ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

松月 (タッチもとこい) @名古屋市千種区・今池 (※閉店)

2019年04月13日 | 名古屋(千種区・守山区)

今池と吹上の間の飯田街道から北へ上がった住宅街にある「元古井公設市場(タッチもとこい)」にあるうどん屋「松月」へ。この市場が開設されたのは大正15年(1926)で、現在の建物は昭和39年(1964)の建造だという。2階から上は「元古井荘」という市営住宅になっている。建物の外の幟には「ありがとう!開場100周年祭」と書かれているが…計算合うかな?。すぐ近くにはカレーうどんで有名な「三朝」があるのでこの辺りには前にも来たことがあって、この市場の中にも入ったことがあるが、食べに入るのは初めて。「松月」は以前大須の「中公設市場(廃場済)」にあった店だそう(当時未訪問)。麺は手打ちで公設市場らしく生麺も扱っている店なので前から食べてみたいと思っていたが、今月で店を閉めると聞いて前倒しで訪問した次第。

公設市場内のスーパーや商店に隣接したこの店、中は二手に分かれたカウンター席が10席ほど。横では生麺が売られている。この日は女将さんだけがいらっしゃった。随分と歩いてきて少し暑かったので「きしめんの冷たいの」を注文。天ぷらは「紅たま天」をお願いした。すぐに玉が湯に投入され、ほどなくして「きしめん」が登場。別皿で「紅たま天」も出された。

つゆはきれいな赤つゆ。刻みネギのみ散らされている。麺はやや平打ちのうどんといって差し支えないくらいの幅と厚さ。さっそく手繰ってみると、キンキンに絞められてはおらず、ややぬるめ位の温度がちょうどいい。「紅たま天」は紅生姜と玉ねぎのかき揚げ。一口はそのままいただく。もちろん揚げ置きだが紅生姜がアクセントになって旨い。これを途中で丼ぶりの中に投入してあっさりした透明感のあるつゆにコクが加わる。スルスルッと頂いて、ゴクゴクッとつゆを飲み、箸を置いた。帰りに横で売られている生麺を眺めたら、きしめんの横に2玉だけえらく幅広で乱切りの無骨な麺がパックに入っていた。まだ用事があるので買って帰られなかったが、あの麺でも食べてみたかったなァ…。(勘定は¥390)

※平成31年4月末を以て閉店されました

 


 

↓ 近くにあるなかなか風格のある銭湯「出口湯」(建築詳細不明)。風呂を浴びようと定休日を知らずに行って「開かないなぁ…。」と20分も棒立ちしていたのは内緒の話。

 


 

手打うどん 松月

愛知県名古屋市千種区今池2-27-22 タッチもとこい

 

( 名古屋 なごや 今池 吹上 しょうげつ 名古屋市公設市場 手打ち うどん そば きしめん 生麺販売 閉店 廃業 製麺小売 銭湯 )


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