ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

自然農法

2006-12-13 | 明るい農村
12月6日放送の NHKの『プロフェッショナル』
「腐らない?奇蹟と呼ばれるりんごを作る男」
という番組を見た。

木村秋則さん(57)という青森県の男性のりんご畑では
農薬を使わないという‘常識はずれ’の作り方で
りんごがたわわに実っている、というのだ。


9月5日の記事「キャベツ?ブロッコリー?」に登場した畑。
どうやら ブロッコリーらしい。


りんごは 思いのほかデリケートで
栽培には手間がかかるのではないか?

虫や病気にやられたら 一発だ、と思う。

事実、木村さんは
収穫を得られずに 
死地を求めてさまよったことも あったという。

そうして巡りあった、福岡正信氏の自然農法。



それにしても
酢を散布することは あるのだそうだが
殺菌したり 害虫駆除剤をまいたりせずに
本当に りんごの木は 実りをもたらすものらしい。

それは りんごの木 本来の力なのだろう。



木村さんは言う。

「主人公は、りんごの木なの。」

「りんごは、愛で、育てるの。」

「愛こそが、すべて。」

つまり、育つのも 実を実らせるのも
それはりんごの力、
脇役である 人間は 
りんごの木が育ちやすいように 手助けしてあげるだけ。

なんと、
人間のこどもを育てるのと おんなじなんだなあ!

「りんごは 愛で 育てる。」



スタジオに登場した2年前のりんごは
干からびてなお 芳香を放っているという。

腐らないのは
りんごに地力があるから?

いずれにしても びっくりなりんごだ!



一時期、りんごが健康にいい、とか
りんごを 一日一個、
しかも 丸ごと食べると
がんにならない、とか 言われたことがある。

普通のりんごは 
さまざまな化学肥料や殺虫剤が使われている可能性があり、
そのリスクを減らすためには
皮をむくのが一番なのだ。

そろそろ りんごが美味しい季節。

木村さんのりんごならともかく、
私は りんごの皮をむいて食べようと思う。

‘一物全体’には 反するけれど。

でも 時々
遠い昔のように
皮ごとがりりと 噛み付きたいと思うこともある。



これは 上の畑の現状。

農業に従事していたおじいさんとか おばあさんの身に
何かあったのでは?と心配していたが
もしかして 自然農法か?