珍しく肌寒い日の多い今年の4月のある日、久々に今池の「太門」に寄ってみた。今は「天ぷら食堂たもん」という店名。元々の店は2012年頃のオープン。コロナの時期に休業してしまったが、主人のK氏は「星が丘製麺所」を主幸して盛況。この「天ぷら食堂たもん」は3年程前の夏にオープンしたのだそう。ここは主人の持ちビルだったはずなので、K氏も何か関係してはいるのだろう(未確認)。店に入るとカウンター席に先客が数名。調理場を賄っているのは若い女性で、給仕も若い女性2人。まずは酒、この辺りでは珍しい「楽器政宗」(福島)の「並」?を注文。”並”って何かと思ったら半合(5勺)だそう…。酒肴は「魚介だらけのたもんのかき揚げ」と「肉厚白あなご天」を”わさび”でお願いした。
酒はグラスで。ガラス戸が開け放してあるし、キンキンに冷えているので少々寒い。燗酒でも良かったかな。「かき揚げ」は円筒形に揚げられていて品名通り魚介がたっぷり。ただ出来上がりに甘辛のタレがかけられたので、最近よくある天丼みたいな味わいに。これは普通に天つゆか何かで食べたかった。「あなご天」はなぜか酒の枡をひっくり返した上に置かれて提供される。食べ辛いったらありゃしない(苦笑)。穴子はしっかりとした厚みですごい弾力がある。いい感じ。合うだろうと思っていたわさびは今ひとつ。給仕の女性2人はまだ見習いのようで全て1人の女性店員が指示、調理、勘定までやっていて大忙しだ。
追加は「たもんの塩レモン酎ハイ」と「きしめん屋の粗びき焼売」。すり下ろした果肉が沢山入ったジョッキのレモン酎ハイを啜りつつ、熱々の焼売をいただく。焼売は粗挽きの食感も良く、旨い。でも最初からかかっている刻みネギとポン酢は邪魔。最初に説明があったが、最後は締めの「ありがたきしめん」という小きしめんが付いてくるのだそう。3種類の中から「たぬききしめん」をお願いした。きしめんは星が丘で使っているものと思われる冷凍麺だったので、やっぱりK氏も関わっているのだろう。特に訊かれなかったが出てきたのは冷やし。幅広の麺で、揚げ玉と刻みネギがのっている。旨い。淡い色のつゆもいい感じだった。それぞれの品はなかなかだったけれど、提供の仕方がちょっとちぐはぐな感じかな(自分が保守的なだけか)。(勘定は¥2,900程)
愛知県名古屋市千種区今池5-9-18 衣笠ビル1F
( 名古屋 なごや 今池 いまいけ てんぷらしょくどうたもん 天ぷらたもん 太門 たもん 居酒屋 酒場 きしめん 天麩羅 天婦羅 冷凍きしめん )
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます