マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ホーチミン市とアンコールワットの旅ーその7ー

2012-10-19 09:06:36 | 旅行

午後の見学 タ・プロムとバンテアイ・クデイ

昼食ー写真はないのです。というのも中華料理だったからです。

ここで、チャイニーズというのも、なんかねえ。

 

午後は、タ・プロムへ。

ここは、アンジェリーナ・ジョリー主演の「トゥームレーダー」(2001年)が撮影されたところとして有名だそうです。

実際に、アンジェリーナは2002年にカンボジア人の男の子を養子として引き取って育てています。

 

ここも12世紀末にジャヤーヴァルマン7世によって建てられた仏教寺院でしたが、後にヒンドゥー教寺院に改修されています。

城壁の内側は、ガジュマルの浸食が激しく、今にも崩れてしまいそうです。

しかし、この状態からガジュマルを取ってしまうと、なにもかも崩れてしまうのは目に見えています。

どのように保存していくか、ユネスコでも議論されているところだそうです。

 

ここは、ジャヤーヴァルマン7世の母の姿に似せた般若波羅密仏を安置されていたところです。

そのお部屋には、ありとあらゆる宝石がちりばめられてあり、天井から射す陽光に映えてきらきらと輝いていたそうです。

 

穴のあいているところにしっくいで宝石が埋め込まれていたということです。

ここに安置されていた仏様はプノンペンの博物館にあるそうです。

 

塀を飲み込んでいるガジュマル。ジャッキで支えている石の柱とガジュマルの太い根っこ。 

裏側に回るとひっそりとして、廃墟の風情を感じました。

強者どもが夢のあと…。

苔むしたブロックが痛々しいと言うか、ロマンを感じると言うか、とても複雑な気持ちになりました。

 

次にバンテアイ・クデイを訪ねました。

上智大学の発掘が進み、いろんな成果を上げている遺跡だそうです。

 

ここは舞台です。

アプサラの舞などが演じられたのでしょう。

 

廃墟そのものですよね。

廃墟と巨木、いい取り合わせです。

 

ホーチミンとシェムリアップ、ある意味、とても対照的な二つの町でした。

ホーチミンは、都会で、若い人の熱気が溢れ、これからまだまだ発展して行くエネルギーを感じました。

シェムリアップは古い遺跡の町で、戦争の爪痕もここそこに残り、人々の顔にも疲れが残っているように思えました。

でも、カンボジアも立ち上がらなければなりません。

まずは、各国の支援を受けて、観光にも力を入れてというところでしょう。

 

アンコールワット遺跡は、人類の残した業績としても素晴らしい遺跡です。

修復することも、このままの形で残すことにも意義があると思いました。

人間の持つ、あらゆる面が残されているともいえると思いました。

栄光も、愚かさも、そしてはかなさも。

 

駆け足ですごく忙しい旅行でしたが、とてもいろんなことを感じました。

また、訪れたい場所となりました。