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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

末廣屋本店 @岐阜県本巣郡北方町

2023年03月15日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜バスのスマホ専用のフリー・チケットを使って北方町辺りを散策。下尻毛(しもしっけ)の幹線道路沿いで大きな和菓子屋を見付けたので、妻へのお土産を買いに入ってみることにした。昭和23年(1948)創業(未確認)という「末廣屋本店」。この新しい店舗になって10年ぐらい経っているようだ。大きな暖簾をくぐって中に入ると様々な菓子が沢山並べられていた。洋風なのもあったような。飛び込みで特に目当ての菓子があった訳ではないので、店内をうろうろと物色。購入したのはこちらの名物っぽい扱いだった「かりんとう饅頭」、「栗粉餅」、「鬼まんじゅう」の3種。全て妻の好物だ。

家に持ち帰って渡しつつ、自分も「かりんとう饅頭」と「栗粉餅」をいただいた。「かりんとう饅頭は」小さくて皮がカリッカリ。口にすると香ばしい黒糖の風味が口に拡がる。中はこし餡。旨い。「栗粉餅」も小さめ。弾力のある餅にしっとりとして甘い栗粉がまぶしてある。こちらもいい感じ。季節が外れていたのでこの地方で有名な「みょうがぼち」はいただけなかったが、初夏になったら寄ってみようかな。(勘定は¥670)

 

御菓子司 末廣屋本店

岐阜県岐阜市下尻毛383-1

 

( 岐阜 ぎふ 尻毛 しっけ 末広屋本店 すえひろやほんてん すえひろや 和菓子 洋菓子 くりこもち かりんとうまんじゅう おにまんじゅう 鬼饅頭 )

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天狗堂 @岐阜県岐阜市

2021年08月22日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の京町にある餅屋「天狗堂」へ。いつ頃の創業かは知らないが何となく歴史がありそう。相変わらず凄い「更科」の駐車場待ちの車列を横目に店の前へ。警察署のすぐ裏なので短時間であっても何となく車が停めづらくて(笑)寄っていなかったが、店先のテントに駐車場の案内があるのに気付いてそちらに車を停めて店へ(※中学校の校門横に店舗の駐車場があります)。店内はガラスショーケースの中に色々な餅、餅菓子が並んでいる。先客は軟らかくていかにも旨そうな延べ餅を購入していた。この後に用事が無ければあれも買いたいところ。他にパックに入って売っている混ぜご飯をおにぎりにしたものが売っていて、まずそれをお願いすると先客の女性が「これ、食べたくなりますよねー。」と(笑)。一緒に購入した餅菓子は岐阜の郷土菓子「みょうがぼち」、それに「草餅」「すはま」の3種。

訳あって約36時間も何も食べていなかったので車の中ですぐにおにぎりをがっつく。甘めで優しい味付けのまぜごはん。人参や椎茸が入っている。自分の祖母はこういうのを”にんじんごはん”と呼んでいて、自分も小さい頃はそれが当たり前だと思っていたけれど、他所の土地ではあまり聞かない呼び名。調べてみると三河地方ではそう呼んでいるらしい(祖母は三河地方の出身ではない)。腹が減っていたこともあって、うまいのなんの。残りは家に帰ってから。茗荷の生える初夏からの風物詩「みょうがぼち」。ソラマメの餡と小麦粉の皮で作る素朴な菓子。豆の粒感が残っているやや甘めの餡。時々皮に酸味が強いものがあるが、こちらはそんなこともなくいい感じ。旨い。「草餅」はわりと張りのある皮でつぶ餡。こちらも味付けはやや甘め。「すはま」は持ち上げると崩れそうな軟らかさ。ほんのりと甘く、これも素朴だが旨い。次は「栗粉餅」の季節に寄ってみようっと。(勘定は¥1,200程)

この後の記事はこちら (2)(3

 

天狗堂

岐阜県岐阜市京町3-18

 

( 岐阜 ぎふ てんぐどう 餅 餅屋 和菓子 おにぎり 味ごはん 炊き込みご飯 持ち帰り テイクアウト 州浜 すはま すあま )

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とよだや 高屋店 @岐阜県不破郡北方町

2020年01月02日 | 岐阜県(岐阜)

