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こどものとも原画&小山ロールの日

2008年05月06日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

 4日は妻の希望に付き合って、丹波市の美術館で開かれている「こどものとも、絵本原画展」に行った。途中まで前日とまったく同じ道をたどりながら、猪名川~篠山~丹後市へと高速を通らず山越えの地道を走った。丹波市とは合併後の名称で、以前の兵庫県氷上町のことである。同市域に入り市役所を目当てに車を走らせてると突然加古川畔に、ちょっと異様な建物が目に飛び込んできた。それが目的地の丹波市植野記念美術館であった。この美術館はエンバという毛皮の商社を創業した植野さんという人が建設、寄贈したものだそうで、「建設に当たっては地域の景観に溶け込むように設計され」たとパンフレットに書かれているが、どうもそのようには思えない総花崗岩造りの豪華な建物なのだ。


丹波市植野美術館


 受付で1人500円の入場料を払って3階と4階へ。もちろん階段も総花崗岩張り。4つの展示室の壁面に9人の作家の代表的作品の原画が展示されている。絵本で見るときはB5サイズなどの大きさだが、額に入った展示を実際に見ると原画はA3サイズぐらいの大きさで描かれているようだ。「こどものとも」は月刊の絵本で毎月1人の作家の作品が掲載されこのほど創刊50年を迎えるなど、日本の絵本文化のパイオニア的役割を果たしてきた。毎月刊行の中から反響のある作品が単行本として書籍化されてきた。馴染みのある作家のものも数点あって、結構楽しく観て回ることができた。

 
 とりあえず当初の目的を達し、せっかくなのでどこかに寄って帰ろうと、受付でもらった観光案内などを見る。市島町の白毫寺というところに九尺藤が咲いているというので見に行く。一尺が30.3センチだから270センチぐらいの長さの藤の花が咲いているのならば、それはすごいではないかと大きく期待をして行った。が、まだこれからなのか、実際には80センチぐらいのものがずらりと垂れ下がっていた。


白毫寺の九尺藤

 市島町を離れ舞鶴若狭自動車道の春日ICに入り、一路三田市内へ高速を急ぐ。三田西ICで降り、ウッディタウン中央駅方面へ。中央公園の交差点を北上し住宅地へ入りしばらく行くと車道左側に車を寄せた車の縦列が見えてきた。警備員さんが「最後尾」という看板を持って立っていたので縦列に加わる。すぐ前の車は「習志野」ナンバ―。満車駐車場のアキ待ちの列で、いろいろ各方面から話を聞いていた「パティシエ・エス・コヤマ」の小山ロールを買いに来たのである。まあせっかく三田に来たんだから、というわけで、とりあえず妻が車から降りて店に向かって歩き始めた。待ち続けること約40分、ようやく駐車場に車を入れることができた。その後もひっきりなしに車はやってくる。
 店の入り口から外に続く行列の70番目ぐらいにいる妻に合流する。並んでいるすべての人が小山ロールか、小山プリン目当てである。それ以外の商品は並ばなくてもいいのだ。このロールケーキ以外にもさまざまなものがメニューにあり、いくつかに分かれた厨房というか、工場というか、そんなものが隣接して作られている。カフェもある。チョコレートの店では1個1個のチョコが宝石店のようにガラスケースに入れられ売られている。価格も大したものなのだ。


 約40分後にようやく店の中に入ることができ、1本は友人宅へ、1本は長男の彼女へ、残った2本を自宅用にと小山ロール4本と、売り切れとなったプリンの替わりにシュークリームを買って店を出た。賞味期限はいずれもその日中。なんともせわしない奴なのだ。家に帰って夕食後早速食べてみる。うーん、確かに美味い。カステラというかケーキ部分のしっとり感、カスタードクリームのクリーム感?(嗚呼、この語彙の貧弱さ…ほかに表現の仕方が浮かんでこないのか…)が確かに違う!! 確かに値段的にもこれならばと納得する味で、またそのうち三田に来る機会があったら買ってもいいか、と思わせるには十分の美味さであったのだ。

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