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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

もちや @静岡県掛川市

2016年10月11日 | 静岡県

旧東海道の掛川宿、静岡県掛川市にある創業して約200年という「もちや」へ。200年前というと「文化」年代だろうか。現在8代目という歴史ある店。こちらの名物は何と言っても「振袖餅」。もちろんそれ目当てで店へ。繁華な駅前付近から2kmくらい離れた場所にあった。店舗は古い訳ではなく新しい。店に入るとショーケースや棚に様々な菓子が並んでいる。和菓子だけではなく洋菓子もあった。見回してもそれらしきものが見当たらないので店の方に訊いてみると…「売り切れました」とのご返事。まだ土曜日の昼過ぎなのに…。二の手を考えていなかったので、何を買おうか迷った。そこでパックに入って名前が気になった「あまったれだんご」と、いくつかのお菓子を購入。名前をしっかり覚えていないけれど、「葛川」という名前の最中?じゃなかったかな。

「あまったれだんご」は通常のみたらし団子のような串に刺さった団子だが、みたらしと、よもぎ+あんこの2種類。1本づつビニールで包んであり、たれが多め。ビニールを剥がして服を汚さないように口で受けると…、「あまっ」(←当たり前だ)。通常のみたらし団子よりもかなり甘い味付け。味付けはもう完全に予想通り(笑)。団子はとても柔らかく、ふわっとした食感。旨いがコレ、自分は1本で充分だ。「振袖餅」が食べられなかったのは残念だが、よく考えたら本店じゃなくても駅とかに行けば売っていたんじゃないか…。(勘定は¥300程)

 


 

↓ 店から15km程離れた遠州横須賀街道にあり、宿泊する予定だった老舗割烹旅館「八百甚」(翌日に予定が入り急遽断念)。創業は江戸末期、建物は昭和初期のものだとか。

 

↓ 城下町らしい風情が残る通りに建つ、風格ある木造建築。現役で今も泊まれるなんて素晴らしい(ちょっとだけ怖いけど・笑)。泊まってみたかったなァ…。

 

 


 

菓子処もちや

静岡県掛川市葛川228-1

 

( 掛川 かけがわ もちや 御餅処 菓子処 和菓子 振袖餅 ふりそで餅 ふりそでもち 掛川名物 東海道五十三次 旧東海道 掛川宿 横須賀街道 遠州横須賀街道 近代建築 )

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The Essential / Leonard Cohen

2016年10月10日 | ポップス・オールディーズ

The Essential / Leonard Cohen (2010)

カナダ出身の吟遊詩人、レナード・コーエン(Leonard Cohen)のベスト盤2枚組。以前からずっと気になるアーティストだったが、レコードもCDも、1枚も持っていなかった。初めて意識して聴いたのは、ナイン・インチ・ネイルズ(Nine Inch Nails)のトレント・レズナー(Trent Raznor)が1994年に編集したサントラ「Natural Born Killers」に収録されていた2-6「Wainting For The Miracle」と2-4「The Future」。その甘く低いヴォーカルが逆にサントラの不気味さ、空虚さを演出していて気に入っていた。以前から断片的には聴いた事があったが、永年に渡り「Musician's Musician」(ミュージシャンお気に入りのミュージシャン)の筆頭だったので、ずっと手を出そうかどうか迷っていた。廉価でベスト盤を見つけたのでポチッと。

カナダ出身だからか、どの曲からもフレンチっぽい洒落た雰囲気に溢れていて、いわゆるアメリカ大陸っぽくない。特に初期の楽曲はフォーク・ミュージック、あるいはシャンソンの部類と言えるかもしれない。若い頃の曲でも教科書的な女性コーラスが入る曲はさすがにあまりピンと来ない。でも曲はやはりどこかで聴いた事のある曲が多い。それもそのはず、新旧大勢の偉大なミュージシャン達がこぞって彼の曲をカヴァーしてたり、引用したりしているのだ。その甘すぎる低音ヴォイスは、きっと多くの女性を骨抜きにしただろうし、実際どの時代の彼の写真を見ても、若い頃の俳優アル・パチーノ(Al Pacino)に似た色男ぶりは渋くてダンディーで、かっこいい。近年は歳をとってもビシッと三つ揃えのスーツに中折れ帽を被ったりして、ヴォーカルの低音もさらに低くなり、色男っぷりに拍車がかかっている。これで現在82歳というのだから…。こんなジジイになりたいものだ。

amazonにて購入(¥880)