北方町の「とんかつや」へ行った際に、ついでに隣の和菓子屋「とよだや・高屋店」に寄ってみた。こちらは栄町の本店と違って新しく大きな建物。バイパスの開通と合わせて造られた建物だろうか。中に入るとガラスショーケースに並べられた様々な和菓子の他に、洋菓子っぽいものも沢山置いてある。こちら「とよだや」は”みょうがぼち”で有名な店だが、もちろん季節を外しているので今は並んでいない。嫁の好物の「かりんとうまんじゅう」があったが、冷凍との事。この後もバスに乗らなくてはいけないので断念。そこで「栗そば」「山里」「田舎まんじゅう」といった饅頭を選んで包んでもらった。

帰ってから包みを開ける。錦の包みに包まれた「栗そば」はねっとりとした皮の中に栗の粒が入っている。皮に蕎麦粉を使ってあるのだろうが、それだけだとあまり分からないかも。甘さは控えめでもっちりとした口当たりが旨い。季節の栗もいい感じ(訪問11月)。「山里」はふわっと軽い皮の饅頭で、以前にも食べたことがある。あずき餡でこちらも甘さ控えめ。どれも素朴な味で旨かった。(勘定は¥700程)

本店の記事はこちら

 

菓匠 とよだや 高屋店

岐阜県本巣郡北方町高屋白木1-50-2

 

( 北方町 きたがたちょう とよだや 菓匠とよだや 菓匠庵 菓匠庵とよだや みょうがぼち 元祖みょうがぼち 和菓子 茗荷餅 郷土菓子 )

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正玉堂 (2) @岐阜県岐阜市

2018年08月14日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

暑い日差しを避けて久しぶりに金宝町の「正玉堂」へ。創業120年という老舗餅菓子屋。売り場の横から中に入ると喫茶スペースがあり、赤いビロードのソファがある昭和喫茶店風情。こちらへ逃げ込んだ。最初は「みょうがぼち」か「鬼まんじゅう」で冷たいお茶でもと思っていたのだが、壁に貼ってある”味自慢!いそべ焼き”の文字が目に入ると、猛烈に餅が食べたくなった。何もこの暑いさなかに食べなくてもとは思ったが、ちょうど少しお腹が空いていたこともあって老齢の女将さんに「いそべ焼き」をお願いする。この日先客は1組。帰る際に鬼まんじゅうをどっさり買い込んでいったのは会社か何かのおやつだろうか。

しばらくして運ばれた「いそべ焼き」は大きな海苔に巻かれた焼き餅が3つ。「アチチ…」と言いながらかぶりつく。たれの味がずいぶんと控えめで素朴な味。甘辛い砂糖醤油でべっとりというようなものが多いので、こういう感じの磯辺焼きは初めてかも。あらためて緑茶ときゅうりの漬物が添えられたので間に挟みつついただいた。きゅうりの漬物によく合って旨いなァ。そういえばここ自分の好物の「オムライス」もあるんだよな。次はそれで。(勘定は¥500)

以前の記事はこちら (1

この後の記事はこちら (3)(4

餅菓子 正玉堂

岐阜県岐阜市金宝町1-15

 

( 岐阜 ぎふ きんぽう町 しょうぎょくどう 手造り工房 もち 餅 もち菓子 みょうがぼち みょうが餅 赤飯 和菓子 饅頭 喫茶 いそべやき 磯辺焼 磯辺焼き )

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とよだや (2) @岐阜県本巣郡北方町

2018年07月01日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

自宅の裏庭にみょうが(茗荷)が植えてある。周りの草を引くぐらいで何の世話もしていないが毎年律儀に元気な葉を伸ばし、その根元には芽が沢山出てくるので、刻んで薬味にしたり酢漬けにしたりして楽しませてもらっている。今年も青々とした葉があっという間に伸びてきた。すると思い出すのが岐阜県の郷土菓子「みょうがぼち」。でも自分の住んでいる近所で売っている店は知らず、過去に別の岐阜市内のいくつかの店で買った程度。

