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ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

NEU! (ノイ!) @岐阜県多治見市

2019年03月02日 | 岐阜県(東濃)

岐阜県多治見市の土岐川沿いにあるカフェ「NEU!(ノイ!)」へ。自家製酵母を使ったパンとスパイス・カレーを扱っているカフェ。「NEU」とはドイツ語で「New」という意味。なぜ知っていたかというと”Krautrock”と呼ばれる70年代のドイツの実験的なロック・ジャンルの中に同名のバンドが居るからだ。スパイス・カレーとクラウトロックは結びつかないが、感嘆符まで付いているから引用がかなり怪しい。営業開始時間に店の前まで歩いて行くと既に数名の待ちがある。店が開く頃になるとその数も増えていった。人気があるんだなァ。建物は古い喫茶店か何かを改造してあるようで、日本家屋の1階部分が店舗になっている。手作り感溢れる無国籍エスニックな店内。1人だったので窓際の小さなカウンター席に案内された。正面に広小路商店街の道が向こうまで真っ直ぐ見渡せる席(写真下)。交差点のど真ん中に座っている感じで面白い。

卓上のメニューを見るのだが、カレー自体は黒板に書いてある4種類のカレーから選ぶようになっていた。1種類だと「一人っ子カレー」、2種類だと「カレー兄弟」。自分は「カレー兄弟」を選択。4つのうちから慌てて2つ「茄子とオクラのサンドル(南インドカレー)」と「春菊とえのきのダル(豆)カレー」を選んだ。こういうのっていつも注文した後に「やっぱりあっちが良かったかなァ…」と後悔する性質(たち)。注文を終えた頃にはすでに満席になり、待ちの客にも「時間がかかりますけれど…。」と断っていた。みんなよく知っているんだなァ。BGMはスリッツ(The Slits)のようなフリーキーな女性ヴォーカルのバンドの音楽。うん、「NEU!」から命名された事に間違いあるまい。

しばらくして運ばれた「カレー兄弟」は真ん中にターメリックライスがあり、両脇に各カレーが。それにサニーレタス、揚げたさつまいも、カレーの味付けのキャベツが添えてある。綺麗な盛り付けのプレートを崩し、まずはそれぞれを味わってみた。「茄子とオクラ~」はスッキリとした口当たりと爽やかなスパイス感。辛さはさほどでもなく香りがいい。「春菊とえのき~」の方は全く辛くなく、豆の甘さがしっかりと感じられる。春菊とえのきという素材のせいで”鍋の締めでカレー作った”的な感じがする(←スイマセン・笑)。途中で2つのカレーを混ぜたりしてプレートの上をカオスな状態にして楽しんだ。爽やかな食後感なのでどれだけでも食べられる感じだ。並ぶ事がなければ他の種類のカレーも食べてみたいナ。

余談だが自分の後に隣に座った若い男性客は「辛くないのはどれですか?」と訊いていた。店の人も「辛くないのは無いですが…、」と困惑顔(苦笑)。そんな人がこんなスパイスカレーの店を目指してわざわざ来るのがスゴイ。(勘定は¥1,200)

 

 


 

↓ 店のすぐ横にある「Reverie et(旧・多治見輸出陶磁器完成協同組合)」(大正末期~昭和初期・建造)を再訪。演劇場、裁判所、税務署などに使われた建物なのだそう。初めて扉を開けて入ってみた。ここに入っているレストランの物だろうが、入口の装飾やペンキ塗りの手作りの造作を含めて、もう少し建物のレトロさをそのまま生かした方がカッコイイのに…。

 

 

 

↓ 同じ建物の裏手に回ると階段スペースだろう丸窓がある。建物周りはかなり荒れた部分も。

 

 


 

BREAD & CURRY CAFE NEU!