  • CD (2010/10/1)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Columbia

 

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かも (2) @岐阜県加茂郡富加町

2016年10月09日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県加茂郡富加町にある「割烹かも」。割烹と名は付いていても、ざっくばらんに使える居酒屋兼食事処。親や子供ら大勢を一緒に食事させる時に、魚も肉もご飯も酒もあるこういう店はとても便利なので、こちら方面で機会がある時には時々利用している。しかも料理の盛りが良く、みんなでつついて食べるにはもってこい。この日も両親を含む6人で訪問した。カーテンで仕切られた掘りごたつ風のボックス席に案内され、早速みんなに好きな物を注文させる。子供らは唐揚げなどの揚げ物(と言ってもうちの高齢の両親は今も揚げ物大好きだが)、自分は魚関係(もちろん日本酒のため)、嫁は豆腐やサラダなどの優しめのもの、とだいたい注文する系統は決まっている。この日も立て続けに8品ほど注文。どれも大皿にたっぷりのヴォリュームだし、それぞれにポテサラや野菜が添えてあるので、結構な量になる。日本酒にそそられるものが少ないのだけは残念だが、両親も孫と一緒に食べるメシは賑やかで楽しそうだ。この日は「鰤炙りポン酢」っていうのが良かったナ。(勘定は¥15,000程)

別の日には、この内の母と自分と息子の3人だけで訪問。欠員が多かったので、夕飯の事を考えるのが面倒臭かっただけだが、用事を済ませてそのまま車で向かう。今回は入口近くのボックス席に案内された。ここは隣のボックスの声が丸聴こえで、何となく忙しないのでいまひとつ。心なしか空調の効きも悪く、やや暑い(ビールは旨いが…※訪問9月初旬)。息子は性懲りもなくまた鶏の唐揚げを注文していたが、人数のことを考えていなかったので、量の多さに悶絶していた(笑)。こういう刺身、揚物、焼物、煮物など何でもある店では、なるべく自分が普段家ではやらないような料理を頼むようにしている。鮎の唐揚げを注文したが、頭からガブリといけるやや小さめのサイズが5、6本。旨かった。この他に数品。つい揚げ物ばっかり頼んでしまったのでビールで通したが満足。人数が少ないので追加はムリ。(勘定は¥6,500程)

以前の記事はこちら

 

割烹 かも

岐阜県加茂郡富加町羽生1477-3

 

( 富加 富加町 とみか とみかちょう 割烹かも かも 居酒屋 魚料理 鍋料理 ランチ 居酒屋 大盛 デカ盛り 長良川鉄道 )

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ふくろう @名古屋市北区・上飯田

2016年10月08日 | 名古屋(東区・北区)

北区の上飯田駅から西へ行った所にある、現在名古屋屈指の人気ラーメン屋「からみそラーメン・ふくろう」。いつ前を通っても店の前の歩道に行列が出来ていて、それが広くない通り沿いで、車からも丸見えだから並ぶのはなんだかみっともないし、最近は並んでまでラーメンを食べなくなったので見送っていた。たまたま店の前を通ったら珍しく行列が無い。実は昼どきは過ぎていて全然お腹は減っていなかったのだが、その珍しい光景に、つい車を停めてしまった(苦笑)。

