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中国新聞のスクープ記事、「政治とカネ」の根本にマスコミは向き合う気があるのか?

2024年05月12日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル

5月11日(土)

スマホを見るとLINEに、広島で岸田総理を刑事告発した方から中国新聞のスクープ記事が送られて来る。2013年の参院選で当時の安倍総理が候補者応援に入った際に現金100万円を手渡し、その原資が内閣機密費から支出された裏金だったという記事と、2000年以降の選挙で内閣機密費を選挙の陣中見舞金として配っていたことを、機密費を管理する元官房長官自身が記者に証言したという記事。2日続けてのスクープだが、中国新聞は5年前の河井克行・案里事件の時から執拗に「政治とカネ」問題で調査記事を次々に発しており、今回のスクープもそういう努力の結果だ。

広島では河井事件が裁判に付されるも、カネを受け取った県議たちの多くが不起訴になったことを受けて500人以上の市民が立ち上がり、上脇博之さんの助言を受けながら「河井疑惑をただす会」を結成し検察審査会に申し立てを行った。その結果、何人もの議員を有罪に追い込んだという市民のたたかいがあり、その運動が今も別の形でつながっている。そして中国新聞はこの市民のたたかいとも連携しながら「政治とカネ」問題を追及し続けてきた。

「しんぶん赤旗」と上脇さんが告発した「自民党裏金事件」で今、日本の政治が大きく変わるチャンスを迎えている。その変革は事件の根本原因解明抜きには進まないが、なぜか大手マスコミにはそこを追及する報道内容、姿勢が見られず、むしろ逆に与党自公政権内で現在検討されている事件の根源までメスを入れない表面的な修正策でいいのではないかというような空気さえ感じられるのだが・・・。こんなことでいいのだろうか?

 

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