四日市駅前で自転車を借りて付近を散策。かつては賑わった商店街の名残だろうか所々にアーケードが残る通りに出た。その中に雰囲気ある和菓子屋があったので寄ってみた。「岩嶋屋」(創業天保8年・1837)。現在は5代目だとか。店は大きい道路にも面した交差点にあり、壁面に大きく「うすかわ饅頭」と出ているので名物は一目瞭然。店内にその「うすかわ饅頭」が並んでいた。”酒素(さかもと)”と”黒糖”の2つのタイプがあるようだ。創業時から受け継がれている酒素なんだそうだ。箱では買って帰られないので、いつものごとく少数でも買うことが出来るか訊いてみる。もちろんOKだったので紙袋に入れてもらう。
家に帰ってからいただいてみた。口に近づけるとほんのり酒の香りがして、生地の上部からほとんど餡が見えているくらいの薄皮。ざらめと氷砂糖が加えてあるという小豆のつぶ餡はたっぷりで、あまりつぶを感じないくらい滑らか。旨かった。店では見落としていた好物の最中があるそうだから次に機会があったらまた寄ってみようか。(勘定は¥145/個)
↓ 近くの通りには看板建築の商店の名残がいくつか散見出来た(どれも建築詳細不明)◇。何屋だったんだろう。この辺りには探せばもっとこういう建物が残っていそうだ。
三重県四日市市新々町3-7
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