それでも数分待ったが、すぐに呼ばれて中へ。券売機が置いてあり、そこで店名にもなっている「からみそラーメン」の券を買う。店の中はカウンター席が9席のみで、こじんまりとしたスペース。中にも待ち席があり、ここからもう少し待つことになる。これだけ小さい店なら外にも並ぶわな。回転はゆっくりめで、まだ席に着いた客の半分は提供されていない。見ていると2人で3杯のラーメンを注文してゆっくり食べている〇鹿者も居る(しかも結局少し残した…)。昔は平気だったが、最近の自分にとっては長い時間待って、やっと席へ。こちらのラーメンは、主人が修行した山形県の人気店「龍上海」(未訪)の「赤湯からみそラーメン」なのだとか。確かに見た目もそっくりそのままだ。調理はとても丁寧で、きっちり4杯(あるいは5杯)づつ作っている。

しばらくして「お待たせしました」と、やっと丼ぶりが置かれた。しっかりと油膜が張ったスープの水面には、チャーシュー、メンマ、ナルト、そして青海苔が振りかけられている。真ん中には赤い辛味噌がのっていて、見た目のバランスもバッチリ。スープは味噌のコクも含めて旨味がかなり強い。粕が入ったような風味が感じられる味噌(麹味噌かな)の味。この地方ではあまり味わった覚えのない味噌ラーメンだ。麺は平打ちの縮れ麺で、しっかりとスープと絡んで旨味を吸い上げる。辛味噌を少しづつ溶かしていくと、風味も変わり、ピリッとした辛味が甘さも感じられる味噌のスープを引き締めている。さすがに完成度が高く、旨かった。並びが無かったらまた寄ってみよう。(勘定は¥780)

 


 

↓ 店のすぐ近くの住宅街の細い路地にある「河野家住宅」(昭和7年・1932・建造)。路地が狭くて写真が撮り辛いが、大屋根が”むくり屋根”になっている。名古屋市の登録地域建造物資産。

 

 


 

からみそラーメン ふくろう

愛知県名古屋市北区辻町2-32

 

( 上飯田 かみいいだ ふくろう 辛味噌ラーメン 辛みそラーメン 行列 赤湯 赤湯ラーメン 龍上海 りゅうしゃんはい 山形ラーメン 近代建築 登録地域建造物資産 )

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すず野 @岐阜県岐阜市

2016年10月07日 | 岐阜県(岐阜)

かつては「御鮨街道」と呼ばれたという風情ある通り沿いに建つ、町屋を改造した蕎麦屋「そば切り・すず野」。こちらを初めて訪れたのはまだ開店して間もない頃(5~6年前か)。知り合いの料理人に教えてもらってすぐに訪れた。その後も何度か暖簾をくぐったが、毎回ちょっとづつ引っ掛かる事があって最近は足が遠のいていた。少し前に久しぶりに訪れた際には、開店時間に店の外に用意されていた椅子に座って待っていても、全然暖簾がかからないのでおかしいなァと思っていたら、随分経ってから気付いた主人が出てきて「今日は貸し切りなので」と言われて退却(案内くらい出しておいて欲しいものだ…)。なので実際に食べるのは何年か振り。

漆喰のコテ絵がある入口から黄色い暖簾をくぐって三和土(たたき)へ。給仕に1人であることを告げると三和土にあるテーブル席に案内された。この席は以前の訪問時もあまり印象の良くない席。いわば玄関口にテーブルがあるようなもんだから、入ってくる客と始終目が合うし、居間中心で動く給仕の女性の目がなかなか行き届かない。全部が土間のテーブル席の店だったら気にならないんだけれど。シンプルに「ざる蕎麦」を注文。こちらは以前からつゆは濃いめと薄めが選べるので「濃いめ」で注文。以前は穴子丼とのセットがあったはずが、今は止めてしまったようだ。

