ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

一正亭 (4) 名古屋市東区・代官町

2018年10月02日 | 名古屋(東区・北区 老舗)

残暑の中、バイクで昭和区近辺の近代建築を観て廻り、東区の「弘法湯」で汗を流す。その流れでそのまま西へ進み、代官町にある昭和3(1928)年創業の老舗レストラン「一正亭」で帰宅前の早めの晩御飯を。中休みを取らない店なので便利。さすがに外れた時間とあって中に入るといくつか電気が落としてあったが、すぐに再点灯。こちらは昔の洋食屋ならではの特徴的なネーミングのメニューが多いが、内容が分からず気になっているものはまだ残っている。女将さんにその一品「ハヤシビフ」をお願いすると…「これ、ご飯は無くてハヤシの上だけですよ。」と説明が入る。そうかァ…それ、いつ、どのシチュエーションで食べるのが正解だろう?(笑)。そもそも何だろ”ビフ”って…(”カレービフ”というのもある)。そこで急きょ「カツハヤシ」に変更して注文した。メニューを見直して考える。「ハヤシビフ¥500」「ハヤシライス¥550」「カツハヤシ¥700」、ご飯で50円、カツで150円増しって何て良心的…。他の品も長い年月をどう生き残ってきたのか…。老舗のメニューほど見ていて楽しいものはない。

風呂上りで喉が渇いていたので「ノンアルコールビール」という本意でない飲み物を追加。そこに「カツハヤシ」登場。スプーンとフォークが添えれらた。結構な大きさのカツはしっかりめに揚げられていてやや硬めの衣。ハヤシのデミソースはかなり甘めの味付け。甘味と苦味が同居している。揚げ物との相性はもちろん悪くないが、自分にはこのデミソースちょっと甘過ぎるかな。こちらに一品物に「たこ酢」「さしみ」「天ぷら」なんてのもある。次はそれらと酒をやって、外のショーウインドーにあったカツ丼で締めてみたいナ。(勘定は¥1,080)

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↓ 東区豊前町の「弘法湯」◇。モザイクタイル画は脱衣所のみ。その代わり外に庭が見えて、明るく開放的。湯加減もちょうどいい。訪問した日はまだ暑かったが、スチームサウナもあるし、もう少し涼しくなったら更にいいだろうな。

 

↓ 本山にある「愛知学院楠元学舎1号館(旧制愛知中学本館)」(昭和3年・1928・建造)。登録有形文化財に指定された重厚な建物。守衛さんに敷地内に入っての写真撮影の許可をもらったのだが、何故か「ブログなどには載せないで」と言われてしまったので、敷地外から撮影した写真のみ。

 

 

↓ 城山八幡宮の境内に立てられた「愛知学院大学大学院歯学部研究棟(旧・昭和塾堂)」(昭和4年・1929・建造)に再訪。戦時は軍部にも使われた建物。前回訪問時はキャンパスとしてちゃんと使用されていたが、フェンスで囲われてしまい様子がおかしい。こうなると近代建築としてはまずい兆候だ。

 

 

  

↓ 「昭和塾堂」の裏手に隣接する武道場「城山八幡宮養心殿城山道場(旧・昭和塾堂付属体育館)」(昭和6年・1931・建造)。こちらは現役で居合道の練習が行われていた。

 

↓ 素性はよく分からないが、縁切りの玄関には細いオーダー(柱)、アーチ型の勝手口などなかなか渋い堀田の空港線沿いにある建物(建築詳細不明)

 

 ↓ 古い建物ではないが、いつ前を通っても海外の街角のような雰囲気を醸し出している御器所の素敵な古物屋「ELLINGTON」。この日はメダカの大鉢に浮かべる陶製の「浮き玉」を購入。

 

 


 

レストラン 一正亭 (一正亭食堂)

愛知県名古屋市東区代官町13-9

 

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