ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

80 / B.B. King & Friends

2018年06月28日 | ブルーズ

80 / B.B. King & Friends (2005)

2005年に発売されたB.B.キング(B.B. King)のアルバム。タイトル通り80歳を記念して作られたアルバムで、フレンズ(ゲスト)が誰であれ右チャンネルから聞こえてくるギターは御大の演奏だそう(ま、あの独特のトーンなので聴けばすぐに分かる)。収録曲と参加したアーティストは以下の通り。収録曲はB.B.のレパートリーに加えて他の人の曲を演っていて、何といってもフレンズの面々が豪華そのもの。

01 Early In The Morning  (Van Morrison)
02 Tired Of Your Jive  (Billy Gibbons)
03 The Thrill Is Gone  (Eric Clapton)
04 Need Your Love So Bad  (Sheryl Crow)
05 Ain't Nobody Home  (Daryl Hall)
06 Hummingbird  (John Mayer)
07 All Over Again  (Mark Knopfler)
08 Drivin' Wheel  (Glenn Frey)
09 There Must Be A Better World Somewhere  (Gloria Estefan)
10 Never Make Your Move Too Soon  (Roger Daltrey)
11 Funny How Time Slips Away  (Bobby Bland)
12 Rock This House  (Elton John)

自分は若い頃からブルーズをよく聴いているものの、シカゴ・ブルーズから入っていて、マディ(Muddy Waters)やハウリン・ウルフ(Howlin' Wolf)、リトル・ウォルター(Little Walter)なんかが中心で、迫力のある汚い声(失礼)や演奏に慣れていたので、正直B.B.のような流麗な声と歌、それに滑らかな”ルシール”のトーンは苦手だった。もちろん聴いたことはあったし、コンピ盤や企画盤では持っているアルバムもあったけれど、オリジナル・アルバムは1枚も持っていないはず。

B.B.が亡くなるのは2015年で、このアルバムの後は1枚のみなので晩年と括っても間違いではないと思うが、びっくりしたのは声の艶が衰えていないこと。この時期にどういう活動をしていたのかはあまりよく知らないが、豪華なゲスト陣に負けない存在感も健在。一緒にスタジオに入ったのか、別で録音してミックスしたのかは分からないが(12のみライヴ)、ヴォーカルの掛け合いも元気いっぱいといった感じだ。フレンズの誰もがB.B.と共演出来る機会が少なくなるだろうことは承知だったろうから気合が入ったんじゃないかな。ギター・スタイルでB.B.から大きな影響を受けただろうクラプトンを始め、世代を超えた各々のB.B.に対する慈愛に満ちたリスペクトが感じられるトリビュートとなっている。

オークションにて購入(¥468)

CD (2005/9/13)

  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Geffen Records
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初雪食堂 @滋賀県近江八幡市

2018年06月28日 | 滋賀県(老舗)

近代建築の宝庫、滋賀県近江八幡市を歩いて散策。歩き疲れて午後の遅い時間に寄ったのは日牟禮八幡宮からもほど近い「初雪食堂」。創業は昭和20年(1945)だとか。中休みを取らない店は有難い。店に入ると外れた時間ということもあって先客は1人のみ。ご夫婦で切り盛りしていらっしゃる。土間に沢山並ぶテーブルのひとつに腰掛けて品書きを眺める。本当はビールでも、と中に入ったのだがちょっとお腹が減っていて、帰りの電車の乗車時間も短くないので腹ごしらえに変更。好物の「オムライス」にはカッコ書きで”牛肉”と書いてあったのでそれにしてみた。調理は女将さんが担当。テレビを見ながら待っていると紙ナプキンを巻いたスプーンが置かれ「オムライス」が運ばれた。

平皿に盛られた「オムライス」は大きく平たい薄焼き玉子のっけタイプ。なので若干ケチャップライスがはみ出ている。早速スプーンを入れていく。ライスは思ったより味付けが濃くなく、たらされたケチャップをスプーン先に付けてちょうど酸味が良くなる感じで旨い。特筆すべきは牛肉。中にこれでもかとたっぷり入っていて思わず値段を見返してしまったほど。味噌汁が付いているのも嬉しい。一緒に置かれたウスターソースをかけたりもして楽しんだ。(勘定は¥750)

駅前で自転車が借りられなかったり、暑いくらいの日差しだったのに急に嵐になったりと色々大変だったが、楽しい近江八幡の散策だった。まだ見逃した建物や入ってみたい店が沢山あるので暇を見つけて来てみたいナ。

 


 

 ↓「旧・八幡郵便局」(大正10年・1921・建造)。もちろんこれもヴォーリズ建築。1960年まで局舎として使われていたのだとか。現在1階部分は店や案内所が入っていて、裏から2階にも上がって見学出来るようになっている。

    

 

 

 

↓ かつては幼稚園舎として使われていたという「ハイド記念館」(昭和6年・1931・建造)。門構えもいかにもヴォーリズ。登録有形文化財に指定されている。

 

↓ 「ハイド記念館」に隣接する「教育会館」側からは昭和6年(1931)建造の晩年のヴォーリズ夫妻の本宅(「ヴォーリズ記念館)が見えた。

↓「滋賀県立八幡商業高等学校」(昭和13年・1938・建造)。ヴォーリズはここに英語教師として赴任した。北側の路地から歩いていくとドーンと正面に建物が見えるのがいい。こちらも登録有形文化財に指定されている。

 

 


 

 

初雪食堂

滋賀県近江八幡市仲屋町元7

 

( 滋賀 しが 近江八幡 おうみはちまん はつゆき食堂 大衆食堂 麺類食堂 老舗 W.M.ヴォーリズ William Merrell Vories ヴォーリズ学園 国登録有形文化財 )

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする