ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

まさ @岐阜県岐阜市  (※閉店)

2019年04月14日 | 岐阜県(岐阜)

雨が降った後で小寒い中を歩いて、以前から赤い提灯に惹かれていた岐阜市日ノ出町のおでん屋「まさ」へ。西柳ヶ瀬だがこの辺りは夜ともなると暗く人通りも少ない。路地を歩いていると角に建つこの店の赤い提灯がよく目に入るのだ。この日は他所で呑んでからのハシゴ。初めてでどんな店か知らないので少々気遅れするが、店の人も誰か知らない客がいきなり戸を開けて入ってくるわけだから(当たり前か)大変な商売だ。引き戸を開けると中はL字のカウンターになっている。カウンター上のタネケースとおでん鍋の向こうには年配の主人が1人。先客は4人程の年配の男女で、すでにかなり召し上がっている様子。

入口近くの席に腰を下ろし、まずは酒(三千盛)をお願いする。”ぬるめ”と頼んだつもりだが冷蔵酒が出てきた。これからおでん頼むからいいやとそのままいただく。ガラスの徳利と猪口で出された酒でまず口を湿らせる。お通しはほうれん草のお浸しとかぼちゃの煮物。「おでん5種」というような品書きがあったのでそれをお願いする。主人が見繕ってくれるのではなく自分で選べるようだ。美味しそうに湯気を立てているおでん鍋から、大根、すじ、がんも、玉子、ロールキャベツ、を選んで皿に取ってもらった。つゆは色が淡い(どちらかというと)関西風。タネにしっかりと滲みていて旨い。そういえばおでんでロールキャベツを食べたのは初めてかも。外のキャベツもトロトロになっていて、日本酒と頂いてもなかなか旨いものだ。そのまま静かにゆっくり出来れば追加でもしようと思ったが、先客の1人のオヤジがかなり酔って”べらんめえ調”で大声を出している。周りも一応「うるさいよー。」かなんか言っているが止められない。酔って大声を出す輩は同席しているだけでも嫌なのですぐに勘定してもらった。あの客が居なかったらたぶんいい感じで呑めたろうに…。機会を見つけて出直そうっと。(勘定は¥1,500)

 


 

↓ 夜の閑散とした柳ヶ瀬商店街のアーケード下の建物を鑑賞。昼間はあまり気付かないが、ゆっくりと上を見上げてみるとモザイクタイル壁面だったり、木枠窓だったりと、結構古いままの建物が目に付く。

 

 


 

おでん まさ

岐阜県岐阜市日ノ出町3-19

 

( 岐阜 ぎふ 柳ヶ瀬 やながせ 柳ヶ瀬商店街 西柳ヶ瀬 おでん 居酒屋 近代建築 看板建築 酔客 閉店 廃業 )


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