ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

菊里松月 @名古屋市中区・新栄

2019年05月23日 | 名古屋(中区 老舗)

新栄と吹上の間の飯田街道沿いにある和菓子屋「菊里松月」へ。創業は大正12年(1923)とのこと。交通量の多い街道を歩いて店に向かうと、店の前の道路にはひっきりなし車が停まっては出て行く。想像していたよりも大きな建物の1階が店舗になっていた。中に入るとガラスショーケースの中には色々な菓子が並んでいた。店員も何人も居て対応に大わらわ。人気があるんだなァ。この日の目当ては表の幟にもあった好物の「くさ餅」。もちろんケースの中に並んでいたが、もう残り少ない感じ(補充されるかもしれないが)。嫁の分と2つのみ購入した。

当日中の消費と言われたが、食べることが出来たのはその日の深夜。ちょっと時間が経ってしまったが包みを開けて取り出す。ずっしりと重量感のある「くさ餅」は俵型で、大きくてあんこもたっぷり。最近は上品な菓子が多いので他所ではあまり見ない大きさかも。皮も厚く、やや硬め。でもこれは時間の経過があったからかも。大きな口でかぶりつくと口の中はよもぎの香りとあんこでいっぱいに。深夜に食べるものじゃないが、熱いお茶と一緒に美味しくいただいた。次は「あんだんご」か「醤油だんご」を買ってみようっと。(勘定は¥432)

 


 

↓ 飯田街道沿いの渋い佇まい「丸山歯科」(建築詳細不明)。木戸、木枠窓、タイル壁、中も昔のままだったら見てみたいなァ。

 

↓ 喫茶店などが入る長屋タイプの建物(建築詳細不明)。昔の街道沿いは商店が軒を連ねていたのでこういうスタイルの建物が多かったが、最近は少なくなっている。

 


 

菊里松月

愛知県名古屋市中区新栄3-23-10

 

( 名古屋 なごや 新栄 しんさかえ 吹上 飯田街道 きくざとしょうげつ 和菓子 老舗 草餅 くさもち 近代建築 )

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向龍館 (JR美濃太田駅) @岐阜県美濃加茂市 (※閉店)

2019年05月22日 | 岐阜県(中濃)

中部地方の駅で唯一、駅ホームでの立ち売りを続けていたJR美濃太田駅の「向龍館」が5月末を以って店を閉めるのだという。高山線のホーム上に小さな売店があり、電車が構内に入ってくると主人が肩から箱を下げて立ち売りをしている。先代が立ち売りを始めたのは昭和34年(1959)だという。以前にこの駅を経由して多治見方面に向かった時に、ここで釜飯を買おうかどうか迷ったけれど、行った先で食べる店が決まっていたので、持って歩くのも…と見送って後悔していた。たまたまこの近くを車で通ったある日の午前中にここの駅弁の事を思いだし、駅の北口に車を停めて入場券を買って構内に入る。売店には主人が1人。鉄道好きのカメラ少年が主人に話しかけている。窓に閉店の知らせが貼ってあった。売っている弁当は「松茸の釜飯」と「ちらし寿司」の2種類。釜飯の方はプラスチック容器だったので、ひとつだけ残っていた陶器製の「ちらし寿司・ておけ」を手に取ると、主人が「それ特注の器やけど、それが最後の1個。あとは予約の分で全部無くなったよ。」と仰るので、その最後の1個を購入してみた。なるほど残りの陶製容器の寿司には既に予約だろう名前が貼られている。閉店を知ってからの注文が沢山入っているようだ。ずしりと重い容器をビニール袋に入れてもらう。

 

家に持ち帰ってから包みを開けた。この容器は木桶か木樽か何かを模しているのかな。つるの持ち手が付いていて蓋も陶製。開けると色とりどりの具材が並んでいる。イカ、海老、鮭、穴子、椎茸、牛蒡、蓮根、梅の花の形をした蒲鉾、玉子焼、きゅうり、紅生姜。酢飯には刻んだ干瓢がちらしてあり、ピンク色のでんぶがのせてある。弁当だけあって酢飯のみならず、魚介の酢締め加減も強め。野菜の味付けもしっかりめ。付いてきた短い割箸(これが気分)で具材毎に口にいれていく。旨い。新緑の高山線の車窓を眺めながらこれをつまんで、酒でも呑んだらさぞかしいい気分だろうなァと妄想しつつ美味しくいただいた。かつては1日300個も400個も売れていたという釜飯も、最近では10個以下の売上になっていたのだとか。駅前の路地にはこちらの食堂があるようで、そちらの店舗は残るようなのでそちらにも寄ってみようかな。(勘定は¥1,000)

