当初予定からずいぶん遅れてしまい、各方面にご心配おかけしていましたが、ようやく刊行に漕ぎつけようとしています。
この本は企画~原稿~編集~校正・校了までの行程のすべてを、ゼミ生たちが責任を持って担当してできた本です。神戸女学院大学の石川康宏教授のゼミに出会い初めて知った「慰安婦」という言葉。そこから彼女たちの学びが始まりました。あちこちに出かけて見て、聞いて、話して、考えて、そして書きました。少し長くなりますが、ゼミ生たちからあなたへのメッセ―ジを紹介して、ご購読をお願いするものです。
この本を手にとってくれたあなたへ
はじめまして。
私たちは神戸女学院大学・文学部総合文化学科石川康宏(やすひろ)ゼミナールの学生です。私たちは大学3年生の時から、「従軍慰安婦」問題を中心に様々な歴史問題を学んできました。
みなさんは「従軍慰安婦」や「慰安婦」問題という言葉をどこかで聞いたことがありますか? 私たちの多くはこれらの言葉を大学生になってから知りました。
そんな私たちがなぜ「従軍慰安婦」についての本を作ろうと思ったのか。それは、私たちがこの問題を学ぶことを通じて中学・高校の学習がいかに限られたものだったのか、ということを実感したからです。そして、これからの時代を担う若い世代の方にこの問題を知ってもらい一緒に考えて欲しいと思ったからです。
中学生の方にもわかりやすく読んでいただけるように作りました。この本を通して、若いみなさんが少しでも日本の社会や歴史、政治に関心を持っていただければとてもうれしいです。
そして、日本の社会が抱えるさまざまな問題のひとつとして、「慰安婦」問題をしっかりと受け止め、自分自身でこの問題をよく考えてみてほしいと思います。そのような思いを込めて、私たち14名の学生はこの本を作りました。 2008年8月 石川康宏ゼミナール生 一同
女子大生と学ぼう 「慰安婦」問題
神戸女学院大学石川康宏ゼミナール編
A5判 170ページ 定価1200円(税込)
ISBN978-4-88900-852-4
10月20日 全国発売予定!!
●女子大生と学ぼう 「慰安婦」問題学習ツアー 予定表
この本を手にとってくれたあなたへ
「慰安婦」という言葉について
登場人物の紹介
ステージ① 「慰安婦」問題とは?
ステージ② 韓国へ行ってみよう
ナヌムの家
日本軍「慰安婦」歴史館
イオクソンハルモニの証言
ハルモニとの交流
水曜集会
タプゴル公園
西大門刑務所
ステージ③ 戦争にまつわる現代の問題
靖国神社に行ってみよう
教科書問題ってなあに?
どうなる!? 憲法第9条
ステージ④ 僕と私が考える「慰安婦」問題
この本を読んでくれたあなたへ
●いくつかのページ紹介
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