以前にゆめ未来さんのブログを拝見して北方町の「とよだや」(創業昭和元年・1926)が有名だと知ったのだが、季節のものなのでタイミングが合わず、まだ戴いていなかった。自分ちの葉を見て、今年こそと勇んで出かけたのはよかったのだが(5月後半)店に出るのは6月からだそうで叶わず。それでも帰って店のHPを再確認したら自分の訪問のすぐ後に例年より早く販売が始まったようだった(涙)。

今年も逃す訳にはいかないので、ちょっと無理矢理用事を作って再度訪問。今度は店頭に「みょうがぼち」の幟がはためいていた。バイクでは箱で持って帰られないので、店に入って性懲りもなく小分けをお願いし、帰って包みを開ける。綺麗な緑のみょうがの葉に包まれた「みょうがぼち」には葉の青臭い香りが移っている。小麦粉を練ったという皮はつるんとした表面で厚いけれどまだ柔らか。中には淡い色のそら豆の餡。そら豆の味そのものといった感じで粒感も残してある。甘味は強くないが口いっぱいに自然な味が広がる。その素朴な味と風味を楽しんだ。以前よそで買って帰ったものはあまり旨くなかったこともあったので「あまり期待するなヨ。」と嫁に釘を刺しておいたのだが、嫁もこちらの「みょうがぼち」はとても気に入った様子。こうして季節のものをいただけるというのは有難いなァ。(勘定は¥150/個)

以前の記事はこちら

 

 


 

↓ 揖斐郡大野町にある「鳥本家住宅」。以前に見た写真と表にある大野町の文化財の標柱から、てっきり門構えと奥の日本家屋が貴重なのかと思っていたが、帰り際にふと変わった建物の壁が見えた。あぜ道を歩いていくと…

 

何とも不思議な洋館(写真下、建築詳細不明)が出現! 瓦屋根で下見板張りの建物だが、壁から2方に飛び出た出窓の意匠がスゴイ(玄関側は見えず)。窓からはドレープカーテンや古そうな椅子の背が見えてしっかり洋間のようだ。帰ってから調べてみると、明治天皇の岐阜行幸の折に休憩所として建造され、その後県庁警察屯所として使用された建物だそうで、のちに移築されたものだとか。なぜそんなものがここに…。中を見てみたいなァ。

    

 


 

菓匠庵 とよだや

岐阜県本巣郡北方町栄町1-75

 

( 北方 きたがた 本巣 もとす 菓匠とよだや 元祖みょうがぼち みょうがもち 茗荷餅 郷土菓子 和菓子 近代建築 大野町指定文化財 )

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長崎屋 (2) @岐阜県本巣郡北方町

2018年06月23日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

季節の「みょうがぼち」を買いに北方町の和菓子屋「とよだや」へ行くも発売はまだ(※訪問5月後半。でもすぐ後に発売され始めたらしい…)ということで、久々に創業100年を超える和洋菓子の「長崎屋」へ。ずらっとケースに並んだ菓子を眺めるも、車ではないので普通の生菓子は買って帰れない。そこで「レモンケーキ」と、前に訪問した時から気になっていた「チョコボール」の丸い化粧箱入りの小さいものがあったので購入した。

気温はさほど上がっていない日だったが、バイクを飛ばして家に持ち帰る。「レモンケーキ」はパウンドケーキをカットして個別包装したもの。しっとりとした生地とほのかなレモン風味。そしてお目当ての「チョコボール」。化粧箱には3つ入っていてコロンと可愛らしいボール型。外側がチョコレートでコーティングしてあり中はパウンドケーキ。少しお酒が効いているようで意外にも大人の味。コーヒーに抜群に合うがなんせひと口サイズ、3人で分けたので1個では全然足りない。結局次は車で行かなきゃということになった。(勘定はレモンケーキ¥170/個、チョコボール¥500/箱)

以前の記事はこちら

 


 

 ↓ 北方町商店街の近代建築「啓文社記念館(旧・啓文社)」(大正15年・1926・建造)に再訪。北方はあの高田渡の生誕地だそうで、この建物でも時々音楽ライヴイベントが行われているようだ。

 

 

 


 

日本菓子・西洋菓子 長崎屋

岐阜県本巣郡北方町北方1507

 

( 北方 きたがた 本巣 もとす 長崎屋 ながさきや 和菓子 洋菓子 ケーキ パン 老舗 近代建築 北方商店街 高田渡 ワタルカフェ )