※駅ホームの売店は令和元年5月末を以って閉店されました

 

 

 

↑ バックに写る赤い電車(正確には「軽快気動車」というらしい)は同駅に乗り入れている長良川鉄道の車両。

 


 

↓ 美濃太田駅からひと駅の「JR坂祝(さかほぎ)駅」前の通りに建つ建物(建築詳細不明)。2階のおたふく窓や欄干を見ると妓楼のような感じだが、玄関口に受付のような小窓が見えるので医院か郵便局舎だろうか(でも〒マーク発見出来ず)。裏の大きな建物と繋がっているようで、そちらにも8角形の窓があるなど、傷みがあるが前身がちょっと気になる建物だ。裏手はまだ人が住んでいる。

 

 

 

 


 

向龍館 (JR美濃太田駅)

岐阜県美濃加茂市太田町2484 JR美濃太田駅構内

 

( 美濃太田 みのおおた 高山線 こうりゅうかん 駅弁 えきべん 立売 立売り たちうり 釜めし かまめし ちらしずし ホーム立ち売り 閉店 鉄道オタク 近代建築 妓楼 ) 

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Original Album Classics / Johnny Winter

2019年05月21日 | クラシック・ロック

Original Album Classics / Johnny Winter (2010)

このブログではお馴染み、堕落の(笑)「Original Album Classics」シリーズ。今回購入したのは2014年に亡くなったジョニー・ウインター(Johnny Winter)初期の5枚を集めたセット。収録アルバムは以下の通り。

  • 「Johnny Winter」(1969)
  • 「Second Winter」(1969)
  • 「Live Johnny Winter And」(1971)
  • 「Still Alive And Well」(1973)
  • 「Saints & Sinners」(1974)

自分はファースト・アルバムだけ持っているが、あまり熱心なリスナーとは言えない。聴いたきっかけは、ストーンズ(The Rolling Stones)が1969年に開催したハイドパーク・コンサート(新メンバーのミック・テイラーお披露目公演のはずが、ブライアン・ジョーンズ急死の為、追悼公演になった)で1-01の「I'm Yours And I'm Hers」をカヴァーしていたから。当時のストーンズが現役白人アーティストのしかも、発売されたばかりの曲をカヴァーをするのは珍しく、興味が沸いたのだった。ただ、どういう経緯でストーンズがこの曲を選んだのかを示した文献にはついぞ遇ったことがない。一方ジョニー・ウインターもストーンズのカヴァーを多く披露していて、このセットにも 3-03 「Jumpin' Jack Flash」 、4-06 「Silver Train」 、4-10 「Let It Bleed」 、5-04 「Stray Cats Blues」と4曲も収録されている縁浅からぬ関係。これまた彼とストーンズの交流の話はほとんど聞いたことがないんだけれど。特に「Silver Train」はストーンズが発表する前に彼が発表していたらしいから、ひょっとすると作曲に関わったものの、クレジットされなかった、なんていうジャガー&リチャーズにありがちな搾取ケースかな、なんて(笑)。

ファーストでは荒っぽいブルーズ・ロック、それが2枚目になるとプロダクションの関係か、洗練された音になりグッとクオリティが上がっている。ふり絞るような声質のヴォーカルが、好きになるかどうかの分かれ目かな。オールド・タイムのロックンロール曲のカヴァーも多く、ギターを弾き倒しているが、後になるとポップな曲調も目に付くようになっている。自分は勝手にスライド・ギターのイメージが強かったが、それを強調しているような曲は意外と少なかった。実際に彼がどのくらい売れたのか知らないので何とも言えないが、後ろ2枚の作風ならチャートに入っていてもおかしくない(それがいいかは別として)。特徴的なアルビノの容姿や、のちのマディ・ウォータース(Muddy Waters)とのコラボで強烈な印象を残しているが、初来日は2011年と遅かった。どんなステージだったんだろう。

 オークションにて購入(¥1,260)

