ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

K女史とM女史

2008-08-28 | いろんな人
K女史とM女史、
どちらも 昔 
私が勤めていた職場の先輩。

私の職場は女性がほとんどで、
しかも 
一番若い私から 50代の女性まで
私が亭主と結婚するまでは
全員が独身だった。







コロッケ・ボール






当時 おふたりは 20代の終わりから30代の初めだったが
とても頼りになる先輩で、
実際に職場を動かしているのは このふたり、
という感じだった。

おふたりとも よく働き、よく遊び、
そして とてもよく飲み(笑)、
且つ 美味しいものをよく食べる人たちだった。



私はいろいろとご迷惑をかけ、教え導かれて、
お茶汲みのし方、
不必要な仕事の手の抜き方、
職場への要望の出し方、
問題意識の持ち方・保ち方、
それから 
仕事に対する集中力と熱意と誠実さ、などなど、
いろいろなことを教えていただいた。

そして 娘を妊娠した時には
護ってもいただいた。

生涯、忘れられない恩人。






K女史は 
「一日一回 ソバを食べるといい」
とかいう情報をもたらしてくれた人。

ダイエット情報にも詳しく、
食べ物を点数で数える計算ができた人だった。

そして何より、
私が今 通っている
整体師を紹介してくれた人でもある。

国文科の出身だったが、
外国語に興味があるらしく、
毎年 夏になると 
聞いたこともないような言語を学びに
大学に通う学生になっていた。



風の便りに聞いたところによると、
彼女は その後 イギリスに留学し、 
帰国後は 
かつて勤めていた職場と 同じ業界、同じ職種、
けれど ずっと有名で ずっと実力を必要とする職場に
キャリアアップなさったという話だった。



そんな人が、実際に、いるんだなあ。。。。。






M女史は 周囲への気配りが 万全の人だった。

そして 仕事への集中力も 誰よりもすごかった。

用があって話しかけても 聞こえない、
ということが 何度もあった。



ストレスも 大いに溜まるらしく(苦笑)、
その解消法も大胆だった。

旅行も多かった。

一緒にいってくれる友人も多かったようだ。

スキーの時はスキー友達、という具合

もちろん、飲みに行く時は、飲み友達(笑)。



シベリア鉄道に乗って 
冬のシベリア大陸横断の旅は、寒かったそうだ。

事前に日本で 大枚はたいてコートを買ったが 
コートに包まれた見ごろは寒く、

現地で買った帽子とブーツのおかげで
足と頭だけが暑かった、と話していた。



「アフリカの動物は、すっごくキレイなのよ!

 動物園にいる動物とは、
 ぜんっぜん!!!!!!、違うの!!」

と 声を裏返しておっしゃるのを 何度も聞いた。

最初にアフリカの動物に逢う旅に行って 
その美しさに感動したのだとう話だった。

ただし、あすこは 乾燥がひどいらしく、
露出していた部分、つまり顔の皮が 
帰国後もしばらくは むけていたっけ。。。




二度目のアフリカ行きの事前には

「アフリカ行って、
 な~~~~んにもしないで、
 ただ、ぼ~~~~っと、動物を眺めていたいの!!!」

とノタマッテいた。

よほど出来の悪い後輩が
ストレスを与えていたものと思われる。。。(汗)







バブル全盛期に向かう、
「これから暮らしはドンドン良くなるに違いない!」
と信じられていた時代の先輩たちだった。




5 コメント

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こんばんは (ぱぷりこ)
2008-08-28 19:23:16
コロッケボールがおいしそうです!
先輩にしても後輩にしても、目指す女性に会うことは少ないと思うのですが
類は類を呼ぶ、ということで、ジョルジュさんにも素養があるのでしょうね。

ブログの記事を読むと、いつも感じます。
私とは違うな・・・・と

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雨大丈夫 ()
2008-08-29 09:16:12
東海、関東地方凄い被害の状況が出ています。ご実家の茨城県も大変そうですが

周りに刺激を受ける人がいるというのは大切なことだとは思いますが、ぱぷりこさんの書かれているように、類は類私のお友達はそれなりです(友達ごめんぜ、でも私はそんなななたが大好きやきねえ)
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雨はあがりました。。。 (ジョルジュ)
2008-08-29 10:07:34
ぱぷりこさん、
じゃがいもは 近所でとれたいただいたものです。
忙しくて買物に行けず 材料がない時には 涙が出るほどうれしいものです(苦笑)。
油で揚げると どんなものでもご馳走です。
彼女達と私とでは ずいぶん違いがあります。
まず、縁故採用ではなかった・・・(苦笑)。
私はとんでもない田舎にきてしまいましたが 案外こんな場所が似合いだったのかな、と 今では思います。
田舎は落ち着きます(笑)。

風さん、
ありがとうございます、実は雨とカミナリが心配で 昨夜はあまり眠れませんでした。
朝寝を決め込んでいたら 母から電話があって起こされてしまいましたが(苦笑)、どちらも無事です。
東京に住んで お勤めしている時には キャリアウーマンということばがありましたが そんな人が憧れでした。
農業をしているオバサンや お婆さんたちの中にも 尊敬できる人はいるものです。
理想のオバサンに近づくのは いつでも難しいものです。
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お二人とも (とほ)
2008-08-31 08:47:28
すごい行動力です。
性別は関係ありませんね。
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う~~~ん。 (ジョルジュ)
2008-08-31 11:25:20
というか、女性だからこそ、とも言えるかもしれません。
あの、というか、この、というか、年代の人には、まだ「家」のしがらみ、というものが ついてまわっていたわけでして。
ケッコン適齢期などの 社会の目も気にする年代でもありました。
それらから解き放たれる時期を 虎視眈々と待っていた人たちです。
何もせずに、ではなく、周到に準備を重ねて。
30歳になった時、M女史は「これでケッコン、ケッコンと 親にうるさく言われなくなる!」という喜び方をしていらっしゃいました。
今では 40歳になるまで言われ続けるでしょうね。
それとも 親がうるさく言わなくなってるかな。
こんなに世の中が変わったんですね。
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