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とよだや @岐阜県本巣郡北方町

2017年02月12日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜県本巣郡北方町の和菓子屋「とよだや」へ。創業が昭和元年(1926)という店は古い街道沿いにあり、どうやらこの辺りも更地が多くなっているようだ。こちらの店は岐阜の郷土菓子「みょうがぼち(=茗荷餅・みょうがもち)」で有名な店だそうだ。ゆめ未来さんのブログで紹介されていたのでチェックをしておいた。餅と言っても空豆の餡の入った生地をみょうがの葉でくるんだ饅頭で、以前に岐阜市内の店でも買って食べたことがある。この店では昭和40年(1965)から売り出されているのだそう。もちろん訪問時はみょうがの季節(初夏~夏)ではないため、どんな菓子が並んでいるのかは分からずに店へ。店に入るとガラス・ケースに常用菓子をはじめ、色々な菓子が並んでいた。「みょうがぼち」は無いが「ぼち」と呼ばれるみょうがの葉でくるんでいないものがあったので、それと「山里」と名付けられた菓子、それに「栗粉餅」を購入して持ち帰った。

家に帰って嫁と抹茶を点てていただく。「ぼち」の白い皮は小麦粉が材料だそう。なので表面はつるんとしていて歯切れが良い。自分で皮を手作りしたらこんな感じだな。空豆の餡は控えめな甘さ。みょうがの葉で巻いてないので、当然あの青臭いような香りは感じられない。「山里」は里芋が使われた饅頭だとのこと。中は小豆の餡で、薄い皮の上にちょこっとだけ溶いた青海苔がのっているのが珍しい。「栗粉餅」も栗粉は甘さが控えめ。総じてどれもとても素朴な味わいで旨かった。次は是非みょうがの季節に。(勘定は¥600程)

この後の記事はこちら

 


 

↓ 「啓文社記念館」のある北方の商店街の通りには、よく見ると歴史を感じさせる看板建物や下見板張りの建物が散見出来る。

 

↓ 店の南東に位置する、重文をはじめとする文化財を多く保有する「円鏡寺」の境内にある忠魂碑(建築詳細不明)。まるで奉安殿のようなこういう櫓タイプの忠魂碑は珍しいな。

 


 

 

菓子庵 とよだや

岐阜県本巣郡北方町栄町1-75

 

( 北方 きたがた 本巣 もとす 菓匠とよだや 元祖みょうがぼち みょうがもち 茗荷餅 郷土菓子 和菓子 まんじゅう かすていら くりこもち 栗きんとん 近代建築 )

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正玉堂 @岐阜県岐阜市

2016年10月03日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

岐阜駅前の玉宮町辺りで昼食を取ろうとしていた店に休業日で振られ、ウロウロしていた時に立ち寄った和菓子屋「正玉堂」。詳しい創業年は分からないが、主人が作ったというHP(但し、最終更新は平成17年かも・笑)によると創業して120年だそうだ。スゴイ。餅菓子が中心で、売り場の横は喫茶出来るスペースもある。昭和の喫茶店の風情だ(後から調べたら喫茶だけでなく、なんと食事も出来るのだそう)。ふと、通りに面したガラスショーケースを覗いてみると好物の草餅があったので立ち止まり、買おうかどうか迷う。というのも仕事の途中で革製のビジネスバッグをぶら下げていただけだったので、あまり持ち運ぶスペースが無い。バラで買えばなんとか入るかと、一つだけ買うことに決め、店番をしている老齢の女将さん(らしき方)に「一つだけですいません」と小さな袋に入れてもらった。

家に帰ってから食べようと思っていたが、コンビニのお茶で休憩できる時間があり、ここぞと取り出してみる。円形を半分に折ったような形の草餅。モッチリとした歯触りの餅皮は、よもぎの香りもしっかり。素朴な香りとあんこの組み合わせを楽しんだ。よもぎで饅頭作ろうと思った奴は天才だなァ。名物は「黒糖ういろう」や「みょうがぼち」(岐阜特有のそらまめ餡を小麦粉の皮で包み、茗荷の葉でくるんだ素朴な饅頭)だそうなので、次のお土産は是非それを。それか店内で杵つきの餅を雑煮や磯辺焼きで頂きたいナ。(勘定は¥110)