岐阜県多治見市昭和町19-1

 

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縁 @岐阜県多治見市

2019年02月26日 | 岐阜県(東濃)

多治見市内を散策するたびに気になっていた御幸町の五目ごはん専門店「味ごはんの縁」。45年もの歴史があるのだとか。食べたいのだが持ち帰りの店なので(バイクでも)荷物になるのもなァといつも迷いつつ通り過ぎていた。この日は電車で来ていて、すでに他の店で昼食を頂いた後だったが、これだけ気になっているんだからと立寄ってみた。小窓から中へ声を掛ける。窓際には赤飯のパックも置いてあった。主人が中の容器から「味ごはん」のパックを取り出しビニール袋に入れてくれた。散策の時にいつも持ち歩いている革バッグにちょうど収まる大きさで良かった。バッグに「味ごはん」を忍ばせ電車に乗って家まで持ち帰る。

持ち帰った「味ごはん」に手を付けたのは次の日の朝。中には鶏肉、人参、牛蒡、椎茸、蒟蒻が入っている。さっそく茶碗によそっていただく。味付けはやや濃いめ、甘めの田舎風。こういう味ごはんは人参の切り方も”ささがき”にしていることが多い気がする。温めなかったので冷めたままだが、しっかりと味が滲みて旨い。量は茶碗(正確には飯碗)に軽く2杯分といったところか。熱いお茶と一緒に美味しくいただいた。そういえば最近家で味ご飯作っていない気がするナ。作ろっと。(勘定は¥300)

 


 

↓ 近くの末広町の路地突き当りの街灯にある「呑スケ止レ」のサイン。もちろん止まった(笑)。コレ公共設置だったら面白い(そんな訳ないか)。

 

 


 

味ごはんの縁 (えん)

岐阜県多治見市御幸町2-12

 

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アンディ @岐阜県土岐市

2019年01月20日 | 岐阜県(東濃)

土岐市の下石(おろし)地区を自転車で散策。古い近代建築を探すもあまり収穫はなく、午後遅い時間になって小腹が空いたので中休みの無い喫茶レストランへ。市街地からかなり離れた幹線道路沿いにある「アンディ」。まずは建物側面に描かれた「にっ」という台詞の付いた奇妙なイラストに度肝を抜かれる(笑)。車が沢山停まっていて、同敷地内のコンビニの客だろうと思って中に入ると…物凄い混雑。店内は広そうだが、店員の姿も見えないしどこに座ればいいのか分からないカオスな状態。僅かに空いているテーブルにはまだ先客の皿が残ったまま。おばちゃんが出てきたので1人と告げると「片付けますのでこちらへ」とテーブル席へ案内された。客層は老若男女、家族、カップル、労働者、若者と様々。すごい人気だなァ。メニューを拡げて迷った挙句、「洋風カツ丼定食」なるものに決定。こちらから店の人を呼ばないと順番なんて無さそうなので「お願いします。」と手を挙げた。赤い揃いのTシャツを着た店員の感じからいくと家族経営なのかな。

客が入ってくるたびにクイズ番組の早押しボタンのような音がこだまする。隣の席に運ばれたパスタの盛りが凄いのでびっくり…(そうか、”こういう店”だったか。あの女性あれ全部食べちゃうのか…?)。そして運ばれた「洋風カツ丼定食」。デカい丼ぶりにデカいカツ、ご飯たっぷり(やっちまった…)。しかもそれに味噌汁、別の器にマカロニサラダ、野菜サラダとオレンジも入っていた。カツ丼は千切りキャベツ敷きで濃いデミグラスソースがかかっている。そしててっぺんには目玉焼き。残念ながらこの目玉は火が入り過ぎて周りは焦げ気味。肝心の黄身もやや硬め。とろりと流れ出る位だと良かったかな。デミソースとあいまったカツは旨い。しかしヴォリュームが…。出されたものは残さない主義だし、箸を休めると”終わり”そうだったのでガツガツと頬張っていく。ご飯がちょっと軟らかい。これが良ければもっと旨かったろう。何とか完食して店を出た。もう夕飯は要らない。(勘定は¥850)

この後の記事はこちら (2

 

 


 

↓ 路地の奥にあった「旧・井箟医院」(建築詳細不明)。どのくらい古い建物かは分からないが狭い道路からのアプローチは両側から(現在は塞がれている)で雰囲気のある建物。

 

 

↓ すぐ近くにある現役の「井箟医院」の建物(建築詳細不明)。大して古くはないだろうが、この建物のデザインはなかなか秀逸。

 

