ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Portrait In Jazz / Bill Evans Trio

2019年01月31日 | ジャズ

Portrait In Jazz / Bill Evans Trio (1959)

まさかこれ持ってなかったの?と笑われそうなド定番アルバム、ビル・エヴァンス・トリオ(Bill Evans Trio)の「Portrait In Jazz」。ありとあらゆるテレビ番組のジングルとして使われ、ありとあらゆる飲食店のBGMとして使われていると思われるモダン・ジャズのマスターピース。エレクトリック・マイルス(Miles Davis)からジャズを聴き出したロック者の自分にとってはさほどプライオリティが高くなく、一部の有名曲はもちろん聴いているものの、アルバムとして購入したのはアナログ期を含めても初めて。マイルスの名盤「Kind Of Blue」での共演からたった8か月後に作られたのだそう。トリオの他のメンバーはScott LaFaro(b)、Paul Motian (ds)。

静かな滑り出しと共に3つの楽器が絡み合い始める。静かな展開の時には今にもマイルスのミュート・トランペットの音が聞こえそうに…(←幻聴・笑)。テンポが上がるとビル・エバンスの艶やかな音色のピアノがコロコロと転がり始め、心地いい。曲の中でコードに立ち返ることはあまりなく、3つの楽器ともいわゆる”伴奏”的ではなく複雑な演奏で、それぞれが能動的に主張しあっているような感じ。なので流し聴きじゃなく音を追っているとしっかり疲れる。 どういう指示、あるいは楽譜(あるのか?)で曲が進行していくのか分からないが、こういう演奏家の頭の中はどうなっているんだろう。皆目見当がつかない。

オークションにて購入(¥338)

  • CD (1991/7/1)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Ojc

 

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梵 (そよぎ) @名古屋市中区・大須

2019年01月31日 | 名古屋(中区)

相変わらず人出の多い大須の商店街。メインのアーケード街はまっすぐ歩くのもままならないので避け、中ほどから路地に入った所にある銭湯「仁王門湯」で体を温める。名前からしても歴史がある銭湯なんじゃないかなと思うが、中は広くて綺麗。湯加減も自分好みで熱めなので気持ちいい。場所柄なのか体に模様が入った方も何名かいらっしゃるのでちょっとピリッとする(笑)。風呂で気持のいい汗を流してから冷たい空気の中を大須観音方面へ歩いて行くと境内では盛大に炎が上がっていた。

そこからまた路地に入った所に「日本酒」と書かれた白い提灯と「やってます」の文字が見えた。天ぷらの「梵(そよぎ)」。予定していた訳ではなかったが、以前何かのメディアで見かけたことがあってその名前を覚えていたので、軽く喉を潤そうと暖簾をくぐってみた。店はまだ真新しく洒落た感じで、カウンター席とテーブル席に分かれている。まだお天道様が高いので先客なんて居ないかと思ったら1人いらっしゃった。カウンター席に案内され腰を下ろした。飲み物のリストと”本日のお品書き”を見せてもらう。もちろんビール、日本酒、ワインと揃っていたが、ゆっくりと腰を落ち着ける気も無かったので最初から栃木の「仙禽(せんきん)」をお願いした。うす張りのボウルタイプのグラスに注がれた冷たいのを口に含む(130mlだとか)。ウメー。汗をかいた後だからか…滲みるなァ。

早速いくつか揚げてもらう。まずは「アオリイカ」。用意されているのは塩のみ。胴の部分で湾曲しているがサクッと噛み切れる食感が堪らない。次は「加賀レンコン」。普通のものよりやや粘りが強いかな。レンコンの天ぷらは大好物だ。「アボカド西京漬け」は文字通り西京味噌に漬けたアボカドだろう。それを天ぷらとして揚げてある。若干風味は味わいづらいがトロっとして他と食感が違うので楽しい。上にちょこんとのせてある山葵も面白い。酒の追加は奈良の「篠峯(しのみね)」。発泡しているのかピリピリとした口当たりで面白い。これを泡代わりに最初に頼めば良かったなァ。最後のタネは「よさこいハニー」。どんなタネだか分からなかったが、パプリカとししとうの掛け合わせなのだとか。若い主人が用意しているのを見ると真っ赤でかなり大きい。切って揚げるのかと思ったら丸のまま。揚げたてのあっつあつを思い切って齧っていく。なるほどパプリカのような酸味が味わえ、辛さは全然ない。「よくそんな熱いのをすぐに食べられますねェ。」って言われたけど、たぶん口の中はやっちゃっているだろう(苦笑)。この日は様子見で定番の海老や穴子まで行きつかなかったが、次はそういう定番も入れてもう少しゆっくりしてみようっと。(勘定は¥3,300程)

 


 

↓ 「仁王門湯」。すぐそこはアーケード街で人がわんさか歩いているのが見えるが、一本路地に入ると落ち着いた雰囲気。

 

 


 

天ぷら 梵(soyogi)

 愛知県名古屋市中区大須2-25-12

 

( 名古屋 なごや 大須 おおす 大須商店街 大須観音 そよぎ てんぷら 天婦羅 天麩羅 天ぷらand日本酒 昼飲み 昼呑み )

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