ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

酒のひろせ (2) @岐阜県岐阜市

2019年01月17日 | 岐阜県(岐阜)

今年の正月用の酒を買いに岐阜市柳津の「酒のひろせ」へ(訪問12月末)。県外から親戚が集まるので、出来ればこの地方の酒を試してもらおうと充実した品揃えのこちらの店を選んだ。ずらりと並んだ酒瓶の数々の中から今回購入した酒は以下の4本。普段呑みつけない人も居るので吟醸酒とかの方が口当たりが良くていいかもしれないが、どうせ自分以外は沢山呑まないだろうから、おせち料理などで多用される魚介に合いそうな自分好みのしっかりとした味わいのものを選んだつもり。

   

まずは冷蔵して呑む生原酒を。「無風(むかで)・純米別拵・生原酒」。以前こちらの銘柄を購入して気に入った揖斐川町「玉泉堂酒造」の酒。味はもちろんのこと、ラベルのインパクトも知らない人には話の種になっていいだろう(笑)。口当たりは大人しめで、あまり普段日本酒を呑んでいない人でもすっと入ってくる。いわゆる吟醸酒や高級酒のように香り高くはなく、しっかりと日本酒らしい味なので、年越しの馳走やおせち料理なんかをつまむ時の食中酒としてはちょうどいい。

次は「竹雀・山廃純米」。揖斐郡池田町の「大塚酒造」の酒。かなりしっかりと色付いていて酸味もかなり強め。そのままだとやはりちょっとクセが強く酒肴も選ぶかな。自分は燗をして”上がる”酒だと思うが、普段呑み慣れていない人や燗酒を呑まない人には重く、正直”ちょっと厳しい”と評判は良くなかった。自分は以前呑んだ時とあまり印象は変わらなかったが、確かにこの風味を老(ひ)ねていると感じる人も居るかもしれない。

次は話の種にと買った岐阜市の「白木恒助商店」の「達磨正宗・亥年ブレンド」の4合瓶。昭和46年、昭和58年、平成7年、平成19年の亥年の古酒と、平成11年、平成14年の古酒のブレンドなんだとか。みんな岐阜市で古酒が作られているとは知らなかったようだ。これは香りといい色といい、もう紹興酒。甘い香りと丸い舌触りで旨いが、いかんせんおせちなどの酒肴だと合うものが少ない。しっかりとした味のものでないと全部この濃い味に持っていかれてしまう。みんな1杯呑めば十分といった感じ。残りは逆手にとって濃い味の四川料理を作った時に取っておこう。

最後はまだ封を開けていない揖斐川町「所酒造」の「房島屋・山廃純米超辛口・7号酵母」。この他にもみんなが持ち寄った酒、ワイン、ビールやウイスキーなどがあるし、これらの酒を呑み切る前に年始の挨拶で次々と1升瓶を3本(なぜか全て同じ宝酒造の「松竹梅」…)も貰ってしまったので、当分酒には困らない。毎年の事ながら正月前から暴飲暴食のクセが抜けず、体重を大幅にオーヴァーしているので、そろそろ酒量を減らさなければいけないが…。(勘定は¥10,000程)

以前の記事はこちら

酒のひろせ

岐阜県岐阜市柳津町本郷3-186

 

( 岐阜 ぎふ 柳津 やないづ 広瀬 酒の広瀬 日本酒 ワイン 焼酎 むかで ぼうじまや だるままさむね たけすずめ )

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