 


 

ANDY(アンディ)

岐阜県土岐市下石町2101

 

( 土岐 とき アンディ レストハウス 喫茶 喫茶レスト レストラン ファミリーレストラン ランチ 洋食 近代建築 醫院 )

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モリタ @岐阜県多治見市 (※閉店)

2018年12月03日 | 岐阜県(東濃)

アーケードのある多治見市の銀座商店街。平日はどうか知らないが、休日に訪れるとほとんどの店のシャッターが降りて閑散としていて、人っ子ひとり歩いていない感じ。以前はアーケードにラジオ放送が流れていたが、それも止めてしまったのか静まり返っている。そんなアーケード街にある赤いテントの喫茶店「モリタ」へ。店の前に定食のメニューがあるのだが、それを見る度に気になっていた。ドアを開けると黒いレースカーテン、シャンデリア、オレンジ色のシェードランプ、ブランデーボトルの中の水中花(造花)、など、これぞ昭和の喫茶店という佇まい。少し暗めの照明が落ち着く。年配のご夫婦でやっていらっしゃるようだ。早速定食メニュー筆頭で”当店お勧めの一品です・ぜひどうぞ!”と書かれた「ホタテとサケのバター(マーガリン)焼き定食」〔ママ〕を注文。

外看板では直してあるのだが、店内メニューではバターが横線で消してある(笑)。最初はバターと書いていたが、「母さん、これ本当はマーガリンやで直さなあかんわ」(←想像)となったのだろうか。正直者(笑)。そもそもなぜ喫茶店の食事筆頭メニューがこれなのかという所から引っ掛かって…試さずにはいられない。テレビを見ながら待っていると定食が登場。ご飯は茶碗で、味噌汁とサラダも添えられている。予想に反してしっかりと和風な皿に盛られたホタテ2つとサケは、しっかりめに塩胡椒で下味が付けられバター(マーガリン)で焼かれている。レタスを皿にして福神漬がのせられているのも何だか可笑しい。なぜこの品が筆頭でお勧めメニューなのかは分からなかったが、なんだかほっこりとしつつ、濃い味噌汁を挟みながらいただいた。(勘定は¥750)

 

 

 


 

↓ 静かな「銀座商店街」の風景(写真下左)。「モリタ」の駐車場横で気になる店看板(写真下右)。その名も「さんふらんしす子」(笑)。何屋さんだ?(←※バーだそうです)。モリタの手書き看板群と同じ臭いがするのは考え過ぎだろうか…。

 

↓ 古ビルを貫く飲み屋街「銀座センター」の佇まいは以前と変わらず枯れたまま。

 

↓ 可児市の林酒造の酒「富輿(とみこし)」の看板を掲げた裏通り側の「大澤酒店」(建築詳細不明)

 


 

 

喫茶・軽食 モリタ

岐阜県多治見市新町2-37-3

※閉店されました(令和6年5月現在)

 

( 多治見 たじみ もりた 喫茶店 純喫茶 コーヒー 珈琲 スパゲッティー 定食 ランチ 多治見銀座商店街 アーケード街 閉店 廃業 )

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郁兵衛 (2) @岐阜県土岐市

2018年11月28日 | 岐阜県(東濃)

ある日バイクで土岐方面を走っていて、ふと閃き、手打ちうどんの「郁兵衛」にハンドルを切った。まだ早い時間だったので先客は居ないかもと思ったのだが、店に着くともう車が何台も停まっている。道から外れた路地にある店(というか家)なのにみんなよく知っているものだ。靴を脱いで店に上がると女性のグループ客やカップル、家族連れなど様々な客が。奥の厨房(というか台所)には鉢巻を巻いた主人の姿が見える。入り口近くにはちゃんと麺打ち場も造ってあるようだ。空いていたひとつの卓に座り、品書きから「じねんじょころうどん」を気さくな接客の給仕女性(奥様?)にお願いした。

