まいど、日本機関紙出版です。

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次の新刊は『「分隊長殿、チンドウィン河が見えます」 下級兵士たちのインパール戦』です。

2020年07月09日 | 新刊案内

次の新刊は戦後75周年企画としてあの有名なインパール作戦をテーマにしたフィクション本となりました。フィクションといっても体験者の話や現地調査などをベースに描かれたもので、ほぼ真実に近い内容となっています。

著者の柳田文男(やなぎたふみお)さんはもちろん戦後生まれですが、インパール作戦に投入された京都十五師団のあった福知山市(大江山)生まれです。子ども時代に出会った教師がインパール作戦体験者であったり、インパール作戦の犠牲者の方のお墓掃除をした経験などがこの本の執筆原点となりました。

また1995年にはその現地調査のためビルマを訪れます。軍事政権下、様々な制約を受けながらも、敗残兵となった日本軍の死屍累々たる有様=「白骨街道」や英印軍との激戦地を遠望する高地などに足を踏み入れた経験もこの本の執筆に生かされました。

インパール戦をテーマにした小説や体験記は過去に何点も出版されましたが、時代が移る中、新しい本は出ていません。「責任なき戦場」と言われた日本軍指導部の極めて不確かで無責任な作戦に巻き込まれ翻弄されていく農民出身の最下級兵士たちの姿が胸を打ちます。

・・・・・・・・・・・

あの敗戦から75年。時代は昭和、平成、令和と移り、戦争を知る世代は総人口の2割以下になった。戦禍の記憶と教訓をどう受け継ぎ、向き合っていけばいいのか。「史上最悪の作戦」と呼ばれるインパール作戦の犠牲者たちの遺骨が今なお眠る彼の地に立ち、遠く故郷を愛おしみ亡くなっていった下級兵士たちの慟哭を描く……。

石川康宏氏推薦!(神戸女学院大学教授)
縁のあったお墓と少年時代の恩師には不思議な繋がりがあった。インパール作戦。著者は47歳で軍政下のビルマからインドへ向かう。長年の研究にもとづき書き上げられた物語から、不戦への著者の熱い思いが伝わってくる。

【著者】 柳田 文男(やなぎた ふみお)

【体裁】 四六判 ソフトカバー 214頁

【定価】 本体1500円+税

【出来日】2020年7月31日

詳しくはこちらをご覧ください→日本機関紙出版センター

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