ジョルジュの窓

乳がんのこと、食べること、生きること、死ぬこと、
大切なこと、くだらないこと、
いろんなことについて、考えたい。

筑波をドライブ

2009-02-02 | いろんな人
新しい年がはじまってから 
もう既に 1ヶ月以上が経ってしまっているというのに、
古い話をしてもいいかしら?(笑)

義父は 不整脈を持っている。






 神社からいただいたお供物。(去年のこと。汗)






肌寒さを感じることがあっても、まだまだ紅葉には早い。

そんな時期だった。

いつも地味な服を着ていた(つもりの)私が
術後に買ったワインカラーのジャケットを着て行ったことを
よく覚えている。

ジャケットに合わせた 濃いめの口紅を 
バッチリとひいて行ったことも、

常磐線の駅で待ち合わせた亭主が
このジャケットと口紅とを
「すごいな!」
と言ったことも、覚えている(苦笑)。



義父が筑波の方にある病院に行くというので、
亭主と私でイバラキへ向かった。

亭主は義父の仕事を肩代わりするために、
私は 義父を病院へ連れて行くために。





義父は 以前にも書いたことだが
検査や検診は 毎年キッチリと受ける。

その後の治療となると、腰が引けるのだが(笑)。



なんでも、以前からの義父の心不全は 
心房性のものだったが
それが 最近の検査で 
心室性のものになっていたのだという。

心房性は さほど心配はないが
心室性だと アブナイのだという。

「いつ突然死しても おかしくない。」
と医師に脅されていて
義父は 治療をする決心をした。






その治療は、なんでも、全身麻酔が必要なのだという。

短期間ではあるが 入院して 全身麻酔で、という。

最初の頃、亭主は「手術」と言っていたが、
メスを使うものではなかった。

そして なんでも
電気ショックを与えるものだという。

電気治療とは、ちょっと違うみたい?



私のイメージは
映画『E.T.』の中で 
E.T.と 少年とが受けていた治療、

あるいは アメリカのTV番組『ER』の中で
エリザベスなんかが

「○○にチャージ! 離れて!」

とか言いながらやる治療、あれだ。

最後に亭主は 
「おじいちゃんのドッカン治療」と呼ぶようになった。







こんなのが入っていた。 実家でも同じようなお供物のお菓子を用意していた。






私が義父と筑波に向かったのは
その「ドッカン治療」が無事に終わって
最初の診察の日だったのだ。

義父の車は 亭主のよりもずっとキレイ!

小さめな車なので 少し運転すれば すぐに慣れることは、
義母が亡くなった時に 
スーパーにインゲンを(苦笑)買いに行って 実証済み。

その日の筑波方面はお天気もよく、
おしゃべりも楽しく、
スムーズにドライブは続く。

ところが、なんだか、
道路の雰囲気が変わってきた。

「通り過ぎたんであんめか。」

「え~~~!!!」






私は悲しい田舎住まい、
片道一車線道路以外は 走り慣れていない。

ところが、筑波の学園道路は2車線だ。

それを 病院へは左折だというので
早めに亭主の実家を出て
ゆっくり左車線を走っていたのだ。

楽しくおしゃべりをしてるうちに
病院の看板を見落として
学園道路の向こうの端まで行ってしまったらしい。

なんとかUターンして、
今度は必死に右車線を行く。

どこで右折するかわからないのだから、仕方がない。



それでもどうにか看板をみつけて右折、
病院に着いて 意外に美味しい食堂でお昼を済ませ、
診察時間にピッタンコだった。

義父の心臓は ドッカン治療の後は
かなり良くなったようだった。



どんな医師に診せるかで 寿命が大きく変わる時代だ。

こういうのを 早く見つけて治療をするかどうか、で
その人の寿命は変わってくると思う。

義父は 明らかに 寿命を延ばしたのだ、と思った。



それともうひとつ思ったことは、
ひとり暮らしをしている義父には
人恋しい部分がある。

おしゃべりの相手が 本当はもう少し欲しいんじゃないかな。



2 コメント

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すげー (とほ)
2009-02-06 04:55:46
どっかん治療って、電気ショック?

映画なんかで見ると、全身ドカンってなってるけど、
生きてる人間があんなんでいいのかしら。
だんだん、良くなっているって、良かったですね。
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とほさん、ありがとうございます (ジョルジュ)
2009-02-06 14:40:50
私は説明を聞いていませんので。。
でも、亭主から聞いた話から想像すると、たぶん、それは、電気ショックみたいな。。

なんでも、一度の治療では治らなかったので もう一度やった、と聞きました。
それで心房が ハッと目覚めて ちゃんと動くようになったのでしょうか?

私もドラマで見るドッカンを思い出してしまうのですが、
あんなだからこそ、全身麻酔が必要なんでしょうね。
でないと、心臓がビックリして 止まってしまいそうです。
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