思った通り、次々と入ってくる客の視線(そのままそこで立って待つ客も)に晒されながら、まずお通し(蕗の煮物)をいただく。これはいい。でもちょっと落ち着かない。しばらくして蕎麦が運ばれた。ざるの上に盛られた蕎麦は細い切りで艶がある。正直言うと以前の蕎麦がどうだったか、もうあまり覚えていないが、手繰った時ののど越し良く、つゆとの相性も良く、量もしっかりあって(150gだっけ?)、旨い蕎麦だった。つゆはケチらず徳利にも入って量があるので、とろみの強い蕎麦湯も充分に楽しむことが出来た。これなら次は嫁を連れてこよう。でも席は座敷で。(勘定は¥900)

 

 


 

↓ 店の向かいにある古そうな建物(建築詳細不明)。見た感じ、造りからいくと理髪店だったのだろうか。ポップな色で塗られた木製の窓枠と引戸が残っているのがいい感じ。

↓ 同じ白木町にある「旧・松喜仏壇店」(明治44年・1911・建造のち増改築)。2階窓は出格子になっていて、隣家からの目隠しになる袖壁が出ている。※登録有形文化財

 

 


 

そば切り すず野

岐阜県岐阜市白木町41

 

( 岐阜 ぎふ すずの 蕎麦 そば 蕎麦切り そばきり 和食料理 御鮨街道 おすし街道 鮎なれ鮨 鮎熟れ鮨 近代建築 国登録有形文化財 )

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平成二十八年度 松竹大歌舞伎 「獨道中五十三驛」 @不二羽島文化センター

2016年10月06日 | 歌舞伎・文楽

歌舞伎「松竹大歌舞伎」(10月5日 不二羽島文化センター スカイホール)

嫁と一緒に歌舞伎観劇。仕事の関係上、普段はあまり一緒に行けないのだが、嫁も自分ほどではないにせよ、あの非現実的な空間がとても気に入っているようで気楽に楽しんでいる。昼食を済ませ会場へ。会場周辺にいくつかある駐車場は満車状態。皆途方に暮れていて、係員にどこに停めたらいいか訊くと「さぁ、分かりません。」との信じられない返事。路上駐車もやむなしかと思っていたところに、運良く微かなスペースを見つけて強引に駐車(→結局終演後外に出たら路駐の列)。公共交通機関ですっと行けるような場所じゃないんだから何とかしてくれないと…。

開演前のロビーは前回の岐阜よりははるかに活気が見られる。席もほぼ満席の盛況だった。今回は初めての4代目市川猿之助の公演とあってとても楽しみにしていた。しかもお家芸である「宙乗りならびに十三役早替り相勤め申し候」とあって、いやがうえにも期待が高まる。いつもは話の筋をある程度予習して臨むのだが、今回は良いテキストが見つからず、ぶっつけ本番。地方巡業という制約の中で、どんな「外連(けれん)」を見せてくれるのか。

まずは弥次さん、喜多さんが登場して狂言回し。ざっくばらんな感じで賑やかしてくれる。「やらずのお萩」を演じた春猿を見るのは初めてだったが、さすがに、うちの嫁もウットリするほど綺麗。演技の終わりに口上があり、昭和5年生まれ(御年86才!)という寿猿と楽しく絡んで和ませた。今回の演目は副題に「京三條大橋より江戸日本橋まで」とあったので、全段をどうやって演るのかなと思っていたら、やはり途中の段は端折って一気に岡崎まで行き、その後は浄瑠璃で駆け足で見せるという趣向だった。その為に口上である程度の説明が入るという寸法。

短い幕間があって、次はお待ちかね猿之助の登場。老婆「おさん」では客席から「うわぁ…」と声が出るくらい不気味な喋りと老婆らしい動きで引き付けておいて、いざ化け猫の正体を現した時には思い切り跳ね回る、その対比が面白い。血は出るわ、音も出るわ、着ぐるみもあるわ、飛び回るわの大仕掛け。濃い化粧で実際の表情は分からないのだが、猿之助はいかにもこういう「外連」が楽しそう。名前の出ていない相手役も大奮闘。そして最後は宙乗り。巡業公演とあってステージ上だけの宙乗りだったが、色々な演出があるものだ。話の筋や、難しいことは考えず、文句無しに楽しい。

