ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Roots Of The Doors / Various Artists

2018年05月03日 | ブルーズ

The Roots Of The Doors / Various Artists (2009)

タイトル通り、ドアーズ(The Doors)がカヴァーしたり、インスパイアされたオリジナル曲を集めたCD。ドアーズといえばやはりシカゴ・ブルーズを連想してしまうが、その他にもジャズやオールドタイムのロックンロールに影響されていて、自分の知る限り彼らが演(や)ったうち、かなりの曲が網羅されている便利な1枚。もとより好きなアーティストのルーツを探るのが大好きなのでこういう類の編集盤は数多く所有しているが、このレーベルのシリーズを購入するのは意外にも初めて。他にも色々なアーティストのルーツ音楽を収録した盤を発売しているようだ(このシリーズ、内容はいいのにアートワークがいまいち…)。収録曲は以下の通り。


01. Slim Harpo - I'M A King Bee
02. Little Junior Parker And His Blue Flames - Mystery Train
03. Muddy Waters - Don'T Go No Farther
04. Little Willie John - Fever
05. The Viscounts - Harlem Nocturne
06. Billie Holiday - Summertime
07. Bertolt Brecht - Alabama Song
08. Joe Williams' Washboard Blues Singers - Baby Please Don'T Go
09. Leadbelly - House Of The Risin' Sun
10. Robert Johnson - Cross Road Blue
11. John Lee Hooker - Crawling King Snake
12. Arthur 'Big Boy' Crudup - Rock Me Mama
13. Muddy Waters - Got My Mojo Working
14. Elvis Presley - Heartbreak Hotel
15. Muddy Waters - Close To You
16. Bo Diddley - Who Do You Love?
17. Chuck Berry - Carol
18. Robert Johnson - Me And The Devil Blues
19. Josh White - St. Jame Infirmary
20. The Shelton Brothers - Aura Lee
21. Sara Martin - Strange Lovin' Blues

ドアーズの面々はストーンズ(The Rolling Stones)らのブリティッシュ・インヴェイジョンの連中らよりは少しだけ若い世代に当たると思っていたが、調べてみたらジム・モリソン(Jim Morrison)はミック(Mick Jagger)と同い年だし、レイ・マンザレク(Ray Manzarek)に至っては3つも上。なので影響を受けているアーティストの面々が大して変わらないのも納得。でも米西海岸出身のドアーズだから、英国の連中が台頭してその音楽的影響を一般に披露してからはまだしも、それ以前はいくら自国の音楽とはいえ(特にブルーズは)ほとんど忘れ去られた状態だったはず。やはりどこにだって一部には好事家が居たということだろうか。もちろんそういう一世を風靡した英国のバンドに影響されてもいるのだろう(実際ゼムの「Gloria」とかもカヴァーしているしね)。どうしてジムがブルーズと違う07のような曲に関心を持ったのか分からないが、完全に自分達の物にしてしまった名カヴァーだった。

オークションにて購入(¥482)

  • CD (2015/5/19)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Imports
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橋本屋 @愛知県一宮市

2018年05月03日 | 愛知県(尾張)

久しぶりに愛知県一宮市の萩原商店街へ。ここは美濃路の宿場町「萩原宿」があった土地。規模は大きくないが、今も昔の面影を色濃く残す商店街が健在。その西の端にあたる「正瑞寺」の門前にあるみたらし団子や焼きそば、たこ焼きを売る店「橋本屋」へ。本当は趣ある店内でいただきたく中に入ったのだが、生憎もう店じまいを始めている様子だったので「大判焼」だけ買って帰ることに。すでに焼き上がったものを紙袋に包んでくれたのだが、しっかり熱々なのがうれしい。

「大判焼」(今川焼)はどこも大差ない型を使って焼いているので違いと言えば、生地の加減とあんこの味、量(時々えらくバランスの悪いものに当たることもある)。焼いたばかりだったのだろうこちらはしっかりめにカリッと焼き上げられていて、あんこはたっぷり。甘さはどぎつくないので皮と一緒に頬張ると、口いっぱいにあんこの甘さが広がって旨い。次は是非店の中で焼そばかなんかをいただきたいな。(勘定は¥90/個)

この後の記事はこちら (2)(3

 


 

↓ 「旧・村瀬銀行萩原支店」(大正8年・1919・建造)。外壁はとても綺麗に改修されている。和風の土蔵造りだが2階の上げ下げ窓が洋風。中は三方に回廊付きの吹き抜けになっているのだとか。今はどうなっているのかな。

 

↓ 「橋本屋」の並びにある印章屋「ハンヤ」(建築詳細不明)。木戸から店内から古色蒼然とした佇まい。以前に隣にあった肉屋が駅の方へ移転したので少し寂しくなった。

 


 

 

橋本屋

愛知県一宮市萩原町萩原17

 

( 一宮 いちのみや 萩原 はぎわら 萩原商店街 はしもとや たこやき 焼そば やきそば 大判焼き かき氷 みたらしだんご 近代建築 萩原宿 銀行建築 )

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