しばらくして盆にのって「じねんじょころうどん」が登場。薬味は青海苔と細かく刻んだネギ。つゆは最初から麺にかかっているようだが、別に徳利にも注がれている。薄茶色の自然薯のとろろが一面にかかっており、箸休めの昆布の佃煮、こちらの特長でもある生山葵(この日は1本ではなかったが)が富士山型のおろし器と共に添えてある。早速うどんを手繰る。中細麺でしっかりと角があるプリッとした口当たりの麺。麺量はやや少なめか。とろろと共にズルズルといくと口の中にとろろの土臭い香りが広がって、後から濃いめのつゆの味が追っかけてくる。とろろを纏っているからか以前感じたような感動は無かったが、旨い麺であることに変わりはない。しっかりと山葵を擦って、多めになすりつけ、次、また次と手繰っていく。最後はつゆを足してかき混ぜながらスルリと飲み干した。好き好きだが自然薯の付いた「ころうどんセット」と値段は変わらないので、そっちの方が色々な楽しみ方が出来るかな。次は「釜上げうどんセット」で。(勘定は¥850)

以前の記事はこちら

 

手打うどん 郁兵衛 (いくべえー)

岐阜県土岐市下石町378

 

( 岐阜 ぎふ 土岐 土岐市 とき おろしちょう おろし いくべえ いくべー 手打うどん 手打ちうどん 手打饂飩 自然薯 じねんじょ 生山葵 生わさび イクオ陶苑 )

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満月 (2) @岐阜県瑞浪市 (※閉店)

2018年05月22日 | 岐阜県(東濃)

東濃地方に点在するカツ丼の”亜種”を探しに行った前回訪問時に、気になるメニューを発見していた岐阜県瑞浪市の「満月」に早くも再訪。気になるメニューとはあの「ミヤビヤ」。カウンターの上に掛けられた小さな木札の品書きに「ミヤベヤ・ポーク炒め・満月焼き」の文字があった。「ミヤビヤ(一部での呼称は”ミヤベヤ”)」とは名古屋の「勝利亭」、武豊町の「享楽亭」、岐阜市の「あじろ亭」、三重県津市の「中津軒」など、100年を超す歴史を持つ限られた東海地方の洋食屋に残るメニュー。なぜか他には広まっておらず、新しい店で採用されることもほとんどない不思議なメニューだ。店は遠いがそれを見つけたからには食べてみなくては気が収まらない(笑)。

バイクで到着し店に入るとこの日は大勢の客で賑わっていて残念ながらカウンター席には座れず、小上りの席に。こちらはいわゆるメニューは置いてなく、壁に貼り出した品書きとラミネートされたランチメニューがあるのみ。お茶を運んできてくれた女将さんに「ミヤベヤ下さい。」と言うと「とんチャップ?」と訊き返される。カウンター上に”ミヤベヤ”とあったが…と尋ねると壁に貼り出した品書きの「とんチャップ」というのがそのミヤベヤに当たるようだ…。若干頭の中が「?」となりつつもそれを単品でお願いする。女将さんは厨房の主人には「ミヤベヤ」と注文を通していた…。

しばらくして「ミヤベヤ(とんチャップ)」が運ばれる。浅い平皿を使う他の老舗と違ってやや深めの楕円の皿に盛られた「ミヤベヤ」は、厚めのロース肉を切って玉ねぎと炒めて玉子が落としてある。ケチャップ的な味付けで玉子はほぼ生卵なので、ポークチャップの生卵落としといった感じ。オーブンで調理した形跡はないのでフライパンで炒めただけだろうか。肉は軟らかく旨いが、イメージしていた「ミヤベヤ」とは違ってもっとシンプルにした感じ。どうしてこうなって「ミヤベヤ」とひっそり名付けていたのか興味深い。名前からいくと岐阜市の「あじろ亭」と同じなのだが…(他は”ミヤビヤ”と呼ぶ)。ただこの日の厨房はかなり忙しそうで尋ねることは出来なかった。

