マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ボーン・レガシー

2012-10-12 10:31:15 | 映画ー劇場鑑賞

ーボーン・レガシーーTHE BOURNE LEGACY

2012年 アメリカ

トニー・ギルロイ監督 ジェレミー・レナー(アーロン・クロス)エドワード・ノートン(リック・バイヤー)レイチェル・ワイズ(マルタ・シェアリング博士)ジョーン・アレン(パメラ・ランディ)アルバート・フィニー(アルバート・ハーシュ博士)デヴィッド・ストラザーン(ノア・ヴォーゼン)スコット・グレン(エズラ・クレイマー)

 

【解説】

暗殺者ジェイソン・ボーンと彼をめぐる陰謀を、壮大なスケールで描いた『ボーン』シリーズの裏で進行していたストーリーを描くアクション大作。前3作と同じ世界と時系列を舞台に、ジェイソン・ボーンとは別の暗殺者アーロン・クロスが繰り広げる戦いを活写する。『ハート・ロッカー』のジェレミー・レナーが暗殺者アーロンにふんし、体を張った見せ場を次々と披露。また、『インクレディブル・ハルク』のエドワード・ノートン、『ナイロビの蜂』のレイチェル・ワイズなどの実力派が共演してドラマを盛り上げる。

 

【あらすじ】

最強の暗殺者を生み出すCIAの極秘プログラム、トレッドストーン計画とブラックブライアー計画。その最高傑作として生み出されたジェイソン・ボーンが、失った記憶を追い求めながら、自身の人生を大きく狂わせた同計画を白日のもとにさらそうと、CIAとの戦いに挑んでいた。その裏で、ボーンと匹敵する能力を秘めた暗殺者アーロン・クロス(ジェレミー・レナー)を巻き込むようにして、さらなる戦いと陰謀が動き出していく。そして、CIA上層部ですら認知していない2つの計画を上回るプログラムの存在があり……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

135分の長尺ですが、終わったときに、「へえ、これで終わり?」と思いました。

続きを作ろうとしていませんか?

続きが見たい気になりましたよ。

面白かったです。

 

もともと、「ボーンシリーズ」大好きです。

とくに、このスピンオフは、ボーンが真相を求めて逃げ回っている頃のお話。

ボーンシリーズのシーンも挿入され、知っている人はかなりわくわくします。

おなじみの、ジョーン・アレン(パメラ・ランディ)アルバート・フィニー(アルバート・ハーシュ博士)デヴィッド・ストラザーン(ノア・ヴォーゼン)が出てきて、「トレッドストーン計画」には、並行して他のプロジェクトがあったことを知らされます。

 

最初のシーンは、「ボーン・アルティメイタム」のラストシーンと同じ、水中からのアングルで、「これは!!」と思わされました。

でも、これはジェイソン・ボーン(マット・デイモン)ではなく、訓練中のアーロン・クロス(ジェレミー・レナー)。

 

☆ネタバレ

アーロンは、肉体と精神をウィルスから検出された特殊な2種類の薬を用いて遺伝子操作されたCIAの暗殺者。

薬が切れると生命の危機もある。

ところが突然、何者からか攻撃を受け、その謎を解くためにアメリカに帰ってくる。

 

「トレッドストーン計画」が、ジェイソン・ボーンの逃亡によって白日のもとにさらされることとなり、その機密漏洩を恐れたCIAが事実の隠蔽のために、秘密を知る人物や施設を暗殺したり、破壊したりし始めたのだ。

 

アーロンに投与している薬を研究している研究所も、秘密を知る科学者は襲われた。

九死に一生を得て一人生き残った科学者マルタ(レイチェル・ワイズ)は、国外へ脱出しようと自宅で準備しているところをCIAの工作員に襲われ、アーロンに救われる。

そして、二人はウィルスのあるマニラへと旅立つ。

 

計画を隠蔽しようとするチームのトップはリック・バイヤー(エドワート・ノートン)。

秘密基地の奥深くにいて、あらゆる技術や情報を駆使し、国家権力を用いてアーロンとマルタを亡き者にせんがため追いかけてくきます。

怖いですよ。

 