最後の段はまた弥次さん、喜多さんの口上で説明があり、巳之助が浄瑠璃に合わせて十三役の早変わりを見せて、江戸は日本橋までの道程を見せる。女房から、芸者から、弁天小僧、雷、などと様々な手法で、あっという間の変身に次ぐ、変身。舞台裏はさぞかし大変なことになってんだろうな、と思わせる早替りの連続。会場からもため息が漏れる。2階席から見ているから俯瞰するような感じになってしまうけれど、これ1階の正面から見ていたらもっといい感じだろう。これも文句無しに楽しいなァ。三津五郎亡き後、巳之助に対する期待も、責任も大きいだろうが、口跡も分かり易く、安心して観ていられた。これから歳を重ねるにしたがって、更に色んなものを身に着けていくんだろう。

こういう外連味たっぷりの歌舞伎もやはり楽しいものだ。

 

四世鶴屋南北 作
奈河彰輔 脚本・演出
石川耕士 補綴・演出
市川猿翁 演出

三代猿之助四十八撰の内
獨道中五十三驛(ひとりたびごじゅうさんつぎ)

京三條大橋より江戸日本橋まで
浄瑠璃 お半長吉「写書東驛路」(うつしがきあずまのうまやじ)
市川猿之助・坂東巳之助 宙乗りならびに十三役早替り相勤め申し候


おさん実は猫の怪    市川 猿之助
由留木調之助              

丹波与八郎       坂東 巳之助
丁稚長吉
信濃屋娘お半
芸者雪野
長吉許嫁お関
弁天小僧菊之助
土手の道哲
長右衛門女房お絹
鳶頭三吉

船頭浪七
江戸兵衛


女房お六重の井姫     市川 笑也
半次郎女房お袖      市川 笑三郎
丹波与惚兵衛/赤星十三郎   市川 寿猿
やらずのお萩       市川 春猿
赤堀水右衛門       市川 猿弥
石井半次郎        市川 門之助

 

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中西屋食堂 @静岡県掛川市 (※閉店)

2016年10月05日 | 静岡県

用事があるので乗せていってくれと娘に頼まれて、初めて静岡県掛川市へ。実は歴史ある宿での宿泊も考えていたが、翌日の朝に用事が出来て断念。娘をさっさと目的地で降ろし、しばしひとりで掛川観光。といっても自分が行くのは古い街道沿いとか、いわゆる観光地からずっと離れた場所にある近代建築とか、観光の色が全然無い(笑)。見て廻る途中に小腹が空いて向かったのは、掛川城の西にある小さな食堂「中西屋食堂」。昭和42年(1967)創業だとか。ちゃんと暖簾は上がっていたのに「ステルス」かと思わせるくらい存在が希薄な店構えで(笑)、2回ほど店の前の細い路地を通過してウロウロ。あぁ、ここだったのかと、店の横の駐車スペースに何とか車を滑り込ませた。

店に入ると、午後3時頃という中途半端な時間にも関わらず、小じんまりとした店内はほぼ満員の盛況ぶり。店は調理と給仕のおばちゃんの2人体制。実はこちらの店、参考にさせてもらっているこちらのブログを見て気になっていた、特徴ある「焼そば」が目当て。狭い店の壁に向かったカウンター席に腰を下ろし、壁に掛かった品書きの木札の中から「焼そば」をお願いすると、おばちゃんから「今は出来ない」とのつれないお言葉。注文が立て込んでいるからかな。そうすると「ラーメン」しか選択肢が残っていなかったので「並」を注文。ガタつく椅子に座り、ポップな水色に塗られた壁に向かって待っているとラーメンが登場。