定食にはしなかったのでもちろんこれではお腹は満たされない。(なかなかこちらまで来られないので)最初から2品頼もうと思っていたもう1品は「ボルガライス」。これまた福井県武生市(現・越前市)の洋食屋などに見られたオムライス+トンカツ+デミソースという特殊なメニュー(発祥諸説あり)。それが何故ここに…。運ばれた「ボルガライス」は大きな平皿に盛られていて、平たい形のオムライスの上にカツがのせられ、サラッとしたタイプのデミグラスソースがかけられ、さらにクリームがたらされている。オムライスは玉子でクルッと包まれてはおらず、のせられている感じ。中はポークケチャップライスで、カツはしっかりめに揚げられていた。デミソースはマイルドな味付け。この組み合わせだもの旨いに決まっているが、中がケチャップ味なのでデミソースとはちょっとちぐはぐな感じもする。ライスはケチャップ味じゃない方がまとまりが良くなるかも。別皿で添えられた和風ドレッシングのかかったサラダも平らげお腹いっぱいに(←当たり前だ)。主人の出自など、話は聞けなかったがなかなか面白い店だ。(勘定は¥2,000)

以前の記事はこちら

 


 

 ↓ 引き続き土岐市駄知町を自転車で散策。屋根だけ見ると和風な建物だが前面にタイルが貼られている下見板張りの珍しい住宅(建築詳細不明)。現在は新聞販売店のようだが、なぜか縦長の2階窓はベニヤ板でずっと塞がれている。

 

↓ 腰壁が豆タイル(モザイクタイル)で造られている建物(建築詳細不明)。一番下だけライトブルーっていう配色が素敵。

 

↓ 自転車で走っていたらたまたま見つけた「駄知旧車館」。ちょうど月に1度程度しかない開館日だった幸運。同町に本社を置く「中根モータース」が日本の旧車を完全フルレストアして展示している。全て走れる状態だとか。すでに貴重になりつつある80年代の車もレストア展示している。昔の日本車って個性的で本当にカッコイイ。

 

 

↓ 親父が乗っていたクジラ・クラウン(ハードトップ 2000 SL) 発見。懐かしい。独特の匂いにやられて何度車酔いして吐いたことか(笑)。知らなかったが当時としてはデザインが奇抜過ぎてクラウン史上最大の失敗作と言われているのだとか。

 


 

四季美食丼 満月

岐阜県瑞浪市和合町1-94

 

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満月 @岐阜県瑞浪市 (※閉店)

2018年04月29日 | 岐阜県(東濃)

まだまだ先の長そうな”東濃カツ丼亜種行脚”。今回伺ったのは岐阜県瑞浪市の「満月」。瑞浪とはいっても土岐市に近く、土岐市役所前の道をまっすぐ瑞浪方面に行ったところに店があった。駐車場に車を停め店先に向かうと魚の絵が飾ってあったり「刺身定食」なんて書いてあったので、和食屋がカツ丼を出しているような店かなと思いきや、中に入ると壁に貼られた品書きは洋食屋のラインナップ中心。”ボルガライス”(オムライス+とんかつ+デミグラスソース)なんていう福井県の洋食屋限定の名物の名前もあり興味津々。カウンター席の他に小上がり席が6つ程あり、店の普請からは意外だったが年配の主人と奥様の2人でやっていらっしゃる様子。カウンター席に座り「かつ丼満月」を注文した。こちらの品書きには必ず品名に”満月”と名が付くのかな。

しばらくして「かつ丼満月」が運ばれる。冷奴の小鉢と赤だし、それに漬物が付いている。こちらの「かつ丼」はカツの上から目玉タイプの煮玉子がのせられているタイプ。白身には軟らかめに火が通って黄身が生に近い絶妙の加減。縦横にカットされたカツは厚めだが硬くなく、たれは醤油ともソースとも言えるような、まさにあの”野内”タイプ。そういえば店もそう遠くない(といっても車で30分かかるが)。たれは少し甘めで「野内」のようなニンニク風味が無いのでこちらの方がやや優しい味加減。うん、これも旨いなァ。途中で黄身を潰し、カツとご飯にまぶして掻き込んで一気に食べ終えた。

カウンターの上に紙で貼られた品書きとは別に小さい木札の品書きが掛かっており、そこに何と「ポークチャップ満月イタメ・ミヤベヤ」(!)の文字があるのを発見。「ミヤベヤ」なんていう名前が載せてあるということは、こちらの主人ひょっとしてどこかの古い洋食店で働いた経歴でもあるのかしら。そうすると「ボルガライス」というのも…、興味が尽きない。また来なくちゃ。(勘定は¥880)

