ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

チロル @岐阜県郡上市

2020年09月23日 | 岐阜県(中濃)

郡上八幡での昼食は、ある食堂に向かったのだが、自分が思っていた雰囲気と違っていたので入るのを止め、人の多い新町の通りを歩く。以前と比べればまだ人出は多くないが、それでもお洒落なカフェなどには結構客が入っている様子。最初は昼食後にコーヒーをいただこうと思っていたここ喫茶「チロル」だが、表に”飛騨牛を使った自家製カレーライス”と書いてあるポップが目に入り、ここで昼をと中に入ってみた。昭和44年(1969)に創業したというこちら、入口横には焙煎機があり、郡上の銘水を使った自家焙煎珈琲がいただけるとのこと。表の道路脇下を走る普通の用水に立派な錦鯉が泳いでいるのがさすが銘水の町、郡上八幡クオリティ(写真下1枚目)。店内は奥に長く、シェードランプとダウンライトで落ち着いたバーのような雰囲気。途中に階下に向かう階段があったように見えたが地下室でもあるのだろうか。一番奥のカウンター前の小さなテーブル席に着席。ご高齢の主人とアルバイトの女の子の2人でやっていらっしゃった。メニューには「飛騨牛のオムカレー」というのがあったのでそれをお願いする。

テーブルにまず小鉢のミニサラダが用意された。野菜の種類が多く和風のドレッシングがかかっている。それをつまんでいると楕円型の深皿に盛られた「オムカレー」が登場。オムライスの半分ぐらいにカレーがかかっており、脇に赤い福神漬が添えてある。さっそくスプーンを入れていく。玉子は薄焼きのタイプだがしっかりと底まで巻かれていた。まずはオムライスの部分だけ食べてみたのだが、中のライスは薄っすらとカレーの味付けがしてある。なかなか凝っているナ。飛騨牛の部位はすじ肉が中心かな。他の具材はカレーに溶け込んでいて、しっかりとしたコクがあって旨い。大きさはさほどでもないのでパクパクとあっという間に平らげた。コーヒーもここで飲んじゃおうかと思ったが、それは次の機会に譲ってまた別の店へ行くことにし、勘定してもらった。(勘定は¥1,100)

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↓ 同じ新町の通りにある「小川屋洋品店」(建築詳細不明)を再訪。上を見上げた時に、あまり目立たないがさりげない装飾が見つかるとこの上なく嬉しい。

 

 

↓ 狭い路地を奥に入った渋い建物(建築詳細不明)。”國定教科書取次販賣所”と書かれた看板が残っている所をみると元・本屋か何かだったろうか。ちゃんと古さを残したまま綺麗に整備されているようで素晴らしい。

 

 

↓ 同じ路地にある理容店(建築詳細不明)。角の丸いステン枠窓があるが2階は欄干があるいたって和風の造り。”パーマ屋”と呼ぶ方がしっくりくる(それとも”髪結い”か)。

 

 


 

 

珈琲館 チロル

岐阜県郡上市八幡町新町965

 

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