丼ぶりの水面にはチャーシューが3枚と、多めのメンマ、海苔、それに刻みネギがのっている。スープはノスタルジックな鶏ガラ系、濃いめの醤油味。細縮れ麺との相性は言わずもがな。厚みのあるチャーシューはしっかりと肉の食感があってことのほか旨い。昨今の旨味過多のラーメンと違い、するするっと頂けて飽きない味。自分のようなオッサンでもすぐまた食べに行ける感じ。この日も店には子供連れの家族が来ていたけれど、安心して食べられる万人向きの旨いラーメンだった。ただ返す返すも焼そばが食べられなかったのが惜しい。(勘定は¥500)

 


 

 

↑ 店のある掛川城付近から15kmくらい離れた所にある、風情ある建物が残る「遠州横須賀街道」を散策。実はここでも「ソース後がけ焼きそば」の店に振られている…。

 

↑ 街道沿いに残る「旧・鈴木歯科醫院」(建築詳細不明)。下見板張り+パステルカラー塗装の「らしい」佇まい。

 

↑ こちらも街道沿いに建つ「大石理容院」(昭和4年・・建造)。店舗上部の壁面にある着色されたコテ絵と尖った飾りがカッコイイ。

 


 

中西屋食堂

静岡県掛川市城西1丁目6-12

※令和2年に閉店されました

 

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およし @名古屋市千種区・覚王山 (※閉店)

2016年10月04日 | 名古屋(千種区・守山区)

名古屋市の登録地域建造物資産に指定されている建築を眺めるために覚王山の日泰寺参道へ。以前にもいくつかの店に入ったことがあるが、この日訪れたのは創業してから60年程というお好み焼き・焼そばの「およし」。幟が立ったのんびりとした雰囲気の店に入ると、鉄板の前にはご夫婦。主に調理担当をしているのは女将さんのようだ。鉄板は長年の歴史で反り返っている。沢山のサイン色紙が貼ってある壁にも掲示してあるのだが、こちらは「店内での飲酒かたくおことわりします」という店。ま、この日はバイクだったからどちらにしても仕方がないが、焼そばとお好み焼だけに大人にはなかなか厳しい法律(笑)。鉄板の前に腰かけ「お好み焼・にく玉入り」を注文した。

店内はかなりの賑わいで、鉄板の上で繰り広げられる様々な調理を眺めながら待つ。かなり暑い日だったが、もちろん開け放しでエアコンは効いていないので、いつも携帯している日本手拭いで汗を拭き拭き。お好み焼の焼き方はしっかりめで、玉子は先に混ぜてしまう焼き方。自分の分が焼き上がり、鉄板の上を移動して運ばれた。小皿が渡されて、ソースでも醤油でもということで容器がそばに置かれた。こちらにはマヨネーズがかかっていいないのが好ましい(マヨネーズ自体は嫌いではないが、かけると全部同じ無難な味になってしまうので)。自分でコテを使って切り、これまた別容器の鰹粉と青のりをかけてカスタマイズ。刷毛でソースを塗ったり、醤油を塗ったりして楽しんだ。そういえば、我が家ではお好み焼きは基本的に自分ちで作るもの(母は大阪出身、叔母は元お好み焼き屋という家系なのだ)。一銭洋食風のものを除き、外で食べたのは覚えがないぐらい久しぶりだ。うーん、ビール呑みたい(笑)。(勘定は¥450)

 


 

↓ 日泰寺参道に残る歴史的な建物(登録地域建造物資産)の数々。「加藤石材店」(写真下左:昭和2年・1927・建造)と、「杉山浴槽設備」(下右:昭和3年・1928・建造、外壁改修)。

 

↓ 布団・衣料の店「仙田屋」(写真下左:昭和10年頃・1935・建造)と、「二宮畳店」(下右:昭和4年・1929・建造)。

 

 


 

およし

愛知県名古屋市千種区山門町2-53

※閉店しています

 

( 覚王山 かくおうざん 日泰寺 にったいじ 覚王山日泰寺 参道 やきそば 焼そば 焼きそば お好み焼 お好み焼き 登録地域建造物資産 近代建築 閉店 廃業 )

