ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

リスの店 @愛知県岡崎市

2018年06月30日 | 愛知県(三河)

名鉄に乗って愛知県岡崎市へ。岡崎を訪れたのは初めてだと思う。近代建築(明治~昭和戦前辺りの建築※自己基準)を探して街中と郊外を散策。まだ暑いというほどではないが日差しが強く日焼け必至。駅から離れた場所の近代建築をいくつか愛でた後に寄ったのは大衆食堂「リスの店」(笑・なぜこの名前?)。初めての土地でこんなエグい店には入らないよなァ、と自分で自分の行動に呆れながら思い切って暖簾をくぐる。外観と同様に鄙びた店内はかなり雑多。カウンター席やテーブル席の一部も過去の遺物となっていて、使える席はテーブル席が2つと小上がり席2つ。魚の居ない空の水槽や、様々な商売とカンケーない物が沢山置かれている(苦笑)。出てきたのは大柄でスキンヘッドのあんちゃん。うっと身構えるも、とても丁寧な口調の優しい方(笑)。白札の品書きが掲げられていて、基本的にはお好み焼と焼そば、麺類、洋食というラインナップ。まだ他に行ってみたい店がいくつかあったので軽めにと、”リスの店懐かしの味”と書かれた「ねぎ玉」を選んでみた。せっかくなのでビールも。

テレビなのか「ど根性ガエル」の音声を聞きながらキリンラガーの大瓶をコップに注ぐ。調理場では静かに調理が進んでいる。どれほどの歴史がある店なのか知らないが、自分とあんちゃん以外誰も居ないこの初めての空間でビールを呑んでいる不思議。沁みる。意外に時間がかかって「お待たせしました。」と運ばれた「ねぎ玉」は、もちっとした生地のねぎ焼き。ソースを塗ってから半分に折ってある古(いにしえ)の中部地方的薄焼きタイプ。でもこちらのは薄焼きと言うには生地がちょっと厚いか。玉子は目玉でなく潰れていて、生地のせいであまりねぎを強くは感じなかった。勘定をしてもらったが思ったより瓶ビールが高かったナ…。(勘定は¥900)

 


 

 ↓ 朝日町にある「旧・額田郡公会堂」(大正2年・1913・建造)。最近まで「岡崎市郷土館」として利用されていたが現在は閉鎖。この塗装は建築当初の色を再現したのだとか。下記の「物産陳列所」と共に国の重要文化財に指定されているが、保存管理には苦労しているようだ。

 

 

 

 ↓ すぐ裏手にある「旧・額田郡物産陳列所」(大正2年・1913・建造)。上記資料館の収蔵庫として使用されていたがこちらも閉鎖中。以前は公会堂と対面した位置にあったのだとか。

 

 

 ↓「旧・額田郡公会堂倉庫」(建築詳細不明)。公会堂に隣接するこじんまりとした建物。こちらは文化財には指定されてない。

↓ 近くに建っていた洋館を備えた住宅(建築詳細不明)と、綺麗に修繕されている瓦屋根の建物(建築詳細不明)。医院か何かだった建物かな。

 

 


 

リスの店

愛知県岡崎市中町大門通9

 

( 岡崎 おかざき りすの店 大衆食堂 麺類食堂 おこのみやき お好み焼き 焼そば やきそば 丼物 洋食 ランチ 中華そば ラーメン 近代建築 洋館 )

コメント (2)
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