ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

「命」 一物全体

2006-12-14 | 食生活
「今年の漢字」に 「命」という文字が選ばれて

例年のように 揮毫されている写真を新聞で見た



いのち。

今年にふさわしいかと思う。

命。

あらためて、いい字だなあ、と思う。



清水寺の貫主は 毎年 大変だねえ。

この書いた字、あとはどうすんだろうねえ。

私の質問に
出掛けの亭主からは いい加減な返事しかなかった。

せいぜい私も 命を大切にしたガーデニングを、
と思う。




ビニールポットから鉢に植え替えするのが遅れてしまい、
いまだに花をつけている唐辛子。
唐辛子は 美しいと思う。 可愛いと思う。



きのう ちらりと書いた「一物全体(いちぶつぜんたい)」とは
食べ物は 全体でひとつの命であるから
なるべく まるごと いただきましょう、という考え方。

たとえば 
白米は死んだお米であるけれど
玄米は発芽するパワーを持っている。

糠を取り除かずに
全体をいただくことで
食べ物が本来供えている生命力を
まるごと頂戴できる、というわけだ。



生命は
個体全体で バランスを保ち、
ひとつの宇宙を作っている。

部分、部分の総和を上回るパワーが
そこには秘められている。

だから 全体を無駄なくいただいて
調和の取れた人間を目指そう、ということかと思う。

土のう袋堆肥は 落ち葉でもできるから

調理の時の無駄も少なくなるように
「まるごと」を心がけようと思う。