蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

吉祥亭  直江津

2014-11-20 22:44:22 | 寿司
直江津の駅から港までは数百メートルしかない。しかし、その間に料亭があり、寿司屋があり、蟹専門店がある。その昔は、おそらく遊廓もあったのだろう。


昔からのお店が軒を連ねる一画、すれ違いはできるがギリギリくらいの横丁にあるお店だ。
ビールを頼めば、バイ貝の煮たのが突き出しに出てくる。


まずは、あん肝。鮮度も、旨味も(おそらく鮮度抜群なものを蒸して、それを調度よく保存したのだろう)見事。
この一皿だけで、ここまで来るのに要した疲れが吹き飛んでしまう。






このお店の握りは、ちょっと他に比べるものがない。なにしろ、日本海の白身が惜しげもなく出てくる。
ヒラメの縁側、金目鯛、バイ貝、ボタンエビ、真イカ、ホウボウ、キジハタ
他にも、いただいた(ヒラメ、松ガレイ、カンパチ)のだがあまりに興奮してガッツいたのだろう、写真が残っていない。
どれもピカイチ。微塵のごまかしもない。


まずは、お寿司を注文したのは今でも正解だったと思っている。それで、シャリによりお腹が少し重くなったところから一品料理へと移行した。
新潟近海のドロエビの塩焼き。なぜ、こんな泥臭い名前をつけるのか分からないほどに海老の味は濃い。焼けば、味が凝縮してびっくりするほどである。


締めは、特製の卵焼き。出汁が十分に効いたよい味わいだった。
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ご馳走様でした。