ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

久野屋 @岐阜県多治見市

2018年05月05日 | 岐阜県(東濃・老舗)

前の週に家族と来たばかりの多治見市笠原町。ゆっくり廻れば面白そうな場所もありそうだと見当を付けていたので、次は1人で散策してみた。駐車場に車を停めて自転車で周辺をウロウロ。昼食に向かったのは麺類食堂の「久野屋」。とても趣ある建物で表側は商店となっている様子(何を売っているかは確認しなかったが)。暖簾のかかった扉を開けて中に入ると小さいテーブル席が6つ程並んでいる。小窓があってその奥が厨房になっているようだ。中の老齢の女将さんに声を掛けるとこちら側に出てきてテレビを点けてくれた(ちょっと音が大きいが)。事前の情報は無かったのが、品書きを眺めるとカレーやオムライスなどの洋食もある。迷ったが、この東濃地方に面白い”亜種”の多い「カツ丼」を頼んでみることにした。

テレビではNHKの朝の連続テレビ小説のダイジェストがやっていたが、ちょうどこの東濃地方を舞台とした昭和の物語でぎこちないながらもこの地方の方言が出てきて面白い。しばらくして主人が「カツ丼」を運んできてくれた。こちらの「カツ丼」はカツと玉ねぎをつゆで煮て玉子でとじたオーソドックスなスタイル。この地方でこれが出てくると逆に驚く(笑)。かつは薄めで三つ葉がのせられている。それに大根の味噌汁と水菜のミニサラダ、漬物3種、水菓子(オレンジ)が付く。つゆはやや甘めだがこの東海地方の麺類食堂では標準といっていいくらいの塩梅。しっかりめに煮てあるのでかつの衣も軟らかくなっていてそれはそれで旨かった。勘定をしてもらおうと立つと女将さんがコーヒーを運んできてくださった。ありがたく頂戴して改めて勘定してもらった。次は洋食を食べてみたいナ。(勘定は¥700)

 


 

↓ 有名な酒造「三千盛」(創業安永年間・1772~1781)もこの辺り。休日は開いていないので直接買うことは出来なかった。道を挟んだところにある大きな酒蔵にも風格がある。

 

 

 


 

 

久野屋

岐阜県多治見市笠原町神戸2156-2

 

( 多治見 たじみ 笠原町 モザイクタイルミュージアム くのや 大衆食堂 麺類食堂 うどん ラーメン 洋食 みちさかり 酒造 酒蔵 )

コメント
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