ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Sometimes God Hides : The Young Person's Guide To Discipline / Various Artists

2022年10月05日 | プログレッシヴ・ロック

Sometimes God Hides : The Young Person's Guide To Discipline / Various Artists (1996)

Discipline Global Mobile(以下、DGM)レーベルから発売された様々なアーティストの楽曲を集めた編集盤「Sometimes God Hides : The Young Person's Guide To Discipline」。DGMはキング・クリムゾン(King Crimson)のロバート・フリップ(Robert Fripp)とビジネス・パートナーのデイヴィッド・シングルトン(David Singleton)によって1992年に創立された独立系レーベル。他のアーティストの御多分に洩れず、フリップ翁も大手レコード会社との契約に縛られ、搾取され、業界の様々なゴタゴタに巻き込まれてきた。フリップ翁もそんな業界の慣習に嫌気がさして”アーティストがすべての著作権を保持する”ことを目的として立上げられたのだという。収録アーティストと曲は以下の通り。

01 King Crimson – Cage
02 King Crimson – Red
03 Adrian Belew  Burned By The Fire We Make
04 California Guitar Trio  Sleepwalk
05 Tony Levin – Mingled Roots
06 Robert Fripp – Midnight Blue
07 The Robert Fripp String Quintet – Hope
08 King Crimson – THRaKaTTaK I
09 Robert Fripp – Radiophonic II
10 Los Gauchos Alemanes – Voices Of Ancient Children
11 Peter Hammill – A Better Time (Acapella) 
12 Robert Fripp – 2006
13 California Guitar Trio – Train To Lamy Suite
14 Ten Seconds – The Last Three Minutes
15 Trey Gunn – The Third Star
16 Europa String Choir – Sermon On The Mount
17 Gitbox – Be Longing
18 Robert Fripp – Scanning II
19 The League Of Gentlemen – Inductive Resonance
20 Trey Gunn – Real Life
21 Robert Fripp & The League Of Crafty Guitarists –A Connecticut Yankee In The Court Of King Arthur
22 King Crimson – Epitaph
23 Robert Fripp – Sometimes God Hides

もちろんクリムゾン人脈を中心に、様々なアーティストあるいはユニットがこのレーベルから作品を発表し、そのうちのいくつかがサンプラーとして収録されている。クリムゾンの音楽性から想像出来る通り、インストゥルメンタル作品、環境音楽的な作品も多く、雰囲気も共有しているので逆にここではアーティストの個性は埋没しがちだが、サンプラーとして安価に発売されていたものなので、これだけのヴォリュームであれば充分満足出来る。でもこれを聴いて全体を把握したら「ちょっとフル・アルバムは遠慮しておこう…」なんてならないかな(←自分はなった・笑)。

ネット・ショップにて購入(¥440)

  • Label ‏ : ‎ Discipline Us
  • ASIN ‏ : ‎ B000005ONY
  • Disc ‏ : ‎ 1
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アメリカン @大阪市中央区・道頓堀

2022年10月05日 | 大阪府

大阪短期滞在。その昭和クラシックな佇まいで喫茶店好きには有名な道頓堀の「純喫茶アメリカン」へ。実は初日に来ていきなり”臨時休業”の貼紙にやられてしまったので別の日に出直した。創業は昭和21年(1946)とのこと。敗戦の翌年に「アメリカン」とは(笑)。調べてみると、やはり当初は別の場所で「花月」という名前だったとか。店頭には綺麗に手入れされたサンプルのガラス・ショーケース。店内はクラシック音楽やバレエ音楽が流れ、螺旋階段があったり、大きなシャンデリアが下がっていたりと期待通りの素晴らしい空間。奥のエレベーター近くの小さなテーブル席に腰掛け「カスタードプリンセット」をお願いした。

電球を散りばめた花形のオリジナルな照明や、壁に埋め込まれたステンドグラスなど、見どころがいっぱい。とはいえ沢山の客で賑わっているのでウロウロしたりする訳にはいかない。自分の席から店内をキョロキョロと眺めていると「カスタードプリンセット」が届けられた。飲物はコーヒー。洒落たカップとソーサーで供されたコーヒーは自家焙煎しているのだとか。しっかりと濃くて苦味も強めのコーヒー。「カスタードプリン」はプリンに生クリーム、ミカン、サクランボがのった可愛らしい一品。オッサンが食べるには恥ずかしいが、コーヒーとプリンの組み合わせが好きだから仕方がない。甘いのをちょっとづつ口に入れながらコーヒーと特別な空間を楽しんだ。こちらはオムライスやスパゲッティなどの洋食やサンドイッチも旨そう。次はそんなのも食べてみたい。(勘定は¥1,050)

 

純喫茶 アメリカン

大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-4

 

( 大阪 おおさか 難波 なんば 道頓堀 どうとんぼり 喫茶 純喫茶アメリカン 珈琲 自家焙煎 )

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