この後の記事はこちら (2)(3)(4

 

餅菓子 正玉堂

岐阜県岐阜市金宝町1-15

 

( 岐阜 ぎふ きんぽう町 しょうぎょくどう 手造り工房 もち 餅 もち菓子 みょうがぼち みょうが餅 赤飯 和菓子 饅頭 喫茶 )

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丸市屋 @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2014年08月05日 | 岐阜県(岐阜)

Photo_7

岐阜駅から長良橋通りを北上し、岐阜市役所を越え、伊奈波神社参道手前の道路沿いにある「丸市屋」。季節になると「みょうがぼち」のノボリが立てられる。みょうがぼちとは岐阜の郷土菓子で、小麦粉の皮の中に空豆の餡が入り、みょうがの葉でくるまれた饅頭とのこと。「ぼち(もち)」と言っておきながら餅菓子ではない。他でも「みょうがぼち」という名前は見かけるし、昔から名前は知っていた。この店の前の道はたまに自動車で通ることがあるのだが、食べる機会がなく、シーズンになったので今年こそ、とお店に行ってみた。

近くに駐車場らしきものは見当たらなかったので、少しの間だけ路肩に車を停め店へ。小さなお店だが歴史は古いのかな? 饅頭などのお菓子類はガラスのショーケースに入って店頭で販売していて、店の右側はイートインのスペース。ここではお好み焼き(岐阜特有?の薄焼き←いつかこれについても書いてみよう)や焼きそばなどが食べられるようだ。車も心配なので、とりあえずささっとみょうがぼちをいくつか購入。家に持ち帰って食べてみた。

皮は手作り感溢れるもの。表面がつるんとしていて、やや黄色みを帯びていて、上手く例えられないが、硬めで手作りの肉まんの皮のよう。中の空豆の餡は甘味控えめ。ぎっしりと入っていて素朴な味で旨い。みょうがの葉自体はそれほど和菓子に風味を与えるような香りとは思えず、どちらかというと雑草っぽい青臭い香り。みょうがの葉は大きくなるので、包むのに便利だったのだろうか。それとも保存などの効能があるのだろうか。この時期に豊富に手に入る材料で、農作業の合間などに食べたおやつだったというのがよく分かる。(勘定は¥135/個)

※2016年12月をもって閉店されたそうです。

丸市屋

岐阜県岐阜市泉町4丁目

(丸市屋小川商店 まるいちや まるいちやおがわしょうてん みょうがぼち)

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月丘堂 @岐阜県岐阜市

2014年07月17日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

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岐阜市中心部から少し離れたところにある創業昭和5(1930)年の和菓子屋「月丘堂」。「みょうがぼち」(空豆の餡をつつんだ饅頭が茗荷の葉でくるんであるもの)という素朴な菓子で有名なお店。岐阜限定の郷土料理だそうだ。知らなかった。茗荷の季節になったので買って帰ろうと思ったが、この日はバイクのサイドバッグに入れて持って帰るには暑すぎる気温だったので、もうひとつ有名な「自家製アイスクリーム」を買い求める。

店はとても綺麗で新しく、まだ最近建て直されたのだろう。店に入るとショーケースにいくつか菓子が並んでいたが、右側にある冷凍庫に入ったアイスを選ぶ。この日はバニラ、抹茶、アズキがあり、季節によって内容が変わるそう。味によって値段も少々違う。抹茶を選び、店の外の日陰を探し、その場でかぶりついた。

大きめの最中種(皮)の中にぎっしりとアイスが詰められている。カチカチに凍っているが、脂肪分が少なく口当たりは爽やかで、サラッと溶けるので旨い。バイクに乗っていてもじりじりとするくらい暑かったので格別。以前に食べた同じ岐阜の老舗のアイス最中もこういうアイスだったなぁ。大きいので1個食べると満足。今度は自動車で来て、家族にも買って帰らねば。(勘定は¥160)

この後の記事はこちら

 

月丘堂

岐阜県岐阜市月丘町3-1-2

 

(つきおか堂 つきおかどう お菓子処月丘堂)

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