岐阜駅周辺が活気を取り戻す原動力となった玉宮町界隈。平日を中心になかなかの賑わいで人通りも多い。グループ系の居酒屋が多いので、あまりこの辺りで呑むことは多くないが、この日はたまたまこの通りを歩いていて見かけない店があったので、物は試しといきなり入ってみた（実はまだ新規開店してすぐの日だったようだ）。店の名前は「天ぷらスタンド・KITSUNE」。スタンドとあったので立ち食いかと思いきやちゃんと椅子がある。真新しい店内にはすでに数組の先客が。まだピカピカの調理場を囲むカウンター席に腰を下ろしメニューを眺めた。
喉が渇いていたのでまずはビール。瓶ビールを注文すると嬉しや「赤星（サッポロラガー）」の中瓶。グイっとやって天ぷらの注文。「名物とり天」「きす」「レンコン」を。新規開店したばかりの店で”名物”っていうのもなんだが、最近のこういう店は一から十までしっかりとプロデュースされているのでこんなものだろう。店には小道具が全てが揃っていてそつがないが、さすがにまだ色々と手探り状態のよう。目の前に見える調理人の手つきもまだおぼつかないし、タネの揚がり具合を見るというよりは揚げ時間を見ているような感じ。でもこれは仕方がない。これからどんどん良くなっていくのだろう。揚がった「とり天」は様々な大きさの胸肉。衣の食感が変わっていて、どれもフリッターのような感じ（後から調べてみると米油100％なのだとか）。つゆか、塩（柚子、山椒、昆布の３種）でいただく。つゆの調子はあまりよくなかったので、主に山椒塩でいただいた。オープンキッチンだけにまだアラも見えてしまうが、もう少し経ったらまた覗いてみよう。（勘定は￥1,200程）
天ぷらスタンド KITSUNE （キツネ）
岐阜県岐阜市住田町1-15-4
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