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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

タニ @名古屋市昭和区・桜山 (※閉店)

2017年09月29日 | 名古屋(昭和区・瑞穂区)

桜山の「名古屋市博物館」を見て廻った後に自転車で近所をブラブラ。この辺りに来たことが無い訳ではないが、知らない街の散策は自転車が一番。そんな時にふと目に付いたお好み焼・焼そばの店「タニ」。古いテナントに入っていて、通りがかった時に店の中の様子が見えた。店内に客は見えなかったものの、ご夫婦と思しき2人でせっせと焼いている。その値段を見てビックリ。「110円」とか信じられない値段が付けてある。いつの時代? いったん通り過ぎたものの、引き返して店先の窓からおばちゃんにお好みやきの「ニク玉」をお願いして小銭を渡す。焼き上がっていたものの中から紙袋に入れて渡してくれた。その間おばちゃん一言も発せず(苦笑)。

袋の上からでも熱々さが伝わってくる。日陰で自転車を停め、行儀が悪いがその場で包みを開けた。この地方でその昔デフォルトだった2つ折りの一銭洋食タイプ。銀紙、さらに薄紙に包まれているところも自分が幼少の頃にスーパーの中にあった店で買っていたタイプのお好み焼と寸分変わらない。薄皮が半分に折られた中には蒸されたキャベツにソースがたっぷり塗られてもちろんふにゃふにゃ。肉片はあまり感じられなかったが玉子はしっかり入っていて、干しエビらしきアクセントも。あぁ、旨い。コレコレ、自分が小さい頃食べていた味は。もちっとした薄皮にキャベツだと広島焼を想像してしまうかもしれないが、もちろんそうではなく、あくまで東海地方風(実際に愛知、岐阜、三重がこのタイプだったかどうかは知りません)。最近のこの地方には関西や広島のお好み焼の進出が著しいが、こういうの、何とか残ってくれないかな。(勘定は¥110)

 


 

↓ 御器所(ごきそ)にある銭湯「八幡湯」(大正8年・1919・建造)。改修されていて表からは古さが分からないが、まだ薪で沸かしているんだそうだ。

 

 


 

お好みやき タニ

愛知県名古屋市昭和区菊園町2-30-1

 

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コメント (2)
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