  • CD  (2010/4/16)
  • Disc : 5
  • Format: Box Set, CD, Import
  • Label: Sony UK
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さっぽろ亭 岐阜店 @岐阜県岐阜市

2019年05月21日 | 岐阜県(岐阜)

ある洋食屋に開店時間すぐに入ったら「満席で1時間くらいお待ちいただきますが…。」と言われてしまったので、店を出て近くの「さっぽろ亭・岐阜店」へ。創業は昭和47年(1972)だそう。この店に入るのは何年振りか。きっと10年位は経っているはず。いつ前を通っても相変わらずの盛況ぶりで、この日も店に入ると待ちが出ている。現在のラーメン・ブームよりもずっと前の、かつて全国で一世を風靡した昭和のサッポロラーメン系の店は淘汰され、本当に少なくなってしまった。ここのようにずっと盛況を続けている店も珍しい。順番待ちの用紙に名前を書き入れ、席に着いている人を取り囲む椅子で待機。10人位の待ちがあったが、昔と変わっていなければ回転は悪くないはず。店内は昔と全然変わらず、調理の主人と給仕女性が3人。1人で調理、麺茹でするのも以前と変わっていない様子だ(記憶が確かならば)。10分程で名前が呼ばれて着席。注文は「味噌ラーメン」。

デカいポリバケツに用意された大量のもやしをつかみ取り、北京鍋で炒めてスープと調味料を加え、ラーメンの味毎にタレや味噌を加えていく。その間に麺が茹でられているが、ここは昔から茹で時間が大雑把。麺を上げてから丼ぶりの中に入ったままのこともしばしば。何だか懐かしい(笑)。味噌とか醤油とかの味毎に5~6杯のラーメンを一度に作るので、上手くタイミングが合えば提供も早い(逆も然り)。完成した「味噌ラーメン」はもちろんもやしがたっぷり。申し訳程度の人参も見える。チャーシューは大きくないものが1枚。それにメンマ。さっそく箸をつけ、黄色い縮れ麺を引きずり出す。案の定茹で加減はやわ。でもそれも含めてここの味。懐かしいスープの味噌の塩梅は良し。今でこそ旨味過剰な濃厚スープのラーメンばかりだが、昔はこの程度でも”濃い”と感じるくらいだった。麺はあっという間に無くなり、途中からもやしをすくっているだけになってしまうが、久々のさっぽろ亭の味を楽しんだ。新しい店がこれと同じ味、麺で店を出したら一刀両断されてしまうかもしれないが(笑)、1周、いや2~3周廻って今こういうラーメンがしっくりときたりする(←加齢)。(勘定は¥760)

正統サッポロラーメン さっぽろ亭 岐阜店

岐阜県岐阜市宇佐東町6-11

 

( 岐阜 ぎふ 宇佐 うさ さっぽろてい サッポロ亭 サッポロラーメン 札幌ラーメン みそラーメン ラーメンブーム )

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升半茶店 (2) @名古屋市中区・丸の内

2019年05月20日 | 名古屋(中区 老舗)

この日はかなり日差しが強く暑かったのだが、何か冷たいものをと丸の内の「升半茶店本店」(創業天保11年)へ。でもここの抹茶ソフトクリームが6月からの販売だということを忘れていた…。どのみち抹茶粉を切らしていたので、汗を拭いつつ店内へ。いつものように若い女性店員さんが応対してくれ、茎茶を出してくれる。椅子に腰を下ろし、ひとまず一服。店員さんは年齢が若いのに物腰柔かく、慇懃無礼にならない程度に丁寧で、本当に人当たりが良くて感心する。老舗和菓子屋などでもよく感じる事だが、どうしたらこういう落ち着いてマニュアル通りでない接客を教育出来るものなんだろう。

閑話休題。この日は抹茶粉のラインナップの中でも一番低い価格の「別儀」にした。以前に買った時はちょっと自分には量が多過ぎて飲み切れず、冷蔵庫にしまっている期間が長かったので一番少ない量にしてもらう。コーヒーと同じで挽いてから出来るだけ早く飲み切った方がいい(はず)。包んでもらい持ち帰る。早速いつもの我流で点てて飲んでみた。やっぱり新しい粉は香りがいい。新栄の銘店「万年堂」の干菓子「おちょぼ」を口に含みながら美味しくいただいた。いつも機を逃してしまう抹茶ソフトクリームだけれど、今年は食べられるだろうか? (勘定は¥540)