クライマックスは、遺伝子操作で人の心も失ってしまった冷徹な殺し屋との対決。

この攻防戦は見応えがありました。

 

ジェレミー・レナーとレイチェル・ワイズはお似合いでした。

これからの展開も期待できると思いました。

続編が楽しみです。

 

鍵泥棒のメソッド

2012-10-04 21:55:31 | 映画ー劇場鑑賞

ー鍵泥棒のメソッドー

2012年 日本 

監督・脚本=内田けんじ キャスト=堺雅人(桜井武史)香川照之(コンドウ/山崎信一郎)広末涼子(水嶋香苗)荒川良々(工藤純一)森口瑤子(井上綾子)

 

【解説】

『アフタースクール』の内田けんじが監督を担当した、さまざまな要素が詰め込まれた予測不能の娯楽作。ひょんなことから人生が逆転してしまった2人の男性を巻き込んだ物語の成り行きを、笑いとサスペンスを交えて描き切る。情けない主人公を演じるのは『ジェネラル・ルージュの凱旋』の堺雅人。そして『劔岳点の記』などの香川照之が、記憶をなくす前と後でまったくの別人に変身する男を怪演する。彼らが真剣勝負で挑む人生を懸けた戦いに胸が躍る。

 

【あらすじ】

35歳にして定職もなく、売れない役者稼業にもほとほと嫌気がさした桜井(堺雅人)は自殺にまで失敗してしまう。その後、出掛けた銭湯で見るからに勝ち組男のコンドウ(香川照之)が彼の目の前でひっくり返り、頭を強打したせいで記憶を失ってしまった。桜井は衝動的に彼の荷物をくすねてコンドウに成り済ましたのだが、実はコンドウの職業は殺し屋で……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

これは、面白い!!

内田けんじ監督の「アフタースクール」も面白かったけど、これはさらにパワーアップしていますね。

 

殺し屋のコンドウ(香川照之)は、まんまと殺しを成功させたあと、踏切の渋滞に巻き込まれ、ふと目に入った銭湯に入ることにした。

 

売れない役者の桜井(堺雅人)は、自分のアパートで首を吊ろうとして失敗、やはり、銭湯にやってきた。

 

桜井が体を洗っているそのそばで、コンドウが石けんに滑って転んで、気を失っていた。

桜井の目の前にコンドウのロッカーの鍵が転がっていた。

とっさに、自分の鍵と取り替えてしまった。

 

コンドウの服を着て財布を盗み、コンドウの車に乗って逃げ出した桜井。

財布の中にはぎっしりと札束が詰まっていた。

借金を返しに回った桜井。

別れた恋人にもお金を返しに行くと、彼女は結婚するというので引っ越しの真っ最中。

「そうそう」と言って、捨てるゴミ袋の中から出してきた、昔の写真。

車の中で大泣きする桜井。

 

コンドウは、病院で目を覚ました。

でも、自分の名前すら思い出せない。

「桜井?」

税金の督促状を見て、自分は桜井なのかと思う。

お金がほとんどない。

 

桜井は病院を訪れ、コンドウが記憶喪失になっていることを知る。

コンドウのマンションに入り込み、その豪華さに驚いていると、工藤(荒川良々)から電話で呼び出された。

 

☆ネタバレ

この二人に、何が何でも12月には結婚したくて、婚活をしている雑誌の編集長香苗(広末涼子)が絡んで、ドタバタコメディのような面白さです。

三人三様の事情が、手際よく語られて、見ている方は物語にどんどんのめり込んで行きます。

そして、パズルがぴたりと納まるように、みごとなラストを迎えます。

 

よくできた脚本と、ぴたりとハマったキャスト。

いままで、広末涼子ってうまいのかなあ?と思っていた私。

今回は、ばっちりでした。

 

面白かったですよ。

お勧めしてくださったアボガドさん、ありがとうございました。

 


