ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

極 @岐阜県岐阜市

2017年10月12日 | 岐阜県(岐阜)

珍しく嫁さんと昼食をとる時間があったので、どこに行こうかと思案。前から行ってみたかったけれど日曜休みなのでなかなか機会が無かった岐阜駅の西、長住町にある「極(きわみ)」へ。店に着く前に電話で駐車場を尋ねたが「無い」とのことなので近くのコインパーキングへ(後から知ったがどこかに契約駐車場があるようです)。店はテナントの半地下にあり、「羽前そば道場」とある。「羽前(うぜん)」とは廃藩置県前の呼び方で、現在の山形県辺りだそうだ。店に入るとなかなかの盛況。おでん鍋が置いてあり、山形名物「玉こんにゃく」が温めてある。テーブル席に座って、嫁さんが運転してくれるというので、ちょっとだけお酒を。

樽平」を”ひや”で頼んだが出されたのは冷蔵酒。ま、いいや、暑かったし。涼しげなガラスの徳利と猪口。「樽平」を呑むのは銀座の直営の店以来かな(※調べたらこの春に閉店してしまったようです…)。お酒を頼んだ客にサービスで太切りの蕎麦が振る舞われた。これは嬉しい。氷の上に平たく切られた蕎麦が盛られていて、これを山葵醤油でいただく(”そば刺し”と言うらしい)。日本酒にもぴったりで旨い。気が利くなァ。ついでに「玉こん」を1本づつ注文。つゆで煮込まれしっかりと弾力のあるこんにゃくに辛子を付けていただく。このまま呑み続けたい心境だが、呑まない嫁が居るからそうもいかない(笑)。

嫁は「鴨せいろ」、自分は「板そば」を注文。運ばれた蕎麦は山形産の蕎麦粉を使った二八だそうで平打ち。自分の蕎麦は浅い木箱に盛られていて、大盛ではないのに結構な量がある。つゆはやや濃いめ。徳利にたっぷり入っていてケチ臭くないのがイイ。手繰った平打ちの蕎麦は喉越し良く、この辺りの蕎麦には無い珍しい口当たりも楽しめる。嫁の方の量もしっかりあったようで、こちらにお鉢が回ってきた。鴨はしっかりと胡椒が効いているのが意外。鴨の風味が移った温かいつけ汁も塩梅良く、こちらも旨い。サラッとした蕎麦湯をもらい、つゆもしっかりと楽しんだ。「極み」なんて大風呂敷を広げた店名だったので逆に訝っていたが、2人とも満足の昼食。ここ、酒呑み目当てで来て、蕎麦で締めてみたいナ。(勘定は¥2,800程)

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↓ 美園町の御鮨街道沿いに建つ薬局「井の口屋」(建築詳細不明)。手が入っているが、2階の窓の意匠などに”らしさ”が出ている。

 


 

羽前そば道場 極 (きわみ)

岐阜県岐阜市長住町5-4-3-2

 

( 岐阜 ぎふ 長住町 きわみ 極み 蕎麦 そば ソバ 山形蕎麦 山形そば 山形名物 樽平酒造 たるへい 玉コンニャク 近代建築 )

コメント
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