興味がありつつもなかなか手が出せなかったテーマの本、それがこの夏に出した『先住民族アイヌを学ぶ~藤戸ひろ子さんに聞いてみた』。漫画「ゴールデンカムイ」の人気も後押ししてくれ、神戸女学院大学の教員たちが初めて取り組んだアイヌについて学ぶ授業の内容を、藤戸ひろ子さんというアイヌの方と一緒に形にした。
アイヌ問題?とでも言うのだろうか、その筋の専門家でも研究者でもない著者たちが書いた本だが、幸いにも好感を持って受けとめられているようで、まずまずの反響という感じか。
そんな中、藤戸さんの地元新聞「十勝毎日新聞」に大きく著者取材記事を書いていただいた。ありがたいことだ。多様性、ダイバーシティ化がますます重要になっていくこれからの日本社会の中でアイヌについての学びがいろんな方面で広がることを願わずにはいられない。