蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

早稲田界隈建物散歩

2007-05-24 21:43:16 | お散歩
よく晴れて、歩くと汗がにじむような日の午前中、早稲田大学周辺を散歩した。自分の足で歩いてみると、実に様々な建築様式で建てられた建物がある事が、はっきりと分る。日本人は世界中の様々なものを食べると言われるが、建物の様式についても同じような印象を受ける。


大隈講堂は、基本的にはゴシック様式。それも、17世紀以降のゴシック リバイバルの様式といえるだろう。そういえば、日本の古い大学の校舎はゴシック形式が多く、古典主義様式のものを思い出すことができない。


演劇博物館は、英国のティンバー フレームド スタイル。この、木の柱に漆喰塗りの壁という造りは、信州あたりの古民家とも通じるものがあり、日本人には親しみやすかったのかもしれない。ちなみに、村上春樹は、学生時代にここで映画のシナリオを読みふけった、という。


大学付近の商店街の蕎麦屋さん。マンションの1階を増築したのだが、植え込みを設けるとか、瓦屋根を回すとか、建築とは言えないなりに、蕎麦屋らしい意匠作りが巧みに成されている。もちろん、中華料理屋さんがここにお店を構えたら、それはそれなりに工夫したでしょうが。


正門通りに面して、和風の住宅も残っている。母屋だけでなく、蔵も昔のままに見える。昭和の始め頃の建物だろうか。


こちらは結構有名な建物で、早大の理工学部の先生の設計だったと記憶している。こうしてみると、構造となる鉄骨などの近代的要素が前面に見えてしまう感じだ。
この建物をどう評価するかは、意見の分かれるところだろう。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
懐かしい (シャレード)
2007-05-25 10:35:13
あのお蕎麦屋さん、小さい頃によく行ったところです、ビルになっても以前の姿を留めていて、
ここの天丼や天麩羅蕎麦好きでした。

確かに大学の建物はゴシックが多いですね、風格を強調したかったのでしょうか。
あのサグラダファミリアの様な建物が建った時には話題を呼びました、その後の外部改装は大変でしたでしょうね、

とにかく目に付く建物、です。良し悪しは別にして(笑)
返信する
Unknown (kikouchi)
2007-05-25 22:41:39
マンションの一階に入ったりしても、不思議にたたずまいが変わらないお店ってありますよね。そのための、工夫もいろいろとあるのでしょうが。
早稲田界わいの雰囲気は、本郷ともちがって、なんとなく田舎臭いけど、エネルギシュな感じがします。
返信する

コメントを投稿