この後の記事はこちら

 


 

↓ 土岐市駄知町を自転車で散策。塀のあるこちらの建物(建築詳細不明)には飾りのある丸窓があったが、昔は客を呼ぶ座敷があるような店だったのかな。

 

↓ 辻に建つこの建物(建築詳細不明)、2階のガラス窓を見るとかなり大きな広間じゃないかと想像させる。こちらもその昔は人が集まる座敷があったのかもしれない。

 

↓ 以前にも観察した下見板張りの「藤本内科医院」(建築詳細不明)。現役の建物なのかどうかは知らないが、状態は変わっていないようでひと安心。

 

↓ 創業明治29年(1909)の「千古乃岩酒造株式会社(尾張屋商店)」(建築詳細不明)。裏手に廻ると漆喰壁、黒板の建物やタイル壁の立派な工場建物が。

 

 


 

四季美食丼 満月

岐阜県瑞浪市和合町1-94

 

( 瑞浪 みずなみ 土岐 とき まんげつ カツ丼 野内 のうち カツ丼亜種 ミヤビヤ ミヤベヤ 東濃地方 洋食 オムライス ハンバーグ ちごのいわ 近代建築 妓楼建築 閉店 廃業 )

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アルティジャーノ @岐阜県多治見市

2018年04月28日 | 岐阜県(東濃)

陶器の町、多治見市の「オリベストリート」近辺を散策。久しぶりに碗を買ったり、喰い盛りの豚児用の丼を買ったりして歩く。パンを買って帰ろうと寄ったのはテナントビル「たじみ創造館」の向かいにある「アルティジャーノ」。以前から店内の賑わいは知っていたが入るのは初めて。後から調べてみたら「フジパン」の小売会社「フジパンストアー(株)」がやっている店なのだとか。この会社の創業は昭和41年(1966)とのこと。現在この「アルティジャーノ」の店舗は他にも岐阜と金沢にある。”石窯パン工房”と名付けられていてちゃんとここで焼いているようだ。

立派な建物に入ると奥にイートイン・スペースもあるようで大勢の客で賑わっていた。シンプルなもの、惣菜パン、甘いパン、ひと通り揃っている。トレイを取って嫁と豚児が適当にパンを選んでのせていく。自分が選んだのは「パンツェロッティ・トマテ」という惣菜パン。イタリアの揚げパンの一種だそう。帰ってから食べた「パンツェロッティ・トマテ」の中にはトマトソース、チーズ、ベーコンなどが入っていて酸味はさほど強くなく、言うまでもなくピッツァ的な味わい。美味しくいただいた。(勘定は失念)

 


 

↓ 店のすぐ近くにある一般住宅(建築詳細不明)。逆光で見えづらいが塀の中の立派な日本家屋に洋風の建物が隣接している。

↓ 「市之倉さかづき美術館」の売店で酒杯を数種類購入。美術品より実用品(笑)。酒杯が変わるとまた呑みたくなる。

 


 

アルティジャーノ オリベストリート店

岐阜県多治見市本町5-34-1

 

 ( 多治見 たじみ ARTIGIANO フジパン パン屋 ベーカリー 喫茶 喫茶店 陶都創造館 織部焼 近代建築 日本酒 酒杯 三千盛酒造 )

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冨士アイス (2) 岐阜県多治見市

2018年04月24日 | 岐阜県(東濃)

多治見でおやつに寄ったのは駅の東にある「冨士アイス」。豚児と一緒に車を降りて店の前まで歩いていくと、入れ代わり立ち代わり持ち帰り客が店先に車を停めていく。相変わらず人気あるなァ。今年は早く暖かくなったので一気に桜が咲いてしまい、もうこの日が最後かという日で(訪問4月初旬)少し汗ばむほどの陽気となったので、自分と嫁はソフトクリームを。息子も最初はソフトクリームのつもりだったが「じまんやき」を食べたいと言い出し、4種ある中身の中から「チョコ」を選んで購入した。

