ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

潜龍 @岐阜県岐阜市

2024年06月29日 | 岐阜県(岐阜)

老母の米寿の祝いに岐阜市の「潜龍」へ。創業は思っていたより古くなく昭和41年(1966)とのこと。すでに7人の孫連中も1人を除いて皆が社会人なので、日曜とはいえ都合がついたのは自分を含めて9人。それぞれ東京、大阪、名古屋から日帰りで食事会に集まった。当日は前日からの大雨で目前の長良川も濁流がちょっと恐ろしいほど(写真下1枚目)。天気が良ければ食事の前に少し川岸を散歩して、なんて思っていたけれど叶わず。母を連れて店に入った時にはすでに皆揃っていた。「藍水」と名付けられた部屋へ(写真下2枚目 HPより)。煎茶と茶菓子(たぶん「万年堂」のおちょぼ)が出され、部屋から濁流と霞がかかった金華山山頂の岐阜城を眺めつつ、再会を喜ぶ(写真下3枚目)。鉄板を目の前にした席に腰を下ろし記念撮影などしてもらい、店からは母にサプライズのプレゼントが。給仕の女性数名に加えて、焼き担当は男女1名づつ。

 

まずはシャンパーニュ(Boizel)で乾杯。車の事もあって酒を呑めるのは自分と母を含めて5名。牛肉のしぐれ煮、ローストビーフ、グリーンピースの冷製スープ、生野菜サラダなどが出され、この日のメインである「アイボーンステーキ」が披露された。大迫力の分厚い骨付きの肉塊が2つ。目の前の鉄板に牛脂と大量のスライスしたニンニクが敷かれ、その上にどーんと肉が置かれる。皆「匂いがもう美味しい!」と期待通りのリアクション(笑)。蓋をしてじっくりと焼きが始まる。

泡の次は赤ワイン、ボルドー(Naturalma)とカリフォルニア(Abstruct)のボトルを開けた。焼き加減は各自がリクエスト。自分がお願いした焼き加減はミディアムレア。ヒレとサーロインがカットされ陶板の上に置かれる。用意されたのは塩と醤油タレ+辛子。別皿に大根おろし。日本でステーキというと結局この2つの味になるんだなァ。肉の旨さは言わずもがな。勿体ない話だが、普段好んで赤身を食べる自分には肉質が良過ぎてヒレもサーロインも区別がつかないくらい(←酔ってるだけ?)。

残念ながらこの日、妻は体調不良で直前にキャンセル。万難を排していたはずだが体だけはどうにもならない。楽しみにしていただけに可哀そう(→多分、後日別枠で連れて行くことになるんだろうなァ・苦笑)。高齢だけに色々とおぼつかなくなってきている母も、この日は孫の手を借りつつもシャキッとしていい感じ。店の方もおっしゃっていたが長寿の人はみな肉が好きだそう。母も後半の野菜や「麩兵」の焼き麩こそ食べ切れず残していたが肉はペロッと完食。丈夫な胃だ。みなさん、健康で長生きするには肉ですよ(笑)。

賑やかに食事会が進む。最近アルコールを控えていたので、ワインをカパカパと空けていた自分も後半になってくるとだんだん酔いが回って来た。子供らに訊くとそうは見えなかったそうだが、最後に出たご飯と味噌汁、フルーツ辺りはあまり覚えていない体たらく(苦笑)。それでもホストなのでしっかりと支払いを済ませ、店を後にした。せっかく遠くからこの為に集まってくれた連中もこの天気ではどうしようもない。残念。妻曰く、家に帰ったら皆かなりニンニク臭かったそうだ。そりゃそうだ、大量のニンニク・チップを口に入れたもの。みんな新幹線の車中は大丈夫か?(笑)。皆で来年から母の誕生日はここにしようかなんて話していたが、オイオイこっちの財布も心配してくれヨ…(泣笑)。取り敢えずは母も喜んでいたようでヨカッタ。(勘定は¥220,000程/9人)

 

 

御座敷肉料理 潜龍

岐阜県岐阜市長良14

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コメント (8)
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