岐阜県関市の食堂「入船」。なかなか平日の昼にこの辺りで食事をする機会は多くないが、あれば覗いている。もう止める止めると言っていた女将さんが、本当に一時期暖簾を仕舞っていたので「とうとう…」と思っていたら、また暖簾が掛かるようになってひと安心。この日は店に入ると先客無し。女将んさんも座敷に座ってテレビを観ていらっしゃった。隅々まで掃除が行き届いた店内には出汁の香りが漂っている。いつもの土間の卓に腰掛けると氷水とぬるめのお茶を持ってきて下さった。お願いしたのは「他人丼」。確か今までここでは食べたことは無いはず。いつものように女将さんが仕切られた調理場と茹で釜の間を行き来し、調理が続く。
しばらくして「他人丼」が完成。盆にのってやって来た。新たなお茶と黄色いたくあんと小茄子の漬物の小皿ものっている。豚肉と刻んだ赤縁のかまぼこ、ネギが煮込まれ、玉子でとじてある。早速いただくと、やっぱりつゆの味加減が素晴らしく、旨い。卓上の渋い木箱の一味唐辛子や七味唐辛子を少し振ってもいい感じ。丼のごはんの量は多めだが、難なく胃袋に収まった。洗い物をしていた女将さんに声をかけて勘定をお願いすると「早かったねー!」といつものお言葉(早喰いなので…)。(勘定は¥650)
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↓ 他に客が居なかったのでまた店内の写真を撮らせてもらった。前々回撮り忘れたバーナーを突っ込んだ大きな羽釜がのった竈(かまど)も(写真下3、4枚目)。昔は薪でやっていたんだろうな。
入船
岐阜県関市大平町2-6
( 関 せき たいへいちょう 太平町 いりふね 食堂 麺類食堂 大衆食堂 中華そば ラーメン チャーシュー麺 叉焼麺 他人丼 名古屋かまぼこ )
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