車に持ち帰った自分のソフトクリームはバニラ。嫁は巨峰のミックス。ミックスで巨峰味って珍しいような。バニラは特に特徴があるものではないが、冷たい舌触り嬉しい。ミックスも味見させてもらったが、思ったよりも強い風味。舌触りもバニラよりもジェラートっぽい硬さがあるもので旨かった。名物「じまんやき」のチョコってどんなんかなと後ろを振り向くと、すでに奴の腹の中。全く味見させてもらえなかった。ハイ、次は自分で買います。(勘定は¥170/バニラ、¥220/ミックス、¥80/じまんやき)

以前の記事はこちら

 


 

↓ 「カトリック多治見教会(神言修道会多治見修道院)」(昭和5年・1930・建造)。広い敷地にはこの教会の建物の他に、ぶどう畑やログハウスの研修センターなど様々な施設があり、まるで外国の地に居るよう。そんななか大きな桜の木の下ではブラジル人らしき方達が楽しそうにお花見(?)をしていた。

 

 

 


 

冨士アイス

岐阜県多治見市本町2-53

 

( 多治見 たじみ アイスクリーム ソフトクリーム じまんやき 大判焼き 今川焼き じまん焼き 富士アイス 富士アイス本店 近代建築 カトリック多治見教会 )

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味乃家 @岐阜県土岐市

2018年04月23日 | 岐阜県(東濃)

まだまだ続く東濃地方の”カツ丼亜種”行脚。今回訪れたのは土岐市の「味乃家」。幹線道路には面していないが、店の前まで来ると数台停められる駐車場はいっぱい(隣の土地はOKなのかな?)。店内はテーブル席が4つ、小上り席が3つだがしっかりと先客で埋まっていた。もちろん地元の人ばかりの様子。テーブル席に相席で座らせてもらった。品書きには中華そばを含む麺類が揃っていて、目当てのカツ丼の札には”玉子カツ丼も作ります”と書かれている。これはもちろん「普通のカツ煮玉子とじタイプのカツ丼も出来ますよ」という意味だろう。そう、こちら土岐市は”てりかつ丼”の地。「ちちや」や「旭家食堂」が有名だが、まだ他にもいくつか気になるカツ丼が点在するようなのだ。もちろん「カツ丼」を注文して待つ。

しばらくして運ばれた「カツ丼」には上にのったカツに半分くらい”てりたれ”がかかっている。早速たれを舐めてみると…上記2軒とは違いケチャップ感は少なめで、洋食を出す古い食堂にあるデミソースといった感じの味わい。たれの量は多くないが強めのとろみがあり、味は濃い。記憶が頼りないが雰囲気は多治見の「みかわ家」に似ているかな。カツの厚さは薄めで、細かいパン粉をまぶしてしっかりめに揚げてある。サクサクとした口当たりが旨い。カツとご飯の間には千切りキャベツが挟んである。同じ土岐市内でも違うんだなァ、面白い。添えられていたしっかりとガラで取られただろう鶏のスープとたくあんを挟みながら一気にいただいた。(勘定は¥730)

この後の記事はこちら (2

 


 

↓ 久しぶりに土岐市駄知町近辺を散策。今回は自転車があったので以前より細かく観察出来た。まずは「駄知小売商業協同組合(旧・駄知信用組合)」(昭和7年・1932・建造)。駄知町の町中って赤い円柱郵便ポストがすごく沢山残っていて素敵。

 

 

↓ その隣には素敵な門柱があり、駄知信用組合の沿革などを記した石碑(昭和26年・1951・建造)が大事に奉られている。読むのは諦めた(笑)。

 

↓ 町内を流れるの岸辺に隠れた近代建築が(建築詳細不明)。平屋根、壁、窓上の装飾に何とも言えない風格が宿る。建物の表に廻ってみたが他の建物の裏に当たり観ることは叶わず。せめて川を降りて近くでと思ったが降りられる場所が見当たらなかった…。

 

 


 

お食事処 味乃家

岐阜県土岐市土岐口北町1-35

 

( 土岐 とき あじのや 味の家 かつ丼 てりかつ丼 てりカツ丼 亜種 天ぷら中華 中華そば ラーメン 食堂 麺類食堂 大衆食堂 近代建築 )

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