ジャックとジル

2012-10-04 21:49:43 | 映画ーDVD

ージャックとジルーJACK AND JILL

2011年 アメリカ

デニス・デューガン監督 アダム・サンドラー(ジャック/ジルケイティ・ホームズ(エリン)アル・パチーノ(アル・パチーノ)エウヘニオ・デルベス デヴィッド・スペード ニック・スウォードソン ティム・メドウス アレン・コヴァート

 ノーム・マクドナルド ジェフ・ピアソン ヴァレリー・マハフェイ ダナ・カーヴィ シャキール・オニール マイケル・アーヴィン ビル・ロマノウスキー ジョン・マッケンロー ビリー・ブランクス ジョニー・デップ ローハン・チャンド

 

【解説】

『ベッドタイム・ストーリー』などのアダム・サンドラーが、双子の兄妹を一人二役で演じた笑いと感動のドラマ。トラブルメーカーの妹と休暇を過ごす兄家族の、数々のぶっ飛びエピソードを披露する。『ダーク・フェアリー』のケイティ・ホームズが寛容な妻を演じ、アル・パチーノやジョニー・デップら大物スターも当人役で登場。不思議な魅力を持つ妹と、成功を手にした兄をきっちりと演じ分けたアダムの成り切りぶりに脱帽。

 

【あらすじ】

広告マンのジャック(アダム・サンドラー)は、妻(ケイティ・ホームズ)と2人の子どもたちと一緒にロサンゼルスで優雅に暮らしている。彼にはニューヨークで暮らす双子の妹ジル(アダム・サンドラー)がいて、毎年感謝祭の休日を一緒に過ごすことになっていた。だが、彼はいつもこの邪気のない妹の破天荒な言動に振り回されており……(シネマトゥデイ)

 

【感想】

この作品、2011年度のゴールデン・ラズベリー賞に最多12個、全10部門でノミネートされ、アダム・サンドラーは主演男優賞、主演女優賞のW受賞を含む全10部門で受賞し、最多受賞記録を更新した作品。

ゴールデン・ラズベリー賞とは、輝かしい実績があるにも関わらず、どうしようもない役柄を演じてしまった俳優や、前評判と実際の出来のギャップが著しい大作などが受賞する賞で、ジョークの性格が強い賞です。

 

この「ジャックとジル」も、たわいのないコメディで、アダム・サンドラーが男子と女子の双子を演じています。

 

ロサンジェルスに住む広告界社重役のジャック(アダム・サンドラー)は、妻ケイティ・ホームズ)と二人の子供たちと幸せに暮らしていた。

彼の悩みは、感謝祭にやってくるニューヨーク在住の双子の妹ジルのこと。

ジルは、ずっと独身で母と暮らし、最近母を亡くして落ち込んでいた。

 

早朝に「空港に着いたから迎えにきて」と呼び出されたジャック。

ここから、大騒動の始まりでした。

 

トラブルメーカーのジルに彼氏ができたらもう少し落ち着くんじゃないかと、ネットの交際サイトに登録したり、涙ぐましい努力をしますが、簡単にはいきません。

それが、どういうわけか、アル・パチーノに気に入られたジル。

アルとは、新しいCM契約が欲しいジャックは、なんとか二人を結ばせようとするが…。

 

「お熱いのがお好き」がベースになっているコメディだそうですが、いろんなネタが仕込んであります。

シャキール・オニール(プロバスケットボール選手)、ドリュー・キャリー(コメディアン)、ジョン・マッケンロー(テニスプレーヤー)、ヒリー・ブランクス(ビリーズブートキャンプ)、ジョニー・デップ(映画俳優)が、本人役で出演しています。

 

ジョニーは、アルと絡んで出てくるのですが、すごく自然体でびっくりしました。

 

今年の全米オープンテニスで、アダム・サンドラーとケビン・ジェームスのペアと、マッケンロー、クーリエペアがエキジビション・マッチを行っているのを見て、すごく面白かったのですが、こういう関係だったのですね。

 

アルは、自虐ネタでここまでやるかというほどの大活躍です。

ラストのダンスも見所ですよ。

 

ラジー賞初の全部門制覇の映画なので、押さえておいた方がいいと思います。

なかなか面白いですよ。