蕎麦喰らいの日記

蕎麦の食べ歩き、してます。ついでに、日本庭園なども見ます。風流なのが大好きです。

村山市  三郎兵衛

2007-04-23 23:08:59 | 蕎麦
山形市内の蕎麦粉にこだわりのある蕎麦屋さんは、尾花沢産の蕎麦粉を使っているお店が多い。その尾花沢の南に隣接しているのが村山で、超有名店となったあらきそばも、村山にある。どうやら、山形市の20-30キロ北側が蕎麦の名産地のようだ。それくらい山形市からはずれると、実に気持ちのいい田園が広がる。国道13号線以外は、のどかな田舎道だ。




お店は築200年の農家を改装したもの。庭先には、湧き水が引いてある。


囲炉裏では、岩魚を焼いていた。


蕎麦の前に漬物が出てくる。甘さを抑えた自然な味わい。


蕎麦粉は地元産と湯の台産(最上郡大蔵村に湯の台という地区があるが、おそらくそれだろう)のものだけを毎日自家製粉している。蕎麦は板蕎麦らしい太めのものだが、ゴリゴリしたような感覚はまるでなく、あくまでつややか。気持ちよく、蕎麦の香りを楽しめる。


それにしても、蕎麦と共に漬物その2、その3が出てくるのは、人情厚き土地柄。おそらく、全部食べきるのを期待されているのでもないだろう。
やはり田舎の、それも産地の蕎麦は素晴らしい。