ジョルジュの窓

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いろんなことについて、考えたい。

トランス脂肪酸

2006-12-07 | 食生活
 「マーガリン」という記事
今年8月に投稿したが

そのマーガリン、
ニューヨークで使用禁止になった!

といっても
市内のレストランやファストフード店での使用だが。





トランス脂肪酸という、
マーガリンやショートニングに含まれている油脂成分は
悪玉コレステロールを増やし、
善玉コレステロールを減らす。

お菓子やドーナツ、フライドポテトなどに使われている。

ニューヨーク市内のレストラン、ファストフード店では
この トランス脂肪酸の使用が 原則、禁止になった、
と昨日の夕刊に出ていた



日本人のトランス脂肪酸の摂取量は
アメリカ人よりずっと少ないから、
日本では規制する必要はない、
との見方が普通のようだが
本当にそうだろうか?

あれって 日本人の平均を言っているんだよね?

平均ってことは
年寄りから 赤ん坊まで、みんなの平均ってことだよね?

てことは、日本人の平均よりも
多く摂ってる人だって いるってことだよね?



私は 時々パンを食べる。

ショートニングを使ったクッキーも食べる。

ドーナツも フライド・ポテトも食べる。

ここ4年ばかり、
ぐぐっと少なくなって
ほとんど食べなくなってはいるけれど、
トランス脂肪酸を摂っている。



でも 実家の母は もっと食べない。

子供の頃からしょっちゅう食べていた、
なんてことは、絶対、ない。

それは みなさんも 同じじゃないかな?

両親と同じくらいの量の
トランス脂肪酸摂取量です、と言える人は
少ないんじゃないかな?

あの平均値は
それを均した値だから それで済んでるわけで。



たとえば ウチの娘は
私があれこれ言っても やっぱりポテトを食べる。

お菓子も食べる。

今の若い人は 
以前の私(がんとわかる前、あるいは若い頃)よりも 
ずっとたくさんのトランス脂肪酸を摂っていると思う。

平均値が少ないからって、
安心していて
本当にいいのかな?

気をつけようよ、って言って
みんなに アブナイものを もっと教えてなくて
本当にいいのかな?





アメリカの食品医薬品局(FDA)は
今年1月から
食品中のトランス脂肪酸含有量の表示を義務付けている。

アメリカより 心疾患は少ないとしても
動脈硬化は 
日本でも 恐れられているはずなんだけどなあ。