ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

武蔵野本店 (2) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2018年06月29日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

 

久しぶりに岐阜市神田町の「武蔵野本店」へ。創業は大正3年(1914)というから100年を超えた老舗だ。現在は3代目だとか。店に入るとこの日は見た感じ男性の1人客ばかり。奥の座敷には入ったことがないが、そちらにも何人か小さい卓の前に座っている。一番奥のテーブル席に座り、「ざるそば」を、この日の目当て「特製だるまセット」で注文する。小寒い日だったので酒を1本つけてもらった。なので「だるまセット」のご飯を半分にしてもらう。

まずは燗酒が運ばれる。でもまだ手を付けない。しばらくして「ざるそば・特製だるまセット」が届けられた。サンプルとは違ってしっかりと蓋がされており、まさに”だるま”。蓋を開けるとエビフライ、から揚げ、玉子焼き、麻婆豆腐、蒲鉾、お浸し、サラダ、とご飯が詰まった弁当が現れ、その下の段は桶になっており、中にざるそばが入っている。汁物でもOKのこのだるまの入れ物、大垣の「鶴丸」にもあるのだがその昔流行ったことでもあったのだろうか。上のおかずをつまみにしながら酒を呑む。楽しいナ。こんな弁当式だから作り置きかと思いきや、どのおかずもちゃんと出来立てなのが嬉しい。

酒が無くなったところでご飯に移行。半分とお願いしたけれど思いのほか量がある。そして最後はそばに。つゆは猪口で別添え。刻みネギと練りわさびも。ざるにしたのは酒を呑んでいる間に麺がグズグズになるのが嫌だったから。店の日めくりカレンダーに寺町の「大橋生麺合資会社」とあったからそちらの麺だろうか。茹で加減は軟らかく、つゆは甘めの濃いめ。どうというそばではないが構わない。それよりも量が多くて手繰っても手繰っても減らない(汗)。控えめにしたつもりが結局お腹一杯になってしまった(笑)。ご飯の量を普通にしていたら撃沈していたかも…。麺類に400円足すと出来るこの「だるまセット」。この入れ物欲しいんだけれどどこかに売ってないかな…。(勘定は¥1,390)

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↓ 表のショーケースに飾られた「だるまセット」のサンプル(写真下左)。蓋付きで下の段に麺類が入る。

 

 

武蔵野本店

岐阜県岐阜市神田町3-12-2

※令和4年12月31日を以って閉店されました

 

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