ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Pete Shelley (Buzzcocks) 1955-2018

2019年01月07日 | パンク・ニューウェーヴ

 

 

昨年末にバズコックス(Buzzcocks)のピート・シェリー(Pete Shelley)が亡くなった。最初は死因が不明だったが心臓発作だったようだ。1976年にハワード・ディヴォート(Haward Devoto)と一緒にセックス・ピストルズ(Sex Pistols)を観てすぐにバンドを結成し、ヴォーカルを担当していたハワードがすぐに脱退するも、ピートがヴォーカルを引き継ぎ、その飄々とした表情と声と、短くも印象的でアイデアいっぱいなメロディーでロンドン・パンクを代表するバンドのひとつとなる。でもパンクと言っても彼らの場合、曲に政治的な主張はほとんど見られずラヴ・ソングや日常の出来事が主題だった。

自分は一時期パンクをかなり熱心に聴いていた時期があったので、後追いで彼らのアルバムやシングル盤をレコードで集め、今でもレコード棚に残っている(あぁ、もうほとんど聴いていないのに大量のレコードが手放せない…)。ハワード在籍時に出したファーストEP「Spiral Scratch」は当時(80年代終わり)かなりの貴重盤で高値が付いていたが思い切って買った。何しろ最初の3枚のアルバムは文句なしに名盤だ。今から聴くなら素晴らしいメロディーが楽しめる名曲が揃った「Singles Going Steady」か「The Complete Singles Anthology」(これは3枚組なのでちょっとだれるが)がお勧め。

実際に彼らのライヴを観たのは豪シドニーの「Marquee」というクラブ。兄のアパートに数か月居候していた時、地元の音楽誌かなんかにライヴ告知が出ていて急遽兄を誘って行くことに。”ジントニック”を初めて呑んだのもそのクラブのバーだった(←なぜかこんな些細なことを覚えている…)。こじんまりとしてすぐ目の前にステージがあるようなクラブで、ステージに出てきたメンバーは当たり前だがちょっと老けていた。小柄なピートは上下スウェット姿で出てきたのでズッコケるも、ライヴが始まればそんな容姿は関係なく、あの声、あの音、あのメロディーで1時間程のライヴにはとても満足した覚えがある。あの時はオリジナル・メンバーだったのかどうか忘れてしまっていたが、後から調べるとオリジナル・メンバーで再結成した直後だったようだ。R.I.P.

 

          Pete Shelley (1955-2018) 

 

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とり安 @愛知県瀬戸市

2019年01月07日 | 愛知県(尾張)

瀬戸市内を自転車で散策中、ある肉屋の前を通ると店頭の貼紙に”天下一品‼おいなりさん”みたいなことが書いてあった。「ん?どうして肉屋で”おいなりさん”なんだろ?」と気になってしまう。気になると試さずにはいられない。元々肉屋の店頭で揚げているコロッケやなんかをおやつ代わりに食べるのは好きなのでちょっと寄ってみた。店に入るとごく普通の精肉店。とりあえずガラスショーケースの上には「おいなりさん」が4つ入ったパックが置いてある。その横には串に刺した「肉だんご」というのもあったので両方買って包んでもらった。店の外に出て「おいなりさん」はバッグに入れ持ち帰り「肉だんご」だけ先にいただく。

「肉だんご」は鶏ひき肉の団子が揚げてあり串に3つ刺してある。肉質なのか味付けなのか、やや甘く感じるものだった。当たり前だが冷めているのが惜しい。これビールの供にいいかも。帰ってから食べてみた「おいなりさん」は特に何の変哲もないもの(失礼)。酢飯がパンパンに詰まって旨いが、どうして肉屋で”おいなりさん”だったのかは正直分からなかった。でも名物になっているのかも。面白いなァ。(勘定は¥354)

 


 

↓ 開いている店が少なく、人通りの少ないアーケードのある「せと銀座通り商店街」。平日に来ると雰囲気は違うのかな。

↓ 銀座商店街の裏通りにあるスクラッチタイル壁が素敵な「旧・若松屋洋服店」(建築詳細不明)。現在は違う商売の店舗として使われている。

 

↓ 「せと銀座通り商店街」の北側の道を上がったところに建つ「米実商店」(建築詳細不明)。2階は全部雨戸が閉まってしまっているが、米屋らしいとても雰囲気のある店舗兼住宅。

 

↓ 近代建築らしい雰囲気がある「瀬戸市新世紀工芸館・展示棟」(建築詳細不明)の建物。どこかに建物の由来でも書いてあるかしらんとギャラリーとして使われている中まで入ってみたが、中は現代的な意匠になっており結局詳しい建物の情報はよく分からず。

↓ 尾張瀬戸駅の裏通りにあった立派な建物(建築詳細不明)。古い門柱や格子のはめられた2階窓、手入れされた庭木など、雰囲気の素敵な一般住宅。

 


 

肉のとり安

愛知県瀬戸市幸町69

 

( 瀬戸 せと とりやす 精肉店 肉店 肉屋 揚げ物 コロッケ 稲荷寿司 いなりずし お稲荷さん 銀座通商店街 近代建築 )

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