ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

川口屋 (2) @名古屋市中区・錦

2019年05月27日 | 名古屋(中区 老舗)

 

久しぶりに錦(にしき)の雑多な場所にひっそりと佇む和菓子の「川口屋」へ。創業が江戸の元禄年間(←なんと5代将軍綱吉の時代だ)という凄い歴史のある名店。まだ周りの通りには酒類を飲食店に納品するトラックが目立つ午後の時間。暖簾をくぐって中に入ると、狭い売場は数人の客で塞がれていた。少し待ってから入り、他の客が注文し終わってからガラスショーケースを覗く。するとまさに買おうとしていた「わらび餅」が下げられてしまう…。この他にもいくつかの菓子が目の前で売り切れてしまい、あまり残らない状況に(イタタ…)。仕方がないので残った上生菓子の中から「椿もち」「藤の花」「木の芽薯蕷(じょうよう)」をお願いした(注・品名に自信ありません)。少量だったがくっつかないようにちゃんと箱と手提げ紙袋に入れていだける。

家に持ち帰って、早く食べ切りたいので嫁と半分こづついただく。「椿もち」は椿の青々とした葉が上下に。照りのある白い餅皮は持つと崩れるくらいにふわふわの食感。こりゃ旨い。「藤の花」は濃い色のつぶ餡が薄紫色の花びらの形で包まれた練り菓子。ねっとりとした口当たりが苦い抹茶をより旨くする。「木の芽薯蕷」はてっぺんに綺麗な木の芽(山椒の葉)がちょこんとのった薯蕷(山芋)饅頭。張りのある皮に控えめなあんこ。どれも旨かった。日曜休みなのでなかなか寄れないが、今度こそ「わらび餅」を…。(勘定は¥960)

以前の記事はこちら

 

 


 

 ↓ 何度も見に来ている本町通の古色蒼然としたビル「坂文種報徳会ビル」(昭和6年・1931・建造)。とうとう一部フェンスで囲まれてしまったので余命いくばくも無いだろうか…。

 

 


 

川口屋

愛知県名古屋市中区錦3-13-12

 

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コメント
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