの存在の縮図の
ようにすら思えてくる。大義や理想を掲げているが、その実やっている
ことは他者からあらゆるものを"奪う"だけという。

とはいえ、まだ途中なので、進めていくうちにこの感想にも変化が
生じるかも知れない。ひとまず、おおまかな結末はネタバレで知っている
が、そこまで辿り着ければと思う。

あと、つい最近のアップデートで増殖系のバグ等※が修正されていたが、
その他アイテム説明文とかの良く分からない所が修正されていたりも
したので、存外色々な所に修正の手が入っていると思われる。
※バグや仕様的欠陥を利用（悪用）して、アイテムやパラメータを獲得
したり増殖したりすることをグリッチというのだと最近知った。

ともあれ、次くらいのアップデートで所持できる馬の制限数を上げて
欲しいところ。
新しい馬を買うために、育てた馬を売らねばならないのは悲しい。