まいど、日本機関紙出版です。

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特定秘密保護法の強行可決に抗議し、撤廃を求める~日本機関紙協会大阪府本部

2013年12月11日 | 行事のご案内&報告

 安倍政権は2013年12月6日、廃案や慎重審議を求める圧倒的多数の国民の声を踏みにじり、参議院で特定秘密保護法案の採決を強行し、稀代の悪法を成立させました。日本機関紙協会大阪府本部は、この暴挙に断固抗議し、この法律の撤廃を求めます。

 特定秘密保護法は、「何が秘密かは秘密」として政府が勝手に秘密を指定し、関係する公務員や民間人のプライバシーを丸裸にし、秘密を知ろうとする国民を広く重罰で処罰するという主権在民、基本的人権、平和主義の憲法原則を否定する違憲立法です。

 国民の知る権利が大きく侵害され、取材・報道の自由が深刻な制約を受けます。「特定秘密」は行政機関の長の判断だけで恣意的に決められ、その「特定秘密」に触れたり、それを取材、報道、調査すれば公務員に限らず一般国民も厳罰に処するものです。また「特定秘密」の指定は最長60年となり、何度でも更新して、永久に公表しない仕組みとなっています。まさに、国民の知る権利を奪うだけでなく、表現の自由も奪い、戦前の暗黒政治に逆戻りさせようとするものです。米国と軍事機密を共有し、その秘密を国民にひた隠して米国と共に戦争する国づくりをすすめるための秘密保護法は、いくら名ばかりの第三者機関をつくっても、権力者に都合の悪い情報を隠し、自由な言論活動を弾圧する危険な性格に変わりありません。

 日本機関紙協会は、綱領で「戦争と虚偽の宣伝とたたかい、真実を守りぬくためにたたかう。平和と独立、生活と権利を守る民主的言論の育成強化のためにたたかう」と宣言しています。私たち在野の機関紙・ミニコミ紙誌を発行する団体・個人は、このような民主的言論活動を萎縮させ、弾圧する危険な法律の施行を許すわけにはいきません。廃棄することを強く求めてたたかいます。

 2013年12月9日   日本機関紙協会大阪府本部

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土佐いく子の教育つれづれ~またあしたね〈28〉

2013年12月11日 | 土佐いく子の教育つれづれ

子どものユーモア初笑い

   ◆  ◇  ◆

  おじいちゃん 二年 ゆか

 おじいちゃんのたん生日に、「なにがいい」ときいたら、「しずかにして」っていいました。
(『子どもの世界』より)

 ハハハハ笑ってしまいますよね。たった二行の文なのに思わず笑える子どものユーモアいいなあ。

 夏休み明け、一行日記を読んでいました。

   ◆  ◇  ◆

 7月21日つりにいく。魚はつれなかった。

 7月23日つりにいく。魚つれた。

 7月24日つりにいく。魚がいっぱいつれた。

 …8月1日つり、おこられた。

 8月2日つり。ぜんぜんつれなかった。

 8月3日つり。つれすぎておこられた。

 8月4日つり。がんばったけどつれなかった。

 …8月21日つりにいって、はまった。

 8月29日つりにいく。横の人がいっぱいつってた。
(四年 かおと)

 職員室で読んでいた私は、笑いころげてイスから落ちそうでした。つり、つり、つりとよくまあ毎日たいしたもんだ。続けて読んでいくとなんだかリズムに乗っていくようで、ますますおもしろい。お母さんは「勉強せんと毎日毎日つりばっかりで」とカンカンに怒っていましたが、これがまたおかしくて、しまいには母ちゃんも苦笑い。どんな子に育っていくのでしょうね。

 次に学童保育に通う一年生。

   ◆  ◇  ◆

  うんこ

 がっこうから走ってかえって、うんこをしました。パンツをぬいだら、いきなりニューとでました。ながいなあとみていたら、べんじょのさきまでありました。大ごえでおかあさんをよんだら、ヒャーといってびっくりしていました。おとうさんのチンチンよりすごくながいです。ぼくは、よるまでながさなかった。

 おねえちゃんもびっくりして、ものさしではかってくれたら30センチメートルもありました。

 家族の笑い声がここまで聞こえそうですよね。「お母さん長いうんこが出たよ。来て」と言ったとき、「今忙しいんだから流してしまいなさい」と言えば、もうこの話も一巻の終わり。ヒャーと言ってびっくりしてくれる母ちゃんがいいなあ。笑いが生まれるいい家族です。

 私の友人のクラスの二年生の京しろうくんの日記です。

   ◆  ◇  ◆

  いのこり  二年 京しろう

 いのこりいやや。だってあそべへんから。先生もむっちゃきびしくなるしいや。いのこりめんどい。そのとき、なんでおれがこんなんしなアカンのと思う。いや、なおし、いやや。いのこり先生と二人きりやしいやや。帰ったらママにださっていわれたことあるからいやや。先生やけにスイッチ入るからいやや。いのこり帰りみち同じ人いいひんで、一人やしいやや。いのこりいやや、先生うるさいしいやや。むっちゃ帰んのおそなるしいやや。もんくいいたい。もんくいいたいし、いまいう。先生のバカー! いいおわったらスッキリした。先生、ごめん。

 なんともかわいいですよね。先生にバカーって言えて笑い合える関係がいいなあ。読むと、クラスのみんなもえがお。子どもはこんな時に育つんでしょうね。

 わが子が保育園の3歳児頃だったでしょうか。園庭を半周まわって走る徒競走のときでした。なんとわが息子、斜めに対角線に走って一番にゴールへまっしぐら。得意げに勝ちポーズ。観客席からは笑いの渦。みんな優しいなあ。母ちゃんは隠れたかったですが…。

 最後にもう一つ。

   ◆  ◇  ◆

もっとべんきょうしてちょうだい 三年 愛子

学校の帰り。

はし本大二ろうさんのせんきょの車が走っていた。

手をふったら、大二ろうさんから

「もっとべんきょうしてちょうだい」という声がかえってきた。

わたしは

「じゅうぶんしています」と言いたかった。
(『ココロの絵本』より)

 笑うに笑えんなあ……トホホ。

 (とさ・いくこ 和歌山大学講師・大阪大学講師)

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12月10日(火)のつぶやき

2013年12月11日 | ツイッター

「5千万円はヤミ献金」 大学院教授らが猪瀬知事の告発状  fb.me/2enUwIRv9

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