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正玉堂 @岐阜県岐阜市

2016年10月03日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜駅前の玉宮町辺りで昼食を取ろうとしていた店に休業日で振られ、ウロウロしていた時に立ち寄った和菓子屋「正玉堂」。詳しい創業年は分からないが、主人が作ったというHP(但し、最終更新は平成17年かも・笑)によると創業して120年だそうだ。スゴイ。餅菓子が中心で、売り場の横は喫茶出来るスペースもある。昭和の喫茶店の風情だ(後から調べたら喫茶だけでなく、なんと食事も出来るのだそう)。ふと、通りに面したガラスショーケースを覗いてみると好物の草餅があったので立ち止まり、買おうかどうか迷う。というのも仕事の途中で革製のビジネスバッグをぶら下げていただけだったので、あまり持ち運ぶスペースが無い。バラで買えばなんとか入るかと、一つだけ買うことに決め、店番をしている老齢の女将さん(らしき方)に「一つだけですいません」と小さな袋に入れてもらった。

家に帰ってから食べようと思っていたが、コンビニのお茶で休憩できる時間があり、ここぞと取り出してみる。円形を半分に折ったような形の草餅。モッチリとした歯触りの餅皮は、よもぎの香りもしっかり。素朴な香りとあんこの組み合わせを楽しんだ。よもぎで饅頭作ろうと思った奴は天才だなァ。名物は「黒糖ういろう」や「みょうがぼち」(岐阜特有のそらまめ餡を小麦粉の皮で包み、茗荷の葉でくるんだ素朴な饅頭)だそうなので、次のお土産は是非それを。それか店内で杵つきの餅を雑煮や磯辺焼きで頂きたいナ。(勘定は¥110)

この後の記事はこちら (2)(3)(4

 

餅菓子 正玉堂

岐阜県岐阜市金宝町1-15

 

( 岐阜 ぎふ きんぽう町 しょうぎょくどう 手造り工房 もち 餅 もち菓子 みょうがぼち みょうが餅 赤飯 和菓子 饅頭 喫茶 )

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The Best Of Weather Report / Wather Report

2016年10月02日 | ジャズ

The Best Of Weather Report / Wather Report (2002)

どちらもマイルス・デイビス(Miles Davis)のバンドに在籍したウェイン・ショーター(Wayne Shorter, Sax.)と、ジョー・ザヴィヌル(Joe Zawinul, Key)が結成したジャズ・ロック・バンド(と言っていいのか?)、ウェザー・リポート(Wather Report)。その事実しか知らず、全く知識の無いままベスト・アルバムを購入してみた。

最初に流れてきた音楽に聴き覚えがある。彼らの一番の有名曲「Birdland」は、どこで耳にしたかは覚えていないが、たぶんテレビ番組のジングルかなんかじゃなかったかな。おっと、こういうフュージョン曲が続くと最後までもたないゾ…、と身構えるも、さにあらず。収録曲を調べてみると、何故かバンド名を冠したデビュー・アルバム(’71)や、セカンド・アルバム(’72)は無視されているようなので、実質1973年から1980年のベストだが、思ったよりも音楽性に幅があり、年代順に聴いてみると最初と最後では大きく方向を変えているように聴こえる(ちなみに収録曲は年代順ではないので検証は面倒臭い)。

最近また注目されている故・ジャコ・パストリアス(Jaco Pastorius)の弾くベースが、楽曲にどれくらい影響力を持っていたのかに興味があったんだけれど、彼の参加している1、4、5、7ではかなりエレクトリック・フュージョンの色合いが濃く、ファンキーな要素は思ったよりも少ないので、あまり自分の好みとは合わないかも。彼自身の独創的なプレイ(フレーズ)には時々瞠目するんだけれど。自分はやっぱり彼が参加する前のファンク・ロック色の強い73~76年くらいの作品の方が合っている。

中古店にて購入(¥380)

  • CD (2002/10/23)
  • Disc : 1
  • Format: Original recording remastered
  • Label : ソニーレコード
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