以前の記事はこちら

 

升半茶店 

愛知県名古屋市中区錦2-7-1

 

( 名古屋 なごや 丸の内 まるのうち 升半 ますはん 升半本店 お茶の升半 松柏園 老舗 まっちゃ 抹茶ソフトクリーム 抹茶アイス ) 

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こう @愛知県江南市

2019年05月19日 | 愛知県(尾張)

愛知県江南市で未訪の近代建築を愛でた後、昼食に何軒かを訪れるもことごとく休業日で振られ(←ちゃんと調べろ)、やっとたどり着いたのは幹線道路沿いにあった「焼そば家・こう」。最近でこそ焼そば専門店っていくつも出来たし、お好み焼きと一緒の店は昔から数多あれど、郊外で焼きそば専門店ってあまり覚えが無いかも。店内は喫茶店風情。ご夫婦でやっていらっしゃるのかな。先客が何組か。カウンターではビールをやっている人も(いいなァ…)。カウンター上の品書きを見ると、焼そば以外のメニューにはカレーもあるようだ。焼そばの中で先頭のメニューだった「梅肉焼そば(肉入)」をお願いする。

想像してみたけれど、和風の味付けの焼そばに梅肉がトッピングしてあったりするのかなと思いきや、運ばれてきた「梅肉焼そば」はしっかり麺も梅味で和えてあるようでほんのりと色付いて、海苔、大葉、しば漬け、梅肉がたっぷりとトッピングしてある。炒めた麺の中にはキャベツと豚肉。しっかりと梅味なので酸っぱい。こういうのは初めてかも。麺量は多くないのでスルスルといってしまう。すぐに麺が無くなりそうだったのでトッピングの数々を全体的に混ぜながら、あっという間に完食。酸味は結構あるので目玉焼きトッピングが出来れば(出来るようです)黄身を崩してまた楽しめたかも。困ったのはこれを食べたせいで食欲が増進され、さらにお腹が空いてしまったこと(笑)。(勘定は¥480)

 


 

↓ 江南市小杁(おいり)町にあるなかなか由緒がありそうな「魚入神社」境内にある建築(建築詳細不明)。「社務所」で昭和4年建築という情報も。現在は閉鎖されていて使われていない。にしても意匠がかなり凝っていて、神社境内にあるとは思えない。このまま朽ちさせるのは惜しい。

 

 

 

 


 

焼そば家 こう

愛知県江南市尾崎町河原53-1

 

( 江南 こうなん こう 焼きそば やきそば 焼そば ランチ 定食 カレーライス カツカレー 近代建築 うおいり神社  )

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ばば天 (2) @名古屋市中区・大須

2019年05月18日 | 名古屋(中区 老舗)

夜の大須でどこかで一杯やって帰ろうかなとウロウロ。久々に大須観音の前を通ったら天ぷらの老舗「ばば天」の照明看板が目に入った。夜に入ったこと無かったなァと入口の横に出ていた品書き眺めていると、意外や酒肴の一品物が並んでいる。老舗(創業明治36年)の天ぷら屋を酒場使いしてみようかなと暖簾をくぐってみた。土間に3つ並んでいるテーブル席のひとつに腰を下ろして品書きを眺める。給仕は若い女性で厨房の中も若い男性のよう。今、昼間がどうなっているのか知らないが、代替わりをしているのかもしれない。先客はまだおらずのんびりとした雰囲気。品書きの中からビール(キリンラガー大瓶)と「燻製味玉」「イカげそとネギのかき揚げ」を注文した。

冷たいビールと黄身がとろっとして温かい「燻製味玉」をやっていると後客が何組か入ってきた。そのうちのご高齢の方々は近くの人なのか、給仕女性とこの店の昔話をされている。聞こえてくる話に耳を傾けていると、この給仕女性はお孫さんのようで、自分がこの店で以前に拝見した”おばあちゃん”はまだご健在で現在93歳なのだとか。スゴイ。お孫さんも自然体の接客で感じがいい。

調理にかなり時間がかかっていて他の客への提供もまだ全然だったので、すぐ出そうな酒肴「レンコンのきんぴら」を追加。鶏肉と煮てあり胡麻油も効いている。酒を追加しようかどうか迷っているとやっと「イカげそとネギのかき揚げ」が提供された。時間はかかったがデカい。ピンク色をした岩塩と濃いめのつけつゆが用意されている。どちらでいただいても旨い。酒の追加と思ったが、お腹に入れて帰ることにして、熱いお茶をもらい「天むす(2個)」をお願いする。

