犬山駅の東側にある食堂「桃屋」(見づらい写真で申し訳ない)。はす向かいには老舗洋食屋「キリン亭」がある。こちらがいつ頃の創業かは分からないが、犬山城下には城下町らしく無くなってしまった店も含めてたくさん田楽を出す店があって、こちらも看板に「でんがく・お食事」と出ているので気になってはいた。ある晩に少し離れた場所にある駐車場に車を停め、中に入ってみた。田楽を出す店ではあるが古い感じではなく、喫茶店みたいな内外装。中はちょっと雑然としている。それでもメニューの先頭はやはり「なめしでんがく定食」。もちろんそれを注文。ひょっとするとその昔、街道や城下を訪問した客の休憩処だった古い店だったりして。
テレビを見ながら大声で反応しているやかましい常連客にうんざりしていると(笑)「なめしでんがく定食」が運ばれた。豆腐田楽は小ぶりなものが7本。それに菜めし、味噌汁、それに漬物、フルーツ(バナナ、オレンジ)という布陣。田楽は残念ながら熱々という訳にはいかないが(たぶん豆腐が冷蔵庫に入れてあり芯がまだ熱くないのだろう)、味噌は旨い。菜めしは緑が鮮やかでご飯に艶もある。味噌汁は具材が多く豚汁のような感じ。ま、こういう素材の料理だと食事としてそんなに劇的によそと違うことはないかな。食後にコーヒーのサービスがあったが遠慮して店を出た。こちら、メニューの中にオムライスなどのいわゆる洋食に加えて、ムニエルやステーキなどがラインナップしているのが面白いし、カツ丼はなぜか犬山城下で散見される(開進亭、こうらく)希少な”目玉のせタイプ”のよう。今度はそれで。(勘定は¥1,080)
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↓ 「名鉄犬山ホテル」付近の木曽川河畔からライトアップされた夜の犬山城を望む(まだ落雷で片方のしゃちほこが落ちていない頃)。
桃屋
愛知県犬山市松本町1-86
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