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2021/01/16

2021年01月16日 | 丸ちゃんの喜怒哀楽へなへなジャーナル
昨日は午後から大阪府関係職員労働組合が取り組んでいる「もはや限界に! 保健所は緊急事態〜大阪府の保健師、保健所職員増やしてキャンペーン」の署名提出記者会見に出席した。話を聞いて、保健所はまさに新型感染症から府民を守る防波堤そのものだと強く感じた。そしてそれは保健師さんたちの昼夜を違わない限界ギリギリの献身的奮闘によって、支えられている。

画像の表はある保健師さんの昨年4月の勤務時間記録。土日は無し、深夜退勤の長時間労働の連続で月の残業時間は過労死ラインに迫る。保健師さんが語る現実に心が痛くなる。

大阪府の保健所はこの20年間で3分の1以下に減らされたが、それは全国でも同じ(画像)。だから今、大阪府で起きていることは、全国でも、特に大都市圏でも起きていることなのだ。政府が新自由主義的政策を背景に、激しい公務員削減攻撃を行なってきたことの結果で、それが感染症対策を担っている保健所を、決壊寸前の防波堤状況に追い込んでいるのだ。

保健所が減ってくると、保健師さんの仕事のあり方にも変化が起きたのかもしれない。市民から保健所の姿は見えにくくなり、「保健所って何をするところ?」というのが、この間の私たち一般市民の保健所観だったのではないか? ところがコロナ禍で突然、保健所が注目されることになった。しかし実は、厳しい職員削減の下でも保健師さんたちは一般には見えないがとても大事な仕事で社会と人々を営々と支え続けていた。それは記者会見で発言された3氏の内容にも明らかだ。
 
このキャンペーンの趣旨は2つ。①大阪府の職員定数を増やし、保健師の計画的な採用と増員、保健所職員の定数増を求める。②都道府県の保健所数と機能を強化するための施策を求める。まさにその通りだ。ところが大阪府には職員数管理目標という職員定数の上限を5年ごとに見直すという決まりがあり、2022年度までは8465人となっている。これを府民の声でいかに突破していけるか、それが問われている。

ということで保健師さんたちの本を作ることになりました! 大阪府関係職員労働組合/編の本です。労働組合編著の本は実に久しぶりです。出版されたらぜひお読みください











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