「天むす」はご飯の部分もつゆの色に染まっていて海苔がたすきに掛けられている。揚げられた小海老と一緒にかぶりつくと味付けは見た目ほど濃くなく、田舎漬けのたくあんと熱いお茶にぴったり。旨かった。”マリネ”、”バルサミコソース”、”ローズマリー”などらしくない一品料理が品書きに並んだ夜の「ばば天」。以前はこういう感じではなかったと思うが、いろんな料理を用意したり、ワインもあったりと若い衆がいろいろ頑張っているようだ。なぜか「スパゲッティーボロネーゼ」なんてのもあったので、次はそんなのも頼んでみようか。おばあちゃんが作っているという千代紙の楊枝入れに入った爪楊枝をもらって店を出た。(勘定は¥2,300程)

以前の記事はこちら

  

 


 

↓ 3月4月が寒かったせいで今年の桜は長持ちした。今は無き「百老亭・大須店」の裏の公園の桜もまだ少し残っていた(訪問4月)。

 


 

 

名代天ぷら ばば天

名古屋市中区大須2-25-10

 

( 大須 おおす 大須観音 ばばてん 婆波天 天婦羅 天麩羅 てんぷら 天丼 てんどん 老舗 )

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The Dream Academy / The Dream Academy

2019年05月17日 | エイティーズ

The Dream Academy / The Dream Academy (1985)

80年代ポップ、”ネオ・アコースティック”などと呼ばれたドリーム・アカデミー(The Dream Academy)の1985年発売のファースト・アルバム。グループは白人と黒人の男性、それに女性という珍しい3人組。3枚のアルバムを発売して消滅していたバンドだが、なぜか2016年に突然ニック・レアード=クルーズ(Nick Laird-Clowes・ジャケ中)とケイト・セント・ジョン(Kate St John・ジャケ右)の2人だけで再結成し、日本のみの単発のライヴをやった(いまだにその後の活動が聞こえてこない)。自分がこのグループの曲を知ったのは、このブログでも何回か紹介した80年代の青春映画、ジョン・ヒューズ(John Hughes)監督の「Ferris Bueller's Day Off」(邦題:フェリスはある朝突然に・ポスター下)で。

このアルバムにも収録されている「The Edge Of Forever」を始め2曲が印象的に使われていた。この映画にサントラは無かったが、映画のファンは大勢いて、主演のマシュー・ブロデリック(Matthew Broderick)が2012年のスーパーボウル限定のホンダのCMにもセルフ・パロディで出演していたり、ネット上ではサントラと称して音源が(勝手に)発表されたりしていたので愛聴していた(ちなみに市販映画DVDの日本語訳は訳し足らずで面白さが全然伝わらない…)。CDのジャケットはメンバーがトリミングされている(オリジナルは写真下)。

ヤマハのDX-7的なシンセサイザー音全盛の80年代にあって、このアルバムもシンセ・ポップであることは間違いないのだが、アコースティックな曲調と雰囲気、上手くはないが透明感のあるニックのヴォーカル、ケイトの奏でるオーボエやホルンの優しい音が特徴的で、アルバム全体にも叙情的な雰囲気と浮遊感が流れている。この時代では異色。クレジットを見てびっくりしたのだが、プロデュースと演奏にピンク・フロイド(Pink Floyd)のデイヴィッド・ギルモア(David Gilmour)が参加している。ビックリ。これは全然知らなかった。ジョン・ヒューズ監督がどうしてこのバンドに引っ掛かったのか知らないが、普段こういった優しいポップ・ミュージックをあまり聴かない自分も、何度も聴きたくなる不思議な吸引力がある(映画によるエコヒイキあり)。 

オークションにて購入(¥590)

  • CD  (2000/3/13)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Warner Bros UK
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うえの @岐阜県多治見市

