蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

たん熊  京料理

2008-02-13 23:56:08 | 日本料理
たん熊は、昭和3年創業。京料理の伝統を伝える店だ。本店はそれらしい和風の建物だが、今回伺ったのはホテルの中のお店で、特に見るべき店構えもない。


前菜 てっぱい(貝類 分葱):奥の小さな器に盛られてます
    小鯛小袖すし 蛤菜種焼き:串刺しの海老の後ろにかろうじて見えますね
    串肴 海老 胡瓜 椎茸けしの実揚げ:これは、説明いりませんよね
    一寸豆新粉揚 桜蓮根:串肴の手前に豆がころがってます。蓮根は、その右。
    花びら百合根:左手の貝に盛られてます
 まずは、さわりの一皿というか、それ程ピンと来なかった感じです。


造り 旬の鮮魚三種盛り あしらい
 これは流石でした。生きはよくても、あまり味ののらない魚もあるのに、三種いずれも見事なまったりとした味わいでした。少し、寝かせてあるのかもしれません。そういう技もあると、聞いたことがあります。


吸い物 丸鍋
     焼葱 豆腐 焼餅 つゆ生姜
 実に暖まります。これで熱燗をいただくと、知らぬ間に首筋から汗までもにじみます。そして、丸の味の深いこと。ゼラチン質の歯ごたえも、楽しめます。


焚合 京野菜焚き合わせ
 前の一品のインパクトが強かったせいか、これはなんだか焦点が絞れていない感じがしました


酢物 山菜浸し 炙り貝柱 みる貝 針魚 山葵酢
 この辺りからは、大分酒も回り、気持ちよく、しかし粗雑に食べています。針魚は確かサヨリと聞いたような記憶が・・・


揚物 丸天麩羅 旬采 山椒塩 天出汁
 肝心の丸が野菜に隠れて全く見えませんが、確かに丸はいました。旬菜は塩で、その他は出汁でいきました。


御飯 丸雑炊
 これは、本当にいい味が出ていて、しかもお腹を芯から暖めてくれます


抹茶
 最後は、抹茶で締めます。会席の心でしょう。