2019年05月17日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県多治見市のカフェ・レストラン「うえの」へ。ずっと以前から何度も前を通っている店だが、日曜もやっているし、喫茶店でもあるので中休みが無く、いつでも入れるからと後回しになっていた。店の前の立て看板には魅力的な洋食のランチ・メニューが書き出してある。種類も多くて店頭で迷ってしまう程。眺めながら外に立っている間にも、昼時とあって次々と客が吸い込まれていく。慌てて中に入るとテーブル席はほぼ満席の盛況ぶり。外向きのカウンターに案内された。目の前に「トルコライス」なんていう貼紙もあって心揺らいだが、表で決めてきた「カレーランチ」を注文する。

しばらくして運ばれた「カレーランチ」はワンプレートのランチ。プレートの上にはカレーライス、エビフライ、クリームコロッケがのって、脇には生野菜のサラダとポテサラが添えられている。カレーはチキンカレーで、量はやや控えめ。手作りだというカレーは具材が溶け込んだような粒感があり、辛さは少なく食べやすい。なんとなくデミグラスソースのような風合いのあるカレー。旨い。エビフライは業務用っぽさのある味わいで今ひとつ。ま、サービスランチだから仕方がない。クリームコロッケは小さいのが2個。隣の紫煙がちょっと気になるが、カレーが良かったので次は「カツカレー」か、それとも好物の「ロースかつ丼」、「イタリアンスパゲティー」あたりにしてみようかな。また迷いそう。(勘定は¥700)

 

カフェ&レストラン うえの

岐阜県多治見市本町1-57

 

( 多治見 たじみ Cafe & Rest Ueno Ueno レストラン 洋食 定食 ランチ オムライス 鉄板スパ 喫茶 コーヒー ) 

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はね海老 (3) @名古屋市西区・那古野

2019年05月16日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

円頓寺商店街の「はね海老」へ。創業は昭和28年(1953)で、現主人の伯父が始めた店を昭和45年(1970)に引き継いだのだそうだ。もっと頻繁に通いたい店なんだけれど、知らぬ間に日曜定休になってしまってなかなか寄れなくなったので随分と久しぶり。中の様子は外から分からないが、ちょうど昼どきだったので混んでいるかナと思って中に入ると、先客は無し。たまたまだとは思うが隣のバーはランチ目当てのリーマンで溢れ返っているのでちょっと寂しい客入り。並んだテーブル席のひとつに座りメニューを眺める。あれ?「オムライス」や「チャーハン」のご飯物が無くなっている…。「カニチャーハン」目当てだったんだけどなァ。元々そんなに品目は多くないし、息子さんが調理を手伝っているから品数を減らす理由が分からないが…。方針を変えて「二種盛り」でカニクリームコロッケと貝柱フライを単品で選んで、「ビール」(キリンラガー中瓶)をお願いした。

主人や厨房の息子と違って愛想の無い給仕男性(兄弟?)がビールを持ってきてくれ、NHK連続テレビ小説を見ながら喉を潤す。そのうちに「二種盛り」も出来上がった。しっかりめに揚がった貝柱フライは500円玉大であまり厚みが無いものが5つ。まずはそのまま、後は添えてある自家製のマヨネーズやソースをつけて、カリカリをビールのお伴に。前にも食べたことのあるカニクリームコロッケは以前よりもやや硬めの印象。中に少しだけ緑色が見えるのはピーマンかな。添えてある千切りキャベツや、じゃがいものみのシンプルなポテサラを挟みながら美味しくいただき、いつもはカパカパと杯を空け過ぎて足りなくなるビールもちょうどきっちり空になった(←やれば出来る)。次は久しぶりの「エビフライ」で。(勘定は¥1,250)

以前の記事はこちら (1)(2

この後の記事はこちら (4

 


 

↓ 水の無い名古屋城のお堀の「旧・堀川駅」付近。「瀬戸電気鉄道」の駅があった場所。堀の中を走る電車を見てみたかったなァ。その向こうに見えるのは「愛知県図書館」に渡る「御園橋」(明治44年・1901・建造)。明治時代の鋼橋としては市内最古だとか。御園橋から見えるのは「新御園橋」

 

↓ もう一つ東は「本町橋」(明治44年・1911・建造)。新緑と明るい日差しが眩しい。

 

 


 

はね海老

愛知県名古屋市西区那古野1-20-37

 

( 名古屋 なごや 那古野 なごの 円頓寺商店街 えんどうじしょうてんがい はねえび 洋食 海老フライ とんかつ 定食 近代化遺産 瀬戸電気鉄